どうも、ねへほもんです。

 

マスターデュエルは新弾が出て、夏のM∀LICE&ライゼオルほどの圧倒的パワーのテーマは無いながらも、月光と閃刀姫が強化され、ライゼオルがオノマト要素を取り込み、ジェムナイトがネピリムを墓地に落とす謎の永続魔法を手に入れるなど、色々な変化が起こっています。

最初からこのテーマが最強!ってバレバレな状態よりも、色々試行錯誤できる環境の方が楽しいですよね。

で、僕も新弾環境を楽しみつつ、こちらのデッキでダイヤ5からマスター1まで上がりました。

 

 

 

1.ラビュリンス抜きラビュリンス(抜いてはいない)

 

ラビュリンスは息の長いテーマで、テーマカードで新規が出た訳ではありませんが、2つの大きな変化がありました。

 

 

まずは列王詩篇の登場です。

墓地罠条件を満たせば、モンスター効果を無効にしつつインパルスを採用できるという超強力な罠です。

 

モンスター効果の発動に制約を受けますが、後攻でも手札誘発として使用できます。

手札の噛み合いが要求されますが、列王詩篇→罠を捨てつつ家具発動とすれば、後攻でもインパルスをサーチできて2妨害となります。

うららで止まるという弱点がありますが、ラビュはうららに弱いカードだらけなので、何かでうららを踏んで、一番通したいカードを通すという使い方が出来る分、あまり気になりません。

 

基本的には先攻で安定的に2妨害を狙うカードとして運用しつつ、手札がめっちゃ噛み合えば後攻でもワンチャン使える、という位置づけで考えると良いでしょう。

後攻なんて負けて当然、上振れて勝てるルートが増えるだけ良いというものです。

 

 

 

続いては家具の制限解除です。

シャンドラ&ストービーが計6枚採用できるようになりました。

 

手札コストを要求する分、上手く使わないとアド損になってしまいますが、長期戦になれば②効果で回収できてアドバンテージへと変わっていきます。

また、列王詩篇との組み合わせ等、後攻0ターン目から手札を切れるため、他のカードと組み合わせれば手札誘発的な活躍も可能です。

 

 

 

採用カードではありませんが、墓穴が制限になりました。

また、ドロールも準制限になり、Gやフワロスといったドロー誘発が通りやすくなりました

ドロー誘発が通りやすいということは、誘発受けの良いテーマの評価が上がります。

 

実際、ラビュを使って一番嬉しかったのが、ドロー誘発にイライラしなくなったことです。

巷ではティアラも流行っていると聞きますが、ネピリムを落とせる永続魔法の登場に加え、フワロス受けの良さも追い風となっているのだと思います。

あと、ラビュもティアラも元々墓穴なんぞ採用していないので、制限関係ねぇって言えるのも良いですね。

 

 

今年はスネークアイ→M∀LICE→ジェムナイトと渡り歩いたように、普段展開テーマしか使わないので、戦い方の幅を広げるためにラビュリンスを使ってみることにしました。

 

 

べ、別にヴェルズのパックを剥くために石を使って新弾の紙が揃わなかった訳じゃないんだからね///

 

ウロボロス3枚粉砕して90ポイントは美味しかったです。

M∀LICEやジェムナイトがバリバリ現役でDCまで戦えそうですし、石とURポイントはドラゴンテイル・K9・ヤミー等のOCGガチテーマまで温存すりゃええねん。

 

で、ラビュリンスを組むに当たりTwitter等を漁りましたが、多分かなり少数派な構築だと思います。

最大の理由が、

 

ラビュリンス要素を削りまくっている

 

ことです。

 

 

こちらが僕のリストですが、

家具 6枚

Lv8ラビュ 1枚ずつ

ウェルカム 1枚

ビッグウェルカム 2枚

計11枚です。

 

これだけ見ると、罠デッキで他の罠も入るし、テーマカード11枚ならまぁまぁ入ってるんじゃねと思われるかもしれません。

ではここで、僕の知る限り一番ラビュリンスを使い込まれているであろう、飛行場さんのリストを見てみましょう。

 

 

こちら新弾直後の動画ですが、数えてみると、

 

家具 6枚

クックロック 1枚

アリアンナ 3枚

アリアス 3枚

Lv8ラビュ 1枚+2枚

ウェルカム 2枚

ビッグウェルカム 3枚

計21枚です。

 

僕は約半分、ラビュガチ勢の皆さんからお叱りを受けそうな削り具合です。

では、ここまでラビュリンス要素を削った理由は何か、削りまくっても大丈夫なのかについて解説します。

まぁ、僕はラビュ初心者なので、削りまくったら大丈夫ではないのかもしれませんが、一応マスター1までは上がれたので。

 

 

2.ラビュラビュしちゃ嫌

 

まず大前提として、ラビュリンスを普段使わない方はあまり意識されないかもしれませんが、

 

ラビュリンス自体に妨害性能はありません

 

実際には白銀の城の1枚破壊効果がありますが、それだけで現代遊戯王の超絶展開を封じ込めることはできません。

思考停止でラビュをガンガン積みまくると、ハンドがラビュラビュしまくって、相手の妨害をできずに負けるということになりかねません。

というか、実際そうなりました。

 

では、ラビュリンスはどのように勝っているのでしょうか?

 

2つに大別されると考えています。

 

①一撃必殺

 

ラビュラビュで手札が埋め尽くされても、相手に刺さる必殺の1枚がありゃえぇ!って考え方で、世間の構築を見る限りこちらが主流の考え方かと思います。

 

 

相手のデッキを見てからトラトリを発動し、

 

 

EXデッキ全除外!のような派手な一撃で相手を止めてしまいます。

他にも次元障壁(リンクには効かんけど儀式も止まる)とか、ダルマカルマ(全体裏守備)など、相手の動きをピタっと止める必殺の1枚を叩き込んで勝利を目指します。

 

で、相手に合わせて欲しい罠を発動するために、トラトリ素引きお祈りだけでは細いので、白銀姫+クックロックの組み合わせが揃うよう、ラビュ要素をガン積みするという訳です。

一撃必殺の罠で止めるというプランは、後攻0ターン目でも1枚だけ罠が使えるようになるアリアスとも噛み合います。

 

が、このプランは以下の理由で個人的には好きではありません。

 

・うららに弱い

ラビュ要素をガン積みする分、先攻1ターン目からクックロックやアリアスからビッグウェルカムの発動を狙え、通れば非常に強力なのですが、クックロック等で手札を消耗する分うららで止まると妨害数が激減します。

 

白銀姫+クックロックで好きな罠を伏せて即時発動!を狙う場合でも、うららに加えて、白銀姫の罠を伏せる効果にフリーチェーンを合わせて嫌がらせをされる可能性もあります。

1点集中突破!ってプランなので、手札の噛み合いが悪いとか、相手に徹底的に妨害されるとダメになりがちです。

 

・相手の動きを止める≠勝利

展開デッキだと、強力な制圧盤面を作って、後攻の相手の展開を封じきれば基本的に勝ちですが、ラビュはそうはいきません。

魔獣の大餌・次元障壁・ダルマカルマのいずれも、相手の動きを一時的に止めるだけで、相手のリソースを奪うカードではありません。

 

後攻1ターン目の相手の動きを止めて先攻2ターン目に殴り勝てるだけのパワーがラビュに無い以上、後攻2ターン目も耐える必要があります。

後攻2ターン目の攻防は、それまでのターンで自分も相手もある程度消耗した状態から始まり、ゲームによって状況が大きく異なるため、日頃展開デッキしか使わない僕には難しいと感じました。

 

完全に好みの問題ではあるのですが、一撃必殺ではなく、もう1つの勝ちプランを採用することとしました。

 

 

②ラビュ以外の罠を連打する

 

平たく言えば、強い罠を連打して勝とうというプランです。

その中でも中核を担うパワーカードがこちらです。

 

 

ここからエクレシア→ドラパニとサーチできますが、ドラパニはヌトスを落として2枚破壊できる強力な罠カードです。

また、天底でも1枚EXデッキから落とせるのですが、ここでコイツを落とすのがこのデッキ1番の醍醐味です。

 

 

キトカロス

 

マスターデュエルの数あるカードの中でも、君なんで生きてるの選手権で優勝しそうな1枚です。

コイツでロールバック等を落として対面を発狂させましょうw

キトカロスの火力を上げるには、墓地で発動できるカードを増やせば良いのですが、そういうカードは、

 

 

家具のコストで捨てるカードとしても優秀です。

天底キトカロスのプラン自体は飛行場さんの過去動画から学びましたが、家具が6枚に増えた今こそ、キトカロスが最高に輝くのではないかと思います。

 

 

また、他にもキトカロスで落ちて嬉しいカードがあります。

それは何かというと・・・?

 

 

はい、家具です。

天底キトカロスで家具を落とした後、次のターンにドラパニで相手モンスターを破壊すると、家具を回収できます。

つまり、初手にラビュ要素を引けなくてもラビュにアクセスできるということです。

 

家具4枚だとキトカロスの5枚落としで落ちるかは怪しいですが、6枚ならだいぶ期待が持てます。

家具に加え、ウェルカムラビュリンスが落ちてもセットできますしね。

 

 

という訳で、僕の勝ちプランは、

・先攻1ターン目:過剰にラビュ要素を引かないことを祈り、強い罠をガン伏せしてエンド

・後攻1ターン目:罠連打で相手を止める

・先攻2ターン目以降:ラビュ要素を活かしてアドを稼ぎ、消耗戦のリソース勝負に持ち込んで勝つ

という感じです。

 

ラビュリンスの長期戦のリソース勝負には強いが、短期的な妨害性能が低いという特徴をカバーするため、ラビュの採用枚数を抑えて他の罠で後攻1ターン目を凌ぎきり、1枚でもラビュ要素があればそこから展開してリソース勝負に持ち込むというプランもアリではないかと考えています。

 

サンプルで1戦置いておきます。家具から伏せたビッグウェルカムが止められてしまいますが、その後ドラパニで家具を回収してから2回目のウェルカムを通して勝利しました。

ラビュリンスらしくなく、罠グッドスタッフというべきなのかもしれませんが、僕の構築ではこういう展開を目指します。

 

 

 

3.その他採用カード

 

 

以下の理由でインパルスは2枚に抑えました。

・上述の通り、このデッキは素引き罠を総動員して相手の展開を止めきるプランだが、列王詩篇でサーチできるインパルスは被って腐りやすい

・メインデッキや天底で落とすモンスターの属性との兼ね合いで、手札誘発としてむやみに使いづらい

 

属性縛りがかなり痛いので、基本的にインパルスは伏せて使用します。

列王詩篇も伏せましょう。

 

大嵐羽箒ライストが流行ったら僕はラビュリンスを辞めます

 

 

 

インパルスを減らした一因です。

ラビュで家具の手札コストといえばバックジャックが有名ですが、以下の理由でムドケルにしました。

 

・単純に強い

墓地に触る罠が無いため、単純に妨害性能が高いです。

家具とセットで引けなくても、ポン置き召喚するだけでも十分妨害として働いてくれます。

 

・強い通常罠が少ない

一撃必殺罠型の構築なら、バックジャックで魔獣の大餌・次元障壁・ダルマカルマといったパワカを叩き付ければ良いのですが、この構築はダルマカルマしか無く、他は複数枚を組み合わせて耐える前提の罠ばかりです。

最初はバックジャックを使っていましたが、既に伏せられた列王詩篇の2枚目が来ても使えねぇよぉ~みたいな事故が頻発したのでムドケルに乗り換えました。

 

・天底キトカロスとの相性

実はバックジャック君、天底キトカロスで落ちても強くありません。

バックジャックが落ちた後にデッキトップを操作できるのですが、その後エクレシア召喚でドラパニをサーチするため、操作したデッキトップがシャッフルされてしまうという問題があります。

 

 

 

実はニビルも家具と相性が良いです。

ラビュを使わない方には馴染みが無いかもしれませんが、ニビルにチェーンして家具で捨てると相手の盤面を一掃するだけでトークンが特殊召喚されません

 

自分は家具のコストをニビルで踏み倒せ、相手はトークンを貰えない。

現環境だと、ニビルトークンをリンクスパイダーに変換してから展開できるM∀LICEにはかなり刺さるプレイングです。

ただしこのプレイングには、

 

 

ニビルが墓穴を受けるという裏目もあります。が、、、

 

墓穴制限

 

アポロウーサ禁止もかなりの追い風です。

ただ、

 

ライゼオル→クロスで無効

ミツルギ→リリースされても復活する

月光→墓地融合できる

ラビュミラー→いつ撃つんだよwww

 

と、腐る対面が多いことも事実。

ラビュリンスとの相性だけなら3投したくなるのですが、枚数は環境と相談して決めましょう。

 

 

 

家具で捨てる要員です。

このデッキは一撃必殺の通常罠が少ない分、ロルバ3投よりはルンペルとの混合が良いかと思います。

 

ロルバと違い、家具で捨てられなくとも普通に伏せて強いのも利点で、M∀LICEの除外ゾーンからの帰還を封じる、時空の七皇でサーチしたエクス・ライゼオルの特殊召喚を封じる(召喚されますが、墓地落としやアイスの召喚を封じられる)、手札にあると分かっているハバキリの特殊召喚を封じる等、相手の動きを理解していればピンポイントで強いモンスターを止められます。

 

ラビュは長期戦になりがちなので、①効果で1ターン耐え、②効果で次のターンを耐えるという正攻法な使い方でも十分強いです。

勿論家具のコストにできればなお良し。

 

 

 

自由枠ですが、上手くハマれば墓地妨害と盤面除去の一挙両得を狙えます。

相手次第で白銀姫で伏せる選択肢になります。

図らずも素引きした場合に都合よく一挙両得を狙えないかもしれませんが、墓地の家具を回収できるだけでも除去効果を持つ罠はラビュと噛み合います。

 

 

 

先攻で勝ちたいならカウンター罠を使え!

展開力が高く、何より継戦能力がバケモンなミツルギが苦手な対面で、後攻は勿論、先攻でもスタミナ切れを起こすことなく展開を続けられ、ラビュ側が息切れして負けることがザラにあります。

 

ミツルギに勝ちたいあまり、プレイヤー名を成歩堂に改名する位ミツルギ対面がキツイです。

ハバキリの①さえ止められれば、初動を封じつつ、儀式モンスターを手札から1枚消せるので、他のミツルギカードで貫通される可能性をだいぶ抑えられます。

M∀LICEでも上級リンクモンスターの特殊召喚を無効化してしまえば、蘇生制限を満たさないので除外から再利用される心配も無いです。

 

被っても同一ターン中に複数発動でき、カウンター罠の妨害性能の高さを踏まえると、素引きした罠を総動員して勝つ!というこの構築に噛み合っており、3枚採用する価値は十分あると思います。

他の神カウンター罠と比べると、天敵のうららやハバキリを止められるのが通告の強みです。

 

 

 

M∀LICEにビーステッドが採用される今、ラビュの枚数を絞り込むと除外される心配があります。

バフォメットを採用しておくと、天底やドラパニで落として除外ゾーンから帰還させられるので保険になります。

列王詩篇を手札から使った直後だと墓地のモンスター効果が使えなくなるため、とりあえず天底で落とす候補としても優秀です。

 

 

 

無敵を誇る月光のライガーダンサーの突破手段として採用しました。

ライガーは月光モンスターの効果を受けるため、天底で落として③効果を使えばライガーの攻撃力が300まで下がります。

後はエクレシアを召喚して殴ればOK。

(※間違えてエクレシアを特殊召喚するとライガー効果で破壊されます)

 

また、天底のドロール避けの選択肢としても優秀です。

どういうことかというと、

天底でガルーラを落としてエクレシアをサーチした場合、そこでドロールを喰らうとエクレシアのドラパニサーチだけでなく、ガルーラの1ドローも使えなくなります。

 

天底で先に3500打点の鉄獣を落とすと、何も無ければ鉄獣効果でガルーラを落として1ドローでき、ドロールを撃たれたら鉄獣でガルーラではなく月光を落とすことで1ドローを腐らせることなく後のターンの打点ダウン効果を仕込めます。

幻獣王キマイラも獣族なので鉄獣から落とせ、墓地のラビュリンス蘇生に使えます。今は月光が登場したばかりで、一定の対戦が見込まれるため月光の方を採用しましたが、環境に応じて使い分けると良いでしょう。

 

このデッキでは天底からキトカロスを落とすことが多く、あまり使わないテクニックではありますが、ロルバやルンペル等を引きまくっていて、これ以上キトカロスで落とすものが無い!って時にはガルーラを落とすこともあるので、覚えておくと良いでしょう。

 

以上、家具6枚ラビュリンスの解説でした。

僕は素引きしたカードの全てを使い切って勝つことに美しさを感じるので、罠を総動員して戦うプランが好きです。

展開系デッキばかりだとフワロスで一掃されかねないので、来月のデュエリストカップの候補に毛色の違うデッキを持てて良い経験になったと思います。

皆様も良ければラビュデビューしてみてください!

 

では(^^)/