日曜日。 | とあるインテリア・家具デザイナーのブログ

日曜日。

今日は午前中20キロのジョギング。

時間がある時は距離を長めに。

発汗するためにもウェアを着込んで走る。

木曜日にいつもの友人とこれまた別の友人のお店「da.b」で食事して、

ワインを3本空けベロベロに酔ったので、今週は運動は多めに。

飲めない私がこれだけ飲んでしまったので...

その席でも話題となる中国はなにをしたいのか?、どこに向かっているのか?という問題。

私は年の半分を中国で仕事しており、言葉も話せ、共産党関係企業の人間とも

食事をしているので、彼らからは中国通に見えるんだろう。

中国バブルは崩壊するいう記事を良く見かけるが、それは間違いないだろう。

しかしハードランディングではなくソフトランディングでの経済衰退となる。

まず社会主義という国家構造、このため富の均等な配分がなされていない。

インフラを重視した開発に頼ったため、地方政府が疲弊しつつある。それはもちろん

その過程でとんでもない額の汚職が状態的に行われたこともある。

教育、医療等に関して社会的弱者は守られない。

以前不満を持っていた陳情者は北京まで行って板が、現在はその場で暴動を起こす

ようになった。これは国民が政府を信用していないからである。

1人っ子政策のため高齢化が進み、経済の生産性のバランスが崩れている。

現在は国民の社会不満をプロパガンダ政策でごまかしているが、国民は馬鹿じゃない。

いくらネット規制しようとも、携帯電話で微信や微博を使えば真実は分かる。

そして経済減退の中でも富の分配の不公平はさらに悪化し、暴動が起こるだろう。

習近平は周永康と一派の汚職を不公平撲滅の見せしめにするのだろうが、

国民はすでにこれが派閥争いだと気づいている。

私が思うに、中国は「メンツ」によって衰退する。

彼らはメンツという言葉は良く使う。それは「他人の前で立場を良く見せる」という

ことである。しかし国家がそれを使用すれば、それは自分達に都合の良い

大きな嘘と虚言にすり替えられる。社会主義国家においては、それが矛盾の発端となり、

その奴隷となる国民が強烈な不満を持つのは当然だし、根本的な生活を脅かされる

ようになれば、立ち上がって暴動となるのは確実だ。

以前共産党は「汚職や腐敗を無くさなければ共産党は滅びる」と表明したが、

この言葉に本心が表れている。結局のところ「为人民服务」は建前で、

彼らが執着するのは「共産党の維持」であり、すなわち「既得権の維持」なのである。

政治は国民の幸福のためにあるばきだが、彼らは「共産党を滅ぼしてはならない」と

言ってしまっているわけだ。こんな国は中国において他ない。

ただ、もし中国が暴動なりでなんらかの民主化に近づく変化があった場合、

それが日本を理解するきっかけとなるだろう、まだまだ先だろうが...

ま、中国の話はこのくらいで。

午後はソファのデザイン。

3月末の広州の展示会用の新商品と各クライアントへの提案商品。

これは最近の新商品。

これからの商品なので、画像は多少加工してます。



これはクラシック風、あまりクラシックすぎないように一工夫が。



これは木板を座部に挟んでます。



これは座クッション、肘部の下がすべて収納となってます。

また肘の片方を木テーブルとし、物を置けるようにしてます。











この辺は見せても良い物。

すでに日本を始め、欧米や東南アジアのクライアントに出荷してます。

そんなわけで、色々とやっております。