物事の本質。

物事の本質は自分自身に肉体的、精神的に負荷をかけることによって

初めて理解することができるものだと感じる。

身近なところを例に上げると、人間は美味しい物を食べて

空腹を満たしたいと考える。しかし、焼肉だったり寿司だったり、

好きな物ばかり食べていると当然摂取カロリーは高くなり肥満となる。

そこで肉体的にジョギング、ウォーキングをしたりしてカロリーを消費し、

玄米や野菜中心の生活をすることで健康を維持する。

要するに「自制」することである。

最近とある人と食事をする機会があった。

1000万以上の車に乗って、都内の高級マンションに住んでるとのこと。

食事中は自分の自慢ばかりで、彼から得る有意義な物事は何もなかった。

頭が良く、人よりお金をかせぎ、そして物質的俗物を享受し謳歌するだけ。

45の時にコレステロール値が高くなり入院したことがあるとのことだったが、

それも当然の帰結か。

私は彼よりも10歳以上年下だが、こういう人も現代では多いのだと感じる。

一方、以前知り合いになって念に数回だがお会いしている、

自家農園で野菜を栽培し、マクロビオティックを実践している方との会話では

いつも勉強させられる。常にミニマムなスタンスで自己を捉え、

諸外国の歴史、哲学思想を常に学習する彼女の姿はみていて経緯を敬意を表するばかり。

帰結する着地点がそもそも異なるのであろう。

結局のところ「物質主義＝消費、浪費」である。

そしてそれはまたあくなき俗物的欲望でもある。

インターネットの世界へと変貌を遂げた現代では、

本当と嘘を自らが見抜かなければならない。

不必要なものがあまりに多すぎる時代。

事象を深く洞察すると、思惑は見えてくる。

私も日々勉強です...