どうも、ねへほもんです。

 

 

今年も頑張りました。

界は3分割シナリオでボリュームが多いのと、後述する理由で久々に手応えある難易度なのもあって、クリアまで約80時間掛かりました。

 

発売直後の木・金に有給を取って4連休スタートダッシュを決め、デュエリストカップガン無視で軌跡一色の生活を送ってきましたが、それでも10月4日まで、計9日間掛かりました。

この歳になっても、有給を取ってまで夢中でプレイできるゲームが、毎年のように発売されるというのは有難い限りですね。

完結が近付く中、あと何作品楽しめるかは分かりませんが、しっかり楽しんでいきたいです。

 

今回は、クリア直後の感想をまとめておきます。

※がっつりバラすつもりはないですが、ある程度ネタバレ要素を含むのでご了承ください。

 

参考:公式サイト

 

1.総評

 

毎年書いていますが、何より発売されたこと自体がエライです。

画質等の向上によりゲームの開発が長期化しがちな現代において、毎年定期的に新作を出せることは評価に値しますし、ずっと同じ世界観を描き続ける軌跡シリーズでは非常に重要です。

この時点で一定ラインの評価に達する訳ですが、それを前提として以下の3要素で評価します。

 

・ストーリー:道中良しだが終盤が・・・

・戦闘:◎

・女の子:◎

 

相変わらずの良作で安心しました。

以下、各要素について詳細にコメントします。

 

 

2.ストーリー

 

極力ネタバレは避けたいので詳細は割愛しますが、大筋はいつも通り良かったけれども3分割シナリオを活かし切れていないという印象でした。

個人的に刺さらなかったのは以下の2点です。

 

・リィンとケビンの影が薄い

 

創の軌跡同様の3分割シナリオ形式でしたが、当時に比べるとヴァン以外の影が薄く、実質黎の軌跡3という印象を受けました。

当初は、第1章でヴァン・リィン・ケビンを好きな順番に攻略してから次に進み、第2章も3人を好きな順番に攻略して・・・という繰り返しかと思っていました。

 

が、とにかくヴァンの比率が高い。

ある章はヴァンとリィンだけ、次はヴァンとケビンだけといったように、ヴァン以外はスキップされることがしばしば。

ヴァンが主人公なのは分かるので、ヴァン:リィン:ケビン=2:1:1くらいなら納得できたのですが、それ以上にヴァンに偏っていた気がします。

 

極めつけはラスボス戦。

きっと全員が集まってドリームチームで挑めるのだろうと思いきや、ヴァンのチームメンバーだけで戦うことに。

バトルメンバーが限られるという時点でお察しですが、個別のシナリオが終わった後はリィンもケビンも最後は見てるだけって感じです。

 

創の軌跡では、2チームが同じダンジョンに入って、交互に操作してギミックを解除するとか、ラスボス前には全員合流するとか、チーム間の絡みがあって良かったのですが、独立で動くし最後はヴァンだけだしというところがイマイチに感じました。

 

 

・ヴァン達が活躍しない

 

当初は、軌跡でよくある流れで、最初は宇宙計画を推進する大統領一派に翻弄されながらも、徐々に3チームが核心に迫り、最後は合流して何かを解決するという結末を想定していました。

 

が、まぁ何も活躍しない。

どのシナリオでも立ち塞がる敵との戦闘にはなるのですが、勝利しても世界の真理を教えられるだけで、世界の危機にヴァン達自身で立ち向かうというよりは、他の勢力が暴れ回るのを黙って見てるだけって感じです。

 

途中までは、軌跡というかRPGでよくある主人公が翻弄される流れですが、最後まで一向にヴァン達のターンが回って来ずに終了って感じでなんだかなぁと思いました。

ラストを見る限り、界の軌跡としての結末は次回作に持ち越しなのでしょうが、だとしても1作品として何らかの区切りは欲しかったです。

 

なので、総評としては、途中まではいつもの流れで楽しめたが、最後にヴァンがビシっと決めるとか、3チーム全員集合とかアツい展開にならずに終わってしまったという印象です。

 

 

3.バトル

 

非常に良かったです。

僕が人生最高のゲームとしてFFVを挙げる時に必ず触れているのが「個性あふれるボスデザイン」なのですが、本作は割とボス戦毎の特色が出ていました。

 

軌跡の中でも最近の作品は、ナイトメアだとただボスのHPが無駄に高くて時間が掛かるだけという戦闘が多い印象でしたが、本作は以下2点で緊張感を持って戦えました。

 

①自動回復

 

個人的には昔のドラクエを思い出します。

ただ堅いだけの相手をチクチク削って勝つのではなく、ある程度火力も意識する必要があります。

攻防双方を意識する必要があることから、事前準備で考える要素が増える上、緊迫感も生じバトルをより楽しむことができました。

 

火力を出す手段が限られる上、まだ自動回復への対応に不慣れだった序盤は特に苦しめられました。

終盤は殲滅天使が最上級アーツを連打して葬るので無関係ですがw

 

 

②敵が使うシャードコマンド

 

本作はシャードコマンドという、悪名高き「ブレイブオーダー」と類似したシステムが追加されています。

ブーストゲージを消費して、「ダメージ〇%減少」とか、「駆動・硬直時間〇倍」とか、お手軽にぶっ壊れ効果を得ることができます。

シャードコマンドの存在を知った瞬間、ヌルゲーの予感がしたのですが、それは杞憂に終わりました。

 

確かにシャードコマンド自体はぶっ壊れ要素なのですが、敵も使って上書きしてくるのです。

上書きされると先に発動したシャードコマンドの分だけブーストゲージが無駄になりますし、更に上書きし返すにはブーストゲージが追加で1本分必要になり、かなり消費が重くなります。

相手に上書きされる可能性を考慮してブーストゲージを温存するとか、上書きされても損失が少ない軽いシャードコマンドで済ませるといった工夫が必要となります。

 

ブレイブオーダー時代にも上書きしてくる敵は居たのですが、当時は上書きされることが稀で、界の軌跡の方が頻繁に上書きされます。

また、上書きの方法も一定間隔で上書きする敵も居れば、こちらが上書きした直後にし返す非常に面倒な敵も居て、パターンが多彩という意味でも戦術を練るのを楽しめました。

 

黎以降フィールドではアクションバトルにシフトしましたが、ボス戦は相変わらずコマンドバトルで、ソシャゲのポチポチゲーとは一線を画した、本格的なコマンドゲーとしての矜持を感じさせられます。

 

 

4.キャラクター

 

とにかく、

 

可愛い娘が多い(>_<)

 

です。

本作の筆頭はこの2人。

 

 

追加ダンジョンである黒の庭城の案内人を務めてくれるアルティナとラピスです。

アルティナは創の軌跡以来の登場、ラピスは黎Ⅱではシャード体でしたが本作では新しいボディを作ってもらえており、どちらも成長した姿が拝めます。

 

この黒の庭城は、勇者が追加ダンジョンに潜るストーリーをイメージしたのか、エプスタイン工房というアイテム購入やオーブメント調整ができる画面から出る時に、アルティナが「良い冒険を」と言って送り出してくれます。

この時の雰囲気の良さとアルティナが最高過ぎて。

 

黒の庭城は攻略すればアイテムが貰えますし、メメントオーブで本編の背景となるような各キャラの過去を遡るサブストーリーが閲覧できたりと大満足の追加要素ですので、非常にオススメです。

 

前作に引き続き、レンちゃんも相変わらずの万能っぷりを発揮してくれます。

戦闘面では最上級アーツを高速連打しまくってHP100万以上ある終盤のボスのHPの大半を削ったり、ホロウコアのパテル=マテルのシャードコマンドは「ダメージ90%軽減」というぶっ壊れ性能だったり、ラスボス戦まで大活躍でした。

 

裏解決屋のレギュラーではなくサブメンバーという位置づけながら、ラスボス戦まで参戦できて割と登場頻度は高かったので満足です。軌跡の最終シリーズはレンちゃん主人公にならんかなぁ~

これ以上キャラ増やされても困りますし、過去キャラを掘り下げた方が良いと思うんですよね。

界の軌跡ではほぼ新キャラは登場しませんでしたし、ファルコム側ももうキャラ増やしてもしゃーないって自覚があるのかもしれません。

 

以上、界の軌跡の感想文です。

やる気と別ゲー(ロマサガ2リメイク)次第ではありますが、気力があればもう1周やり込みたいなぁ~って思っています。

当然トロフィーコンプなんて興味が無いので、やるなら制限攻略ですが、難易度ナイトメア+シャードコマンド禁止ですかね。

 

シャードコマンドの「ダメージ〇%軽減」前提で敵の火力が設計されていた印象ですし、なかなか難しい気はします。

何より、1週間ちょいで80時間もガッツリ遊んだらさすがに一息入れたいです。ちょっと休んでやる気が出たらやろうかな、くらいで。

 

今年も軌跡は安定感ある良作に仕上がっていましたので、興味ある方は遊んでみてください!

では(^^)/