前駐中国大使。 | とあるインテリア・家具デザイナーのブログ

前駐中国大使。

この方が20日の昼食会で尖閣問題で色々と持論を述べたようだが、

この方は中国人のマインドを全く理解していないように思える。

中国に駐在していた時も中国語もきちんと学習しなかっただろうし、

中国人と1対1で厳しい交渉もしたことないのだろう。

それに持論を通す前に、自説の根拠を提示し、検証から論破するべきであろう。

中国に来てビジネスを行い、こういった事を多数経験すれば、

今回の中国の言動にも一定の中国人特有の言動が見て取れる。

それか何か弱みを握られてるのか、負い目があるのかと勘ぐってしまう。

美人局にはまっちゃったのかな?

中国なんで言えない色々な可能性が考えられる。

中国でビジネスをしている知人も防衛大学出身だったため、

半年ずっと尾行、盗聴されてたケースもあるくらいなんで。

彼は「主権問題を認めよ」ということだが、そんなものはない。

この方は売国奴なのかな?

北京のトップ連中も内心は本当は自国の領土なんて思っていない。

それは過去に残された資料から明らかである。

ただ中国という国の三国志に代表される争いの歴史や、

日本に対する歴史のコンプレックス、軍部の領土拡張志向などなど、

これらのさまざまな要素がからみあってこういった言動をしているにすぎない。

基本的にはね。

まず日本が公式に「主権争いを認める」となれば、完全に向こうの思惑にはまり、

それが軍による制圧、上陸の理由となってしまう。

そしてすぐに南沙諸島と同じ状況に陥るであろう。

まず彼らが本当に自国の領土だと思っているのであれば、とっくに軍を投入し

制圧を試みるであろう。しかし現状はそうしない、

そしてプレッシャーを与える作戦のみに従事しているのはなぜか?

それは自国の領土でないことを彼らも理解しているからである。

中国人の思考を知れば現状の「常時巡回により上陸させない、侵犯させない」

ことを継続するのがベストの選択である。

本当は自衛隊を投入し、建設物を建造したいくらいだが、そうしないのは

中国のマフィア的論理に譲歩しているだけである。

とにかくこの方が大使を降ろされて良かった。

ハワイも中国の領土だと言い出していることも知っているのかな?

先が読めない、状況判断と想定能力が欠落している、交渉能力がない方を

外交の最前線にすえると、ややこしくなってしまう良い例である。

その言葉の裏にある目論見、意図を正確に読み取って常に相手の先を行く

交渉をしないと、後手に回るだけである。

そいうった意味では、この方はこの部分が著しく欠落してるように思う。

1つ確かなことがある。

私は今中国で仕事をしている。

そしてかけがえのない、大切な中国人の友人もたくさんいる。

この国の良い部分もたくさんあり、それも知っている。

しかし私は日本人である。

日本人として日本の国益は断固死守しなければならないと思う人間の1人である。