どうも、ねへほもんです。
久々ですがAIイラストの話題を。
ControlNet
という拡張機能を使ってみました。
1.ControlNetで何ができる?
(参考)
元のイラストの輪郭等を抽出し、生成するイラストに反映させることができます。
「ピースサイン」とか、「手を差し伸べる」とか、プロンプトである程度ポーズを指定できますが、ControlNetを使うと、より明確に体のパーツの配置を指定することができます。
これまでは過去絵をキュアプリズム仕様に焼き直してきましたが、徐々にネタが切れてきたのと、新鮮味が無くイラスト制作を中断していましたが、新しい拡張機能でイラストの幅を広げることができ、楽しめています。
2.ControlNetの使用例
元イラストのどういう要素を取り出すかで、ControlNetには複数の機能がありますが、その中でも扱いやすいと感じた、canny(輪郭)とopenpose(棒人間)をご紹介します。
①canny(輪郭)
輪郭線そのものを写し取るため、細かい手の形までコピーすることができます。
たとえばこちら。
「あざと可愛い」キュアプリズムの変身シーンの代表的なワンカットで、pixivでは多くの方がこちらのシーンを描かれています。
こちらの輪郭を写し取り、そこから別のイラストを生成すると何ができるのでしょうか?
このように、ましろちゃんをアイドルっぽく描くことができました。
見比べて分かる通り、元のイラストとほぼ同じ構図で、僕のイラスト史上最高レベルで手もくっきり描けています。
ご覧の通り、cannyは元イラストをほぼ再現できる一方で、元の輪郭に縛られる分イラストの幅が狭いという特徴があります。
「このシーンを別キャラで再現したい!」という場合にオススメですね。
②openpose(棒人間)
輪郭を完全にコピーするとほぼ元イラストの丸パクリになるので、オリジナリティやイラスト生成の自由度を求めるならこちらがお勧めです。
今回はダイワスカーレットの「やっぱり私が一番なんだから!」のポーズをコピーすることにしました。
この場合、ましろちゃんには馬の耳が生えていませんし、胸もぺったんこですし、輪郭まで完全にコピーするとおかしなことになります。
そこで、ポーズだけコピーするよう、手足の配置を棒人間で指定してみます。
こんな感じで、左手は腰に当て、右手は左右にあまり伸ばさず、手前に伸びてくる感じに配置しました。
openpose_handだと手の形まで指定できますが、あまり精度は良くないらしいので、プロンプトでstretched arm(腕を伸ばす)とindex finger raised(人差し指を立てる)でポーズを指定しました。
ちなみに、棒人間の構成は下図をご参照ください。
棒人間とプロンプトだけだとなかなか思い通りのポーズに仕上がりませんが、そこは試行回数、ひたすらガチャることで思い通りのイラストに仕上がるのを待ちました。
イラストの幅が広い分、cannyよりはガチャる楽しみがありました。
完成品はこちら。
右手でビシっと「一番なんだから!」を決め、左手は腰に添えられています。
先ほどの輪郭丸パクリのましろちゃんと比べると、ダイワスカーレットの元イラストとは別物で、ポーズだけが同じです。
あくまで創作らしさを出したいので、基本的にはopenposeを使っていくことになりそうです。
以上ControlNetの使用例でした。
Pixivにはシチュエーションを変えて色々なイラストをアップしてきましたが、ネタ切れ感が出てきたので、今後はポーズで新鮮味を出していこうと思います。
AIイラストは日進月歩、色々な拡張機能が追加されるので、また面白い機能があれば試してご紹介します。
では(^^)/