踏ん張りが利かない。

困った。

何も大したことはなかったはずなのに、
普通に笑って普通に過ごしてるはずなのに。

久々に泥沼に足をとられている感覚。

漠然と感じていた「あ、今全部いらない」を
しっかりとした形で自分の中に感じることが増えた。

卒業が近いからか。
ひとつの終わりを迎えるからなのか。

負けそうだ。


みんなの声とか記憶とか
あれ今日この子と話したっけ目を合わせたっけ何をしたっけって
普段気にしないことが増えて、なんだか片足を引きずり込まれるような不安定。

声が遠い。記憶が遠い。

たいした問題じゃないけど、
明日になれば変わるのかもしれないけど

久しぶりになんかこう、何かあったんだなって思った。

ふと、全部がいらなくなるときがある。

本当に唐突に、「あ、今全部いらないな」って。

だからどうというわけでもないし、
特別な感情でもないけど、

すべてを捨てる勇気がない意気地なしなことだけが分かる。

大事大事に思っていたものが、
簡単に指からすべり落ちていく。

でも本当に悲しいのは
別にいいかと思っている自分がいること。


この手にあるものだけでいい。


大事大事に思っていたものは、
思っていただけで、本物じゃなかった。


大事大事に思っているから辛いのであって
大事に思うことなんて義務じゃないんだから
自分の中で整理できるんだから、捨ててしまえばいい

本当に大事なものだけでいい。それでいい。多分正しい。

もう少し。もう少し。


今あるすべてが煩わしい。