お手伝いさんの、新しい雇用主を探すためのインタビューが

ぼちぼち入るようになった。


インタビューをした日には、電話がジャンジャン鳴る。


「え~、あなたが今使っているヘルパーどう?

一緒にいてハッピーになれる?

子供の世話は上手?

お金の事に関してはクリーン?

お料理は、洗濯は?」


「雇い主が望む事をしてくれるのが、あなたの仕事だと言ってあるよ~。

実際、私もハッピーよ。」


「私の子供はもう大きいし、英語でのコミニュケーションも問題ない。

子供の世話はどうかと聞かれても、あなたの子供は4歳と1歳。

子供2人でどっちも小さい。うちとは状況が違うし、何とも言えない。

私は一日中仕事に出ていて、直接世話しているところを見てないから

正直、わからないわ~。」


「雇い主との間では、ローンや、前借は認めていたよ。

みんなお金が要るときなんてあるんだから。認めないと外でお金を借りてきたり、

家のモノを盗んだりするようになるだろうから、そういう状況を作らないためにも

お金の要る理由がはっきりわかっていて、私も同意できる状況であれば、

借金は認めていたよ。ただし、私に借金するという事でのみだけど。。。」


ここで、完全に意見が分かれる。

「は~?ローン認めてたぁ?しょっちゅう、そんな風にしてらんないわよ。」

「しょっちゅうじゃないよ、年に3回くらいよ。」

「1回とかじゃないなら、しょっちゅうじゃないのよ~!!!」

価値観の違い。


「お料理はだめ。私が作ってた。野菜を切ったりして準備してもらう事はあったけど。。。

洗濯は、わたしより上手い!さすがプロって感じよ~。

ところで、子供がそんなに小さいのに、料理も洗濯も掃除もって思ってる?

そんなの、私がお手伝いさんだったら出来ないけどぉ。

どのくらいの範囲でやってもらおうと思ってるの?」


なんて話で、下手すると1時間ぐらい話す羽目になる。


人間扱いしてちょうだいね~っていうのを英語でやり取りするのってシンドイ。

だって、一日1000円くらいなんだよ。


電話掛けてくるのは、

韓国人だったり、台湾人だったり。お互い第2外国語で話す。

理解してくれているのか、理解するのが難しい。


子供の面倒を見てもらいたいのか、家事を中心にして欲しいのか

どっちかをメインにして頼む方がいいと思うけど。


どっちもぉ~なんて話をされると、


「私がもしあんたんとこのヘルパーだったら、出来ないけど。」って言ってしまう。


インタビュー、面接したのは自分でしょう?自分の判断はどうだったの?

逢ってみた印象ってないの?って逆に質問したくなる。


「お金を取ってしまうお手伝いさんにしてしまうのも、雇い主次第だし、

良く働くお手伝いさんにするのも雇い主次第。」


これが、なかなか伝わらない。

私の英語では表せないのよ~。


いい雇い主にめぐり合って欲しいと思うと、ついつい推薦する会話よりも

雇う方もちゃんとしてよっていう話になってしまう。


無事に見つかるといいんだけど。。。なんか邪魔してる私。。。


あ~、続けて雇えたらいいのにぃ~。本当はそれが一番だしぃ~。


「働かざるもの、雇うべからず。。。」


我が家の方針は揺るがない。無職で無収入の人は意見さえ許されない。

金持ちになるぞ~。