中国にいる日本人。 | とあるインテリア・家具デザイナーのブログ

中国にいる日本人。

日本の不況と共に中国で詐欺師化する日本人が多い。

ほとんどは各種業種の投資とか法人設立コンサルとかそんな感じ。

海外にいることと、人脈が物を言う中国ではそれを

信用してしまう確立も自然と高くなる。

そして特徴は高齢者の詐欺師が多いこと。

日本人が特に多い上海でも色々な事件を聞く。

中国という国、そして中国人は日本のテレビで見るように先進国の人間から見れば

さまざまな民度としての問題を抱えているように思える。

そしてそれは事実。しかし真面目にビジネスをしている中国人は日本人以上に

真面目で海外の文化も理解している人間も多く出て来ている。

逆に中国で生活する日本人の中国人化が進んでいるように思える。

日本人の気質というのは真面目だが、心が弱く朱に染まる傾向にある。

今、大企業のリストラが問題になっているが、企業が法律すれすれの行為で

リストラを進めることに対して残念な感情を抱く一方、

年収相応の結果を出せず、思考が停止している中間管理職以上の人間が

切られていくのは当然だとも感じる。日本の大企業はこの膿みを出し切らない限り

再生は無いだろう。世界市場での競争に耐えられない商品を今でも製造している

状況はこういった社員が「現状維持以上の仕事ができないほどの思考停止」に

陥っているからに他ならない。

中国ではすべてを疑って物を見ないといけないが、先に結果の見える市場でもある。

少なくとも私がいる家具の業界では。

リスクヘッジをしっかりと考慮し、相手に与える物と要求する物をしっかり主張すれば、

自分という個人の能力に市場(企業や個人)から需要がある限り、それはビジネスとなる。

また交渉においても、欲しい物と注入する各種資源と期間を決めないと

こちらが消耗してしまう。中国ではいまだに食事をしてお酒を飲んで、

色んな人脈を紹介しあって、グダグダになって結局何もしないことが多い。

魑魅魍魎だがダイナミックで面白い市場でもあります。

まあ、色々と...