テレビに思うこと。 | とあるインテリア・家具デザイナーのブログ

テレビに思うこと。

久しぶりに日本のテレビを付けて見る。

そこで感じることがある。

恐ろしく程度が低い。

バラエティーにしても、芸能人の私生活を知って

何になるのか。人を馬鹿にするのを見て何が

面白いのか。

ドラマにしても内容が全く無い。

報道関係もみな同じような報道。

これでは意味の無い情報の垂れ流し。

メディアというものについて考えさせられる。

この情報過多の時代、視聴者(消費者)が個人の知識レベルに

おいて情報を取捨選択しないといけない時代。

成長に伴う相対的価値変容を、明確な自己認識によって裏付が

なされないと、メディアの情報を無意識に享受してしまう

ことになる。これは怖い。

こういった一連のメディア発信の経済活動があるからこそ、

流行というものが生れるではあるが、その活動自体のサイクルが

成熟と共に加速し、過去の物としてバッサリと切り捨てられるのである。

例えば、分かりやすく話をすると音楽にしてもそう。

なんでビートルズはこれだけ時間がたっても皆に

世界中で聞かれているのですか?

なんで日本やアメリカの流行の音楽は1年経って、誰も聞かなく

なるのですか?

要するに賞味期限が短い物は相対的に価値レベルも低いのです。

この一連の消費経済活動に消費者が無意識のうちに取り込まれて

いくのはとても怖いことです。

1つの事象を経験するのには理由があってしかるべきです。

その行為が能動的であるのか、受動的であるのか、

この相違によって大きく変わってくるのです。

1つの事象においてその核心を認識し、明確な理由を持って

実行すること、現代においてこれはとても重要なことです。

現代は個人の価値観の時代、画一化された時代はもう

とっくに過ぎているのです。

他者依存では本当の心の拠り所を見つけることは難しいでしょう。

日本のテレビ、もうあまり見ることは無いのか....