どうも、ねへほもんです。

 

 

最近馬券が好調です。

菊花賞をドゥレッツァ単複的中した翌週は、スワンステークスで10番人気単勝21.2倍を単複で的中させ、今年一の大勝利となりました。

競馬は過去の成績、騎手、展開、血統、枠などなど、考慮する要素が多すぎるので、やはり経験量がモノを言うようです。全ての要素を同時に考慮するのではなく、そのレースではどの要素に焦点を当てて予想すべきか、予想の軸を決めるということです。

 

で、最近の好調ぶりが偶然か本物か、その成果を試す舞台がやってきました。

 

エリザベス女王杯

 

 

1.予想のポイント

 

去年の記事で書いた通り、前回は3連複約10万円という荒れた結果に対し、2,2,4着(2着は同着)の3連複を買って惜しくも涙を呑みました。

今年は京都に舞台が移り、全てが去年と同じという訳ではありませんが、堅い決着の多いGⅠの中では荒れやすいレースで、今年も穴党が楽しめるレースとなりそうです。

今回は予想のポイントを3点としました。

 

①4歳馬が有利

 

京都開催の2010~2019年の10年間で3歳馬が3勝、4歳馬が6勝、5歳馬が1勝という結果で連対率でも4歳が一番でした。

3歳も健闘しているように見えますが、三冠実績で世代トップが参戦し、人気を背負うケースが多い中での結果ですから案外と言えます。

去年は阪神開催ながら、秋華賞馬スタニングローズ、三冠皆勤賞のナミュールが人気を背負うもどちらも馬券外に敗れました。

 

輝かしい三冠実績を引っ提げて参戦する分人気になりがちですが、三冠レースをメイチで臨む分秋華賞から中3週の当レースでは調子を出しづらいとか、古馬との初対戦で非根幹距離の2200mという不慣れな条件の分、経験値ある古馬が優位なのでしょう。

今回も3歳勢からはブレイディヴェーグ、ハーパーの2頭が人気を背負って参戦しますが、割り引いて評価しようと思います。

 

 

②メンバーレベルの評価

 

GⅠだから日本トップレベルだろうと思いきや、このレースはそうではありません。

はっきり言ってGⅡオールカマー以下です。

 

GⅠ馬は昨年勝利したジェラルディーナのみで、ジェラルディーナも今年は一度も馬券に絡めておらず、ピークの実力を維持できているかが問題となります。

GⅠどころか重賞勝利実績すらロクになく、勝利実績は牝馬限定戦か3歳世代戦のみで、GⅠの次にレベルの高い定量・別定GⅡ(札幌記念、オールカマー、京都大賞典等)だと、去年のジェラルディーナのオールカマー勝利程度しかありません。

 

という訳で、GⅠだと肩肘はらず、定量戦GⅡくらいに捉えるのが良いでしょう。

その中でもレベルの高いレースで健闘した馬や、急成長中で一発を狙える馬を選別できるかが鍵となります。

 

 

③展開

 

目立った逃げ馬がおらず、大半の馬が距離延長になって折り合いを意識することから、スローペースとなることが予想されます。

スローペース=前残りという図式はGⅠでは必ずしも成立せず、先行集団が上がり3F34秒程度のそこそこの末脚で逃げ切ろうとしても、トップホースが上がり3F32秒台のような鬼脚で逆転することが多いですが、今回はせいぜいGⅡレベルなので、普段通り「スローペース=前残り」と考えて問題ないでしょう。

鬼脚で後方一気を決める馬が現れるかもしれませんが、そういうインパクトのある走りをする馬は大抵人気するので、穴党は素直に先行粘り込みを狙うのが筋と言えます。

 

 

2.上位評価3頭

 

◎ アートハウス

 

アート

ハウス

乗り替わり

サカイ

 

つまり引っ越し

 

というのは冗談として、中穴程度の人気の中で最も買い材料が多い馬として、アートハウスを本命視します。

 

・データ上有利な4歳馬

・3歳世代戦と牝馬限定戦ながら、重賞2勝の実績あり

・休み明けは3戦3勝、中内田厩舎らしく休み明け初戦から全力投球

・馬、騎手共に先行力あり

・枠良し

 

実績は申し分なく、ローズS1着→秋華賞5着(0.4秒差)→愛知杯1着→中山牝馬S4着と安定しています。

前走はトップハンデかつマイナス12kgの馬体減と敗因が明確なので度外視できるでしょう。

 

絶対的な逃げ馬は不在ながら、大穴一発狙いの4ローゼライト、前走逃げ切った6ディヴィーナ辺りが候補であるため、それらのペースに合わせて位置取りを決められ、かつ外過ぎない5枠9番というポジションは丁度良いかと思います。

誰も動かないメンバー構成だからこそ、坂井騎手の積極性が活きるはず。是非とも一発を期待したいです。

 

一度Bコースへ替わったとはいえ、京都の開催期間が長く、金曜の雨からの今日のレースで馬場が踏み荒らされたことを考えると、馬場が荒れ気味の内枠はあまり良くなく、馬場状態を踏まえても真ん中くらいがピッタリです。

 

ここまで買い材料を強調しながらも、単勝20倍程度に留まっており、僕自身も最大の懸念材料に感じているのは骨折明けという点です。休み明けに強い馬といっても、8か月も休んだことが無く、どこまで力を出せるかは未知数です。

僕は馬を見る眼が無いので、力を出せるかはお祈りレベルでしかないですが、大敗する可能性も否定できないので、1頭軸流しではなくボックス買いにするという消極的な対応でケアすることとします。

 

 

〇 マリアエレーナ

 

前走オールカマー4着

 

推奨理由はこの1点に尽きます。

内有利の馬場条件の中、スタート後に上手く内に寄せ、上がり3位の末脚でタイトルホルダーにほぼ同着まで迫りました。かなりメンバーの充実した1戦で、間違いなくエリザベス女王杯よりレベルが上です。

 

1着 ローシャムパーク

2着 タイトルホルダー(GⅠ3勝)

3着 ゼッフィーロ(アルゼンチン共和国杯勝ち)

5着 ガイアフォース(GⅡ2連対、GⅠ2回掲示板入り)

6着 ジェラルディーナ

7着 ノースブリッジ(AJCC勝ち)

 

その前は8戦連続で2000mを使われていましたが、2200mでの可能性を示せたことで、一気に評価が上がりました。

前走時コメントでは急坂が課題だったと言われ、唯一の重賞勝ちは平坦コースの小倉記念であることを考えると、中山から最終直線が平坦な京都に替わる点でもプラスでしょう。

 

当初はマリアエレーナを本命にする予定だったのですが、枠と騎手が原因で対抗評価までとしました。

さすがに外過ぎます。前走はタイトルホルダーが逃げて隊列が縦長になったので、上手く内へ納められましたが、スローで馬群が凝縮しがちな今回は外を回らされる可能性があります。

 

三浦騎手は通算1000勝の実績を持ちながら、GⅠ未勝利に留まっており、騎乗技術はあるものの、大舞台で勝とうという積極性に欠ける印象があります。外枠だとポジションを確保せずに安易に回ってくるだけで、スローの前残りの展開に乗れない懸念があります。

ただ、馬の実力自体はメンバートップレベルで、外が伸びる馬場傾向になれば馬券内まで差してくる可能性はあるため、アタマでは買えなくともワイドなら買えると評価しました。

 

 

▲ ビッグリボン

 

とにかく穴党らしさを出そうと、より不人気な方向へ走りました。

現状は単勝40倍前後、何故かマーメイドSで完敗させてゴールドエクリプスよりも不人気という状況です。

 

牝馬限定GⅢながら、重賞2連対の実績を持っており、前走の京都大賞典は重馬場&距離が長かったと敗因が明確です。牝馬は勢いと言われる中で、最近重賞の勝ち実績があるのは大きく、本命視はできずとも一発あるかもと期待はできます。

 

鞍上の西村騎手は個人的なイチオシ騎手で、坂井騎手同様の積極性を評価しています。

ウイングレイテストで穴をブチ抜いた翌日の天皇賞・秋は、「少頭数のチャンピオンレースとか分かるかーい」とガイアフォースの単勝200円だけを握りしめていたら、ハイペースの中で先行して5着まで粘ってくれました。

実際にリターンが無くても、勝ちに行く姿勢を見せてくれるだけでも馬券を買う側としては満足できるというものです。まぁ200円だけでしたし。

 

大外枠に入ってしまいましたが、ゲート入りを最後まで待てる分、外枠でゲート入りも最初の7枠13番よりはよっぽどマシです。序盤で少し脚を使わされそうですが、良いポジションを確保して最後まで粘り込んでくれると嬉しいです。

 

以上3頭が軸で、

単勝 アートハウス

ワイド 3頭ボックス

で勝負します。

 

明日は府中で観戦する予定ですが、それまでのレースの勝ち具合や、他の馬の様子次第でワイドボックスは4,5頭辺りまで増やす予定です。穴馬ばかりなので、ワイドで多少点数を増やしてもトリガミはあり得ません。

 

 

3.上位人気馬の評価

 

ブレイディヴェーグ

 

絶対に買いません

 

僕の馬券スタイル的に合わないというか、こういう実績は無いけど素質十分で人気をやたら背負うタイプの馬はどうも苦手です。

本当に勝つのか疑問過ぎて買えませんし、それでいて人気通りに来ることも多いので、どうしても消せないと思えばそのレース自体賭けないこともあります。

 

ただ、今回は消しで勝負します。

エリザベス女王杯自体、京都開催の2010~2019年で1番人気は1勝のみと荒れるレースなのですから、そんなデータに逆らってまで1番人気を買おうとは思いません。

 

最内枠でゲートが苦手という点が一番のウィークポイントで、馬場の悪い内枠で行き脚が付かないとなれば、位置取りが後ろになるのは必然です。

一番人気でマークされやすいことを考えても、半端に中団後方で馬群に包まれるよりも、最後方から外を回して末脚勝負に賭けることとなるでしょう。そうなると最内枠が祟りかねず、外に回す距離ロスとか、勝負所で塞がれて外に出せずに仕掛けが遅れることで差しが届かずとなりかねません。

 

前走ローズSでも直線で不利があったのが敗因と言われますが、ゲートが苦手で位置が取れない馬は不利を受けて当然と言えます。前回だけが例外ではなく、今回も再現される可能性があります。

末脚や調教の評価は高く、買う気は無いなりに正直ビビッてはいたのですが、1枠1番に収まったことでじゃあ切るかと決断できました。

 

まぁ来たら諦めます。

1頭くらい想定外が来ても、ワイドなら当たるかもしれませんし。

 

 

ジェラルディーナ

 

うーん、、、悩ましい。

2019→2020年でラッキーライラックが京都→阪神の順で連覇したように、阪神から京都に替わってもリピートされる可能性はあります。

 

また、今年は全敗といっても、全てGⅠかハイレベルGⅡのオールカマーです。

去年C.デムーロで勝利し、今年は当レースをスノーフェアリーで連覇したムーア騎手が騎乗するとなれば、海外仕込みの腕で連覇させても驚きはしません。

 

それでも評価を下げたのは、「展開が向かないのでは?」と思ったからです。

最近掲示板内で健闘したレースといえば、去年のエリザベス女王杯、去年の有馬記念、今年の宝塚記念で、いずれも先行勢が全滅し、35秒台の時計の掛かる上がり勝負で差し馬が台頭したレースです。

 

スローペースで前残り or 上がり33秒台の差ししか届かなさそうな当レースには合わないと判断しました。

去年のオールカマーのように先行できれば十分勝機はありますが、最近はずっとゲートの出がが悪く後方スタートばかりです。ムーア騎手の手腕に懸かっていますが、個人的には「後方で仲良くブレイディヴェーグと潰し合ってくれぃ」と願っています。

 

 

ハーパー

 

前残り決着を願う僕にとっては、3頭の中で一番買い候補だと考えています。

リバティアイランドが強すぎてどの程度の実力かは測れませんが、三冠皆勤で全て掲示板内なのは評価できます。また、秋華賞に直行しており、前哨戦で消耗していないことから、エリザベス女王杯でも実力を出せる状況だと見ています。

 

後これは意外だったのですが、現状ブレイディヴェーグとジェラルディーナの2強体制で、ハーパーのオッズは3番手以下の中穴集団に近い水準です。ライラック・サリエラ・ディヴィーナに近い人気だと思えば、十分期待値が見込めます。

 

戦績の安定感が一番の強みなので、内の馬場がさほど荒れておらず、2枠3番スタートでもそこまで損しないと見ればワイドボックスの一角に含める予定です。

 

アートハウス、マリアエレーナ、ビッグリボン、ついでハーパー入れるかもという評価で、後はワンチャンあるかと思えばククナ等の大穴も軽く買うかもしれません。

GⅠだからって堅い決着ばかりじゃつまらん。盛大に荒れてくれと願います。

 

去年獲り逃した3連複10万馬券の続きを掴めるか?

明日が楽しみです。

 

では(^^)/