考える。 | とあるインテリア・家具デザイナーのブログ

考える。

正確な知識を得ることは非常に大事である。

例えば...

サプリメントというのは実際のところ、摂取しないよりする方がマシ、

といった程度の物である。

しかし誇大広告に騙され、サプリメントを摂取することで

健康になった気になっている人が多いのも事実。

栄養は食物から摂取しないといけないという知識が無いゆえにこういった

行動に出る。また偏食の人はこういった物に頼りがち。

深夜にテレビ放送されているダイエット商品なんていうものこれの類い。

外に出て10キロでも走ればそんな機械を購入せずとも健康になれるのだが...

我慢、努力無くして正当な結果はえられないということか...

そして知識、見識無き主張もこれと同様。

原発、消費税増税の議論にしても、お互いの議論そのものが

論点が合っていないからこうなる。

実際議員さんにしても、知識や事実を事前に調べて、

そこから議論を展開している人まほとんどいない。

これは本当に怖いこと...

増税なんて誰も望んでない、しかし反対派が消費税以外の経費削減で

国の借金を減らせる正当な根拠を示せる人がいないからこうなる。

そういう根拠をもっていたとしても、相手にそれだけの物を納得させられる

ディベート能力が欠如しているのである。

また仕事での場面でもそうだが、自分の言いたいことを相手に100%

伝えることができる人間があまりにも少ない。

10言いたいことがあるのに、3,4しか相手は理解できない。

相手の立場にたって、物事を言うことができる人間があまりにも少ない。

メールを転送だけしてくる人間はその典型かな。

技術革新における効率化、合理化というのは人間の大切な部分を奪っている

ように感じる。我々はここでも取捨選択をしなければならない。

グローバル化とローカル化、この境目も慎重に議論されないと、

伝統や文化は廃れることとなる。

大量生産・定量消費の時代が到来し、それはいくつかの重要な事象を

破壊したのは明白である。そしてこれ以上のデフレは自らの生活自体をも

破壊しかねないと感じる。ポスト資本主義という概念が人間の本質にとって

有益な方向に進まないと破壊はより拡張されるであろう。

今後は「文化」が鍵になってくると思う。

そしてそれは独自の感性と結びつくべきものだと思う。

そこでももちろんギャップはある。

マス化する資本主義経済と逆行はできない。

そこでもバランス感覚が重要になってくる。

だから知識をつけるということなのである。

我々が今普通に行っていることも、知識を身につけてみるとなんら有意義な

ことは無い、むしろ企業の広告戦略の中に組み込まれてしまっているものが

多くあることに気づくだろう。

主体は自分自身なのである。

それゆえに自分に自信を持てる「価値観」を蓄積する必要があるのである。