どうも、ねへほうもんです。
今月頭から先攻ワンキルで脳を焼き続けてきましたが、遂に先攻ワンキル御用達のあのテーマがやってきました。
ライトロード
元祖墓地肥やしというイメージの長寿テーマで、僕が10年以上前に唯一CSで準優勝(先史遺産使用)した時、決勝で敗れたのがライロでした。
それが現代でも通用する強さで、何より破滅的なまでに墓地肥やし性能を高めたというのなら組むしかありません。
多分月末のDCでも使用します。
真面目にTier表を作ると、世界大会で活躍したようなユベルや炎王の環境なのでしょうが、軌跡の発売日と被るので、今回のDCはひたすら脳を焼くことに専念するとします。
1.型色々なライトロード
ライトロードはひたすら墓地を肥やすテーマですが、遊戯王なら墓地さえ肥えれば何でもできます。
という訳で、構築の型は無数に存在します。
最初に話題になったのは「エアロシャーク先攻ワンキル型」です。
エアロシャークとはこれまた懐かしい。
よく古いカードの有用性に気づくなぁと、遊戯王の有識者に敬意を示したい。
が、セレーネを何度も出す分3枚(2枚で良いかも)必要だそうで、URポイントの無駄遣いに感じてやめました。
後は60枚構築もありますが、個人的には微妙だと思っています。
スネークアイギミックの「1枚初動の多さ」と「Gつっぱ時の泡影ケア(フランベルによるG貼り付け)」の2点があまりにも強く、ライトロードに代える強みを感じません。
「2枚初動を揃えやすい」「40枚全部を掘り切れる」という2点から、40枚構築の方がライトロードらしさが活きるのかなと思っています。
いくつか60枚構築を調べてみましたが、初動は基本的にライロ・ティアラ・ホルスの3択しかなく、それなら40枚構築と変わらないので、40枚で安定させた方が良いと思っています。
2.ねへ式構築
で、僕は3つの型を組んでみました。
・制圧展開型
・神殿フルハンデス型
・居合いドローワンキル型
どれも共通する課題は、「Gへの対処」です。
まさかうらら指名者なんて積む訳が無く、当然Gを無視して突っ走るのですが、それぞれどうやって突っ走り、どうやってライロらしさを活かしながらGを踏み越えるのかを見ていきましょう。
①制圧展開型
アポロバロネスルルカロスフォトンロードのように、盤面をガチガチに固めて勝ちを狙う型です。
Gへの対策として、ロールバック+大暴落を採用しています。
2枚セットとなると要求値が高そうですが、ライロなら山を全部落とせるので、相手の誘発で動きが止まるのが先か、大暴落を打ち込むのが先かの競争に勝てれば大暴落を叩き込めます。
ティアラ関係の採用枚数に悩みましたが、アムリターラでサーチする先の展開札としてグリーフ・ペルレイノを1枚ずつ採用し、ロールバックを防御に使う選択肢としてメタノイズを採用しました。
小技ですが、先にメタノイズが墓地に落ちた場合はティアクシャ等で除外しておくと、グリーフが落ちた時に拾えます。
試した感じ悪くは無いですが、Gケアのために不純物を2枚積むのが微妙な印象でした。
大暴落は相手にとって大打撃なのは間違いないですが、こちらも相手のG+誘発で妨害されたせいで盤面防御が弱い(例:アポロを立てても大暴落にチェーンして泡ヴェーラーを連打される)ので、少ない手札から逆転される可能性があります。
②神殿フルハンデス型
アーティファクト・デュランダルにチェーンして、墓地キマイラ効果で神殿を守る者を蘇生させることでフルハンデスを狙う型です。
メインの不純物は先ほどと同様2枚(ゲールドグラ・神殿)ですが、神殿は召喚するだけでGのドローを止められる、ゲールドグラもキトカロスを落として5枚落ちから動けるので、素引きしても弱くないのが利点です。
一見優秀な構築のようですが、3つ欠点を有しています。
・神殿によるGドローケアは現実的でない
当然ですが、先に神殿を守る者にアクセスする必要があります。
素引きだけでなく、墓地に落としてデュガレス蘇生でも良いのですが、神殿が見えるまでに数回特殊召喚して相手に何枚かドローされることを考えると、苦労して神殿を蘇生させても、先に引いた泡ヴェーラーに止められる可能性が高いです。
・EXデッキを圧迫する
Lv5を立てづらいデッキである都合上、デュランダルを出すのにプトレマイオスを経由する必要があり、キマイラ・プトレマイオス・デルタテロス・デュランダルと専用パーツが4枚も必要になります。
・フルハンデスへの妨害手段が多い
フルハンデスも確定ではなく、特にGつっぱで大量ドローされている状況だと妨害される可能性が高いです。
最も厄介なのが禁じられた一滴で、デュランダルの効果を消されるとどうしようもありません。
後は泡影や墓穴を連打されるのも厄介です。
神殿を守る者はドローフェイズ時のドローを止められず、スタンバイフェイズまで待つ必要があるので、ドローフェイズの間に相手から手数を連打されると、バロネス・サベージ等の妨害数では足りなくなり、デュランダルやキマイラを無効化される可能性があります。
3.ネタじゃなく強い居合いドロー
という訳で、個人的に一番気に入っているのが居合いドローワンキル型です。
まずは動画をご覧ください。
①相手の場にイヴリースを出す
②デッキを残り1,2枚まで削る
③ムドラ効果で居合いドローを2枚含む形でデッキを4枚になるように戻す
④スカルデットで4枚ドローし、居合いドローの一方を手札、もう一方をデッキに戻す
⑤居合いドローを発動し、もう1枚の居合いドローを引き当てることで8000以上のバーンダメージを与えて勝利
手順は5段階ありますが、残りのデッキを1,2枚まで削るのが全てで、後は固定ムーヴで勝てるということです。
どうでも良いですが、今回の改訂でスカルデットが制限だったことを初めて知りました。
ソリティアのおもちゃで、環境デッキではあまり見かけないですからね。
今回の居合いドロー用に生成しました。
また、居合い"ドロー"である以上、ドロールを喰らうとワンキルできませんが、問題ありません。
制圧盤面を敷けば良いだけの話です。
上の動画では最終盤面前にサレされてしまいましたが、
・バロネス(対象耐性)
・サベージ
・フォトンロード
・リトルナイト
・墓地シラユキ
・相手イヴリース
という盤面になる予定でした。
さすがに芝刈りを通されると返されますが、ドロールを1枚消費させた状態のサブプランと考えれば十分強力かと思います。
最初にサーチ札を使う程度で、展開過程でサーチしないので、制圧盤面を作る時にドロールがあまり影響しないのは良いですね。
後はGで、非常に厄介な存在に違いないですが、Gつっぱという観点では、先攻ワンキルなので返しを気にする必要がなく、60GSと比べると山が薄い分、特殊召喚回数は抑えられます。
(とはいえ相当枚数引かれるので、こちらのサベージバロネスフォトンロードとの妨害数勝負になりますが)
不純物はイヴリースと居合いドローの計3枚ですが、実は素引きしてもそれぞれ使い道があります。
・イヴリース:(先攻)召喚してリングリボーを出せば、相手の場を埋められ、ニビルビステ泡影をケアできる
・居合いドロー:(後攻)撃てば墓地を一気に肥やしつつ、戻したいカードを山に戻せる。あと、運良くもう1枚の居合いドローがヒットすればそのままゲームに勝てる
その他、採用カードについて数枚触れておきます。
《PSYフレームギア・γ》
イムセティ、ソーラーエクスチェンジ・援軍と、うららを貰いやすいカードを採用されているので、先攻でも出せる機会が多いです。
γは2チューナーとして使い終わったアテネとバロネスになれて無駄がない。
《ティアラメンツ・レイノハート》
40枚に収める都合上、ティアラメンツは計5枚の最小枚数に絞りました。
うち、レイノハートは1枚のみ。
ライトロードでは勝手に山が落ちまくるので、そのうちキトカロスが自然に成立することが多く、わざわざレイノハートに通常召喚権を使って先にキトカロスを立てるのは、初動になるという利点はありますがあまり強くない印象です。
それよりは、墓地ライロ+手札ドラグーンとか、デーモンヴァイス+ウォルフのような初動を揃えやすく、ソーラーエクスチェンジが使いやすいように、ライトロードの枚数を増やした方が良いと判断しました。
《ラー球》
ライトロードはほぼ通常召喚権を使わないので、後攻札として使いやすいです。
レイノハートをピン投に抑えた理由の1つでもあります。
ラヴァゴと悩みましたが、以下の点でラーの方が強いと判断しました。
・ユベルのイヴリース、烙印のDDオルトロス等の特殊召喚封じを喰らっても相手の盤面を除去できる
・効果や攻撃対象にならず除去しづらいが、居合いドローで勝利するので殴れなくても問題ない
・相手の妨害に手こずってワンキルできずにターンを渡したときに、打点が低いのでこちらの脅威になりづらい
環境的にはユベルのイヴリースを見る機会が多いですが、相手にガッツリ展開されると
①リングリボーでイヴリースを撤去
②相手がエルフでイヴリースを蘇生→マスカレーナ効果でイヴリースをリンク素材に
③イヴリースを返品される
という流れで対処される可能性があります。
ここでラヴァゴではなくラー球を採用しておくと、ラー球で先に相手の盤面を崩してからリングリボーでイヴリースを撤去できるので、相手のイヴリースを再設置を防ぐことができます。
後は相手が3体並べてくれるかですが、こればかりはお祈りするしかありません。幸い、ラー球は環境的にマイナーなので読まれることは無いはずです。
以上、居合いドロー型のライトロードの紹介でした。
デッキを全部墓地に落とせるのは40枚構築ならではなので、他にも良い型があれば試してみたいですね。
では(^^)/