戻ることは無いと思っていた、舞台へ。

どうして戻ってきたのだろう?

 

「東京でGP開催」

「ディーセレにアイヤイ参戦」

 

その2つで十分だった。

勝つためじゃない、

 

世界に1枚だけのアイヤイを見せびらかす

 

ただそれだけのために、戦場へ戻ることを決めた。

 

 

1.調整過程と構築

 

どうも、ねへほもんです。

昨日はディーヴァGP in 東京、僕は初のGP参戦でした。

1年前、セレモニーで予選すら上がれねぇと投げ出したディーセレの舞台に再び戻ってきました。

 

往年の構築力や気力が戻らないからと紙の競技の世界から一線を退き、ディーセレも環境やらデッキやら、手に馴染まない感覚があって投げ出していたのですが、今回ばかりは違ったようです。

 

 

以前はAI制作の「世界に1枚だけのアイヤイ」をお見せしましたが、

 

 

金のアイヤイ(光の反射でよく見えない・・・)を遂に実戦投入するとあって、内心気合いが入っていたのかもしれません。

とはいえ、元々は「1勝くらいして、後はサブイベで時間を潰せれ良いかな」程度に思っていたので、復帰といっても大量に実戦を積んだ訳ではないです。

 

10月上旬:14歳JK選手よりレシピ提供を受け、フリーで回し方に慣れる

11月上旬:文化の日のお絵描きイベントで使用

11月上旬:飲み会前にウルシハ選手とフリーで手合わせ

11月20日:1度セレモニーに出場(3勝2敗1bye)

11月23日:プレマ争奪戦(3勝1敗)

 

これが全てです。

基本的な回し方を確認し、知識ゼロの状態から現環境の動きを見て覚える程度でしたが、浦島太郎の割にはそこそこ戦績を残せており、「案外やれるのでは?」と淡い期待を抱ける程度にはなりました。

 

実戦記の前に、軽く回し方や構築を解説しておきます。

 

・回し方

「安定した3面要求+高い防御性能で押し切る」

 

一切相手のハンドもエナも絞らない一方、自分の盤面要求やリソース確保に全振りすることで、相手の妨害を踏み越えて打点を通し続けます。

攻めではレゾナ&ゲーム1で2点分稼げ、いずれもシャドウやエクシアを踏み越えられるのが強みです。

守りでは盤面5面防御+ルリグ1点止めで、エナにサーバントが落ちても3グロウ時やパトラで回収できます。

 

いかに盤面を固めようと、リフレッシュ+フルハンでライフ1からルリパンで詰められる時代だけに、ENERGY DOOR+マキナバインドセットが非常に強力で、安定的に1ターンを耐え切ることができます。

 

・構築

《ツヴァイ=ヴァイアル》

 

9割方14歳JK選手から提供された毒牙構築のままですが、ヴァイアルを主軸に微調整しました。

トップ5枚から3枚まで回収でき、期待値半分の確率でサーバントを拾えるため、防御LBとしてそこそこ当てになります。

 

盤面防御LBと比べると心許ないように感じますが、最後の1体でのシグニアタックやルリパンでLBが捲れても回収効果を無駄なく使用でき、期待値0.5点分どこかのルリパンをガードできるため、相手にアタック前のシグニが居ないと意味ない盤面防御と比べてもさほど見劣りません。

リメンバを筆頭として、青白黒のハンデス+白シグニ固め+ヘルエスタセイバーのサーバント回収を多く見かける環境で、3面要求される頻度が少ないことを考えると、より盤面防御LBよりも回収LBの方が有用性が高いように感じました。当然、ハンデス対面であれば攻撃手段の補給という意味でも優秀です。

 

で、ヴァイアル4投に合わせる形で、以下2点の構築をいじりました。

 

 

《瞬間 explosion》

 

原案のキーはBurning curiosity+デスビームでしたが、デスビーム+連パンの4点要求を狙えるほどリソース&相手の防御が噛み合う機会は無いため、ENERGY DOORで除去とリソース確保を兼ねることにしました。

空いた1枠に非常に悩み、とりあえず1面防御として採用しましたが、まぁ悪くは無かった気がします。

 

ディーセレは別に防御面数の競い合いではないので、盤面5面防御が必要となるゲームは稀ですが、小刻みに守れる点で優秀だと感じました。

盤面要求に重きを置かない対面が多いと、そもそも3面要求される頻度が少なく、マキナバインドがあろうと元が2面要求だと2面防御止まりになります。

 

そこにexplosionが加わると、

2ターン目:マドカ

3ターン目:explosion

4ターン目:マキナバインド

といったように、チクチク盤面除去してくる相手に合わせ、小刻みに守ることができます。

 

ヴァイアルでサーバントを拾えたり、手札が整ってクインや高パワーシグニで突破されづらい盤面を作れれば、6ターン目を迎えられる可能性すら出てくるため、explosionで耐久力を上げるという選択は悪くなかったように思います。

先に相手のライフを削り切れれば、フルハンされようとゲーム1やレゾナでトップに依存せず1点要求を作れるため、耐え切ってしまえばチクチク1点要求を繰り返して勝ち切るプランを狙えます。

 

 

ピン投のシグニ達:翠子メモリア、トチョー、スローロリス、バンメモリア

 

LBで5枚チェックできればピン投でも触れる機会が増えるだろうと、4種のピン投シグニを採用しました。

パンドラを採用した時に、3枚除外要員は簡単に貯まる一方、5000ダウン用のハンドコストを確保するのに苦労するため、毒牙以外の不純物はなるべく枚数を抑え、極力毒牙に枠を割く必要があります。

 

・翠子メモリア:3面要求の殴り合いやダウンアシストケアに使えます。

・トチョー:Lv1を増やしつつ、クインとの組み合わせで2000ダウンの微調整が効くことがあります。たまに入れ替え時のパンプでランサーやゲーム1を通すこともあります。

・スローロリス:レゾナやゲーム1とランサーを組合せると4点要求が狙えます。正直1度も使ったことはありませんが、緑毒牙なのでパンドラのコストにはなります。

・バンメモリア:非ハンデスデッキ相手に手札をエナに変換します。ヴァイアルLBで増えた手札を無駄なく消費できるため、ハンデスデッキが減れば増量したい1枚です。

 

 

2.GP実戦経過

 

1回戦:ゆかゆか 〇

 

対戦前に金ルリグを伏せていたら、「何ですかそれ???」という良い反応を頂けました。

なんと前回の世界大会は5年前、ディーセレ、いやキーセレから始めた方は金アイヤイの存在を知るはずもありません。

 

反応から初心者っぽさを感じましたが、実戦も特に障害なく押し切ることができました。

「盤面が並ばないからってサーバントを立てちゃダメだよ」とお伝えしました。

 

 

2回戦:デウス ×

 

セレクターグルメ部の部員ことあみぃさんに敗れました。

こちらの先攻3ターン目、3面要求でアタックに入った所、

 

アシストアンジュ

LB

LB

 

3面吹き飛んでターンエンドとなりました。

前のターンもLBで1点耐えられており、LBの差に唖然としたままゲームセット。

いや、こういう大敗はプレイの差が出なくて良いんですよ。浦島太郎にとってはプレミで微差負けするのが一番ツラいのです。

 

先攻4ターン目開始時点で相手ライフは3点、3点削ってもマドカクラップ3点防御で無理やんと思ったので、4ターン目にバーバリアンランサー+ゲーム1の4点要求盤面を作ってマドカ(2点防御)を使わせ、ライフ2に削って次の3面要求で勝負を賭けようとしましたが、アークゲイン×2の盤面を作られ突破できずに敗れました。

 

ただ、冷静になると翠子メモリアを引いていたので、4ターン目に3点通せれば1面空けて翠子メモリアを立てれば確実にラスト1点を取れていたのでした。という訳で、ただの3面要求でも相手は2面防御でマドカにグロウせざるを得ず、次ターンはライフ2点でゲイン2面をレゾナ+ゲーム1で突破し、LBお祈り or 4点要求でLB1枚ケアの勝負に持ち込めていました。

諦めたらそこで試合終了ですね。

 

 

3回戦:リメンバ 〇
 

金アイヤイに引き寄せられたのか、かつてのチームメイトことわっく選手との一戦でした。

いや、知り合いと戦いに来た訳ではないのだが。

 

LBやハンデスで思うようにダメージを稼げない一方、こちらはヴァイアルが捲れず薄いハンドでのやり繰りを余儀なくされていました。

お互いに防御手段を使い果たし、絶対絶命のラストターン、相手はライフ1+エクシア2面という地獄のような盤面でした。もうダメか、やはり現役プレイヤーには勝てないのかと諦めつつ引いたカードは、

 

パンドラ

 

トップ解決お疲れ様です。

まずはレゾナで1点、LBで止められなかったため、最後にパンドラの1万マイナスでトドメを刺しました。

気分的には大金星、ルリグ賞まで何勝すればいいのかと思いつつ次のゲームへ。

 

 

4回戦:ゆかゆか 〇

 

4回戦まで勝ち残るだけあって、さすがに初心者という訳はなく、プレイングには一定の練度を感じましたが、こちらも1回戦の経験が活きました。

みこみこメモリア13000って何やねん、ヴァイアル仕事せんかいと思いつつも、経験値を活かしつつ、最新弾ルリグの力を発揮して無事勝利。

 

 

5回戦:リメンバ 〇

 

序盤はライフを順調に削れつつも、やはりヴァイアルが仕事せず、途中は0面要求のターンが生じて徐々に窮地に追い詰められました。そしてラストターン、相手はライフ0ながら未グロウのマドカが居ました。

 

相手のエナは4枚、マドカが居ても3面は守られないため、3面要求すれば勝ちですが、みこみこメモリア13000が強すぎます。前のターンにイラクサLBで除去した1面とレゾナの2面要求でアタック。サーバントが無ければって、そんな訳ないよなぁ、終わったなぁ、などと考えていると・・・

 

マドカ//ダブ

 

何故か勝てました。

マキナが1面防御だったので、マドカも1面防御なのは完全に考慮外でしたが、2面要求できたお陰で何とか勝てたようです。

 

 

6回戦:ピルルク 〇

 

仕事しないヴァイアル定期でしたが、相手もLBが全然機能せず、ゴリゴリライフダメージを稼げました。

薄いハンド、更にユキメモリア+タマモゼンという鉄壁盤面に頭を抱え、5回戦の再来かと焦り初めていましたが、イラクサLBが捲れてタマモゼンが飛んでいってくれました。

こちらのダメージが通る限り、ライフレースでは負ける要素が無いため、イラクサLBを機に順当にトドメを刺して勝利。

 

 

結果:5勝1敗 24位オポネント落ち

 

でした。

ワンチャン予選上がりかもと思いましたが、2回戦負けなのでオポ的に厳しいのは覚悟していました。

まぁしゃーない。

 

 

本戦はオポ落ちでしたが、さすがにアイヤイで僕以上に勝つ方は居なかったようでルリグ賞を入手。

更にサブイベの4人トナメで2連勝してプレマも入手でき、「1勝すら出来なかったらどうしよう・・・」という当初の不安から比べると上々の結果でした。

 

後、面白い写真撮影会にも混ぜてもらいました。

 

 

シリアルナンバーは入っていませんが、無事混ぜてもらえました。

やはり金プレートは光の反射でよく見えませんが・・・

 

その後打ち上げまで満喫して、最後まで楽しめた1日でした。

ここまで遊び倒したのは久しぶりでした。

充実感がスゴイ。

 

またウィクロスは休業して、次回の東京GPとかアイヤイ強化とか、やる気の出た時に復帰することとします。

次は何か月後、何年後か分かりませんが、機会があれば対戦しましょう。

僕はグルメ部部長が本業なもので。

 

では(^^)/