見積もり。 | とあるインテリア・家具デザイナーのブログ

見積もり。

以前紹介した重慶の物件が決まりそう。

高級スーパーなのでシンプルでアパレル店のようなイメージに仕上げた。

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見積もりを3社に取ってみると金額がかなり異なる。

A社は5600000元、
B社は5400000元、
C社は4700000元、

C社は日本円で1000万安い。

その3社の過去の実績と経営状況の裏取りも含め現在精査中。

中国では安いからといって、すぐそこに仕事を出すわけにはいかない。

去年あたりから、部分的に景気の減退が始まっており、

受注を受けてから平気でお金を持って逃げる社長は多い。

契約はこのスーパーの会社とも行う。この会社は全国規模の大企業なので、

仮に逃げれば確実に追われて捕まるだろうが、我々の信用も損ないかねないので。

この辺はうちの管理部の仕事なんで私はタッチしないが。

海外で外国人が自分の専門分野以外で口を挟むべきでもないですしね。

ただ中国の内装工事は田舎で3日前まで、畑を耕していた出稼ぎの人が

来たりする。もちろん彼らはプロではない。

そして現場に寝泊まりして作業を行い、作業着も無い。

例えばサイン部分なんかは塩ビとアクリルを使用するのが一般的だが、

日本では文字部分をレーザーカットし、超音波接着や熟練した職人の手で

綺麗に接着されるが、こっちは糸ノコで文字を切ってなおかつ小口部分を

バーナーで焼かないため、小口が汚くバリだらけ、なんで透明アクリルを

使うとクオリティの低さが丸わかりになってしまう。

また床に石を敷く際のならしもいい加減で水平がでてないし、

石膏ボードの継ぎ目のパテ埋めも意味ないくらいがさつ。

中国の内装工事はとにかく心配...

以前上海で開店寿司屋を設計したときも私は夜中に足しげく現場に足を運んで

確認したが、それでも問題は起こってしまった。

そこに関しては職人ではなく、中国人管理者に問題があったのだが。

なんにせよ、早く契約を締結し実績をつくれることを願うばかりです。