どうも、ねへほもんです。
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— ねへほうもん (@nehehomon) October 4, 2022
年1回、9月末の楽しみが終わりました。
レア度0.2%を自慢するためだけに、有給を取って4連休を確保、その後月・火は仕事以外の朝夕をゲームにつぎ込んで何とか攻略しました。
ざっと6日で65時間くらいかと。よくやるなぁ。
という訳で今年も、
黎の軌跡Ⅱ
の感想を述べていきます。
※ネタバレ注意(さすがにストーリーの核心には触れませんが、ある程度はバラしになるかと)
参考→公式サイト
1.ストーリー
本作は創の軌跡と似た感じで、序盤はチャプター選択方式で進行します。
10作以上の続き物らしく、登場人物が多くなり過ぎたので、各キャラにスポットが当たるように分けるのは良い仕様かと思います。
後、この尾行ミッションのように、本作はアクション要素が増えています。
前作からアクション要素の入ったフィールドバトルとか、本作から追加されたミッションなど、雑に流しがちな要素で軽いアクション要素が楽しめるのは良いと感じました。
ただ、この尾行ミッションは雑で、「追跡する→発見ゲージが上がる→発見ゲージMAXで追跡対象が振り返る→遮蔽ポイントにしゃがんで追跡対象から隠れつつ発見ゲージを減らす」という流れを繰り返すのですが、追跡対象より前の遮蔽ポイントまでダッシュして隠れることも可能で、「明らかに見つかってるやろ、コナンくん!」状況が発生します。
平然とダッシュするわ追跡対象の前を通るわで尾行のガチさが薄れますが、そういうネタだと割り切れば面白く思えます。
まぁ、あくまでストーリーとコマンドバトルを楽しむゲームですし。
で、肝心のストーリーの評価ですが、
ある1点を除き、安全安心の軌跡クオリティ
でした。
敵キャラはヴァン達にさっさとトドメを刺すでもなく、勿体ぶってヴァン達に邪魔され、それでも「良いデータが取れた」とかほざいて次の計画に移る。ラスボス撃破後は「まだ終わっていない・・・」と言って次回作を匂わせて締める、とにかくストーリーを完結させる気を感じないあの展開ですね。
こう書くと批判しているようですが、僕はこういう展開が好きですし、だからこそ毎年発売直後にプレイしているのです。結社の執行者が代表的ですが、必死に形相で主人公を潰しに来るよりも、全力の強さも活動の目的も秘めて飄々と振る舞われる方が強キャラ感があるじゃないですか。
詳しくは伏せますが、個人的に断章のラストには痺れました。
離島に招かれ最初はゆるーくバカンスを楽しんでいたのが、徐々に不穏な雰囲気となり、不可思議現象が大量に起こり、最後にあるキャラが想定外の行動をして衝撃を受けました。
過去一番の衝撃は空の軌跡FCのエンディングでしたが、その次くらいにはゾッとしました。やはりストーリーは心揺さぶられるものじゃないとね。
で、「ある1点を除き」という部分に踏み込むのですが、ここでネタバレ要素があります。
序章から起こる現象なのでまぁ許してください。
この黎の軌跡Ⅱ、シリーズ初の仕様として、
リゼロ
要素があります。要は「死に戻り」です。
個人的には発生頻度が気になっていて、
頻繁に死に戻りします
初の死に戻りは序章のグレンデル=ゾルガ戦で、この位に大ボス相手ならまぁ仕方ないと思えますが、どうでもいいような小者相手でも殺されます。
何度ピンチに陥っても、奇跡や咄嗟の機転で毎回突破してエンディングを迎えるのがRPGあるあるですが、そんなものはご都合主義だ、何度か死に戻りして最適な展開を迎える方が現実的だろう、ということなのですかね?
プレイヤー自身、強敵に何度も負ける中でコツを掴んで勝てるようになるもので、それと同じと言われればそれまでなのですが、頻繁に死に戻られると冷めてしまいます。たとえご都合主義だろうと、個人的には土壇場の逆転こそストーリーの醍醐味だと思うので。
本作の評価やレビューは見ていませんが、この死に戻り要素が一番賛否分かれる気がします。
とはいえ、最初に書いた通りストーリーの展開自体はいつもの軌跡クオリティです。
10作以上続いたお気に入りのキャラが活躍する続編を見られるというだけでも嬉しいものです。
特にすーちゃんなーちゃんの登場は嬉しかったです。
創の軌跡は外伝っぽい印象の作品で、この2人はあれっきりなのかと思っていましたが、黎Ⅱではほぼレギュラー扱いとなります。
2.バトル
フィールドはアクション、ボスはコマンド戦という大枠は前作と変わりません。
セットしたクオーツの色の組合せで「シャードスキル」が発動する、碧の軌跡以前のお気に入り要素も健在です。
細部ではいくつか変更があり、個人的には「EXチェイン」の追加は影響が大きいと感じました。
平たくいうと、「スタン状態の敵をタコ殴りにして爽快感を得つつ、バトルをテンポ良く進められるシステム」です。
(僕がNIGHTMAREで遊んでいるせいなのでしょうが)軌跡はボスが固く、終盤はHP数十万ばかりになるため、戦闘が長引きやすいです。
真正面から殴り合うと勝てないので、ガチガチに固めてチクチク削る路線となりますが、正直途中から飽きてきます。そのため、こういうテンポアップ要素があるのは間延びしなくて良いと感じました。
まぁ、最後はEXチェインすら無視して敵を蹂躙し尽くしたのですが、それは後の話で。
後、これはついさっきの話ですが、ラストバトルは独創性があって最高でした。
ボスが全滅攻撃を仕掛けるとか、パーツを順番に撃破するとか、そういうバトル面の捻った要素はよく見かけますが、「コマンドバトル」とか「目の前の敵と戦う」という当たり前の大前提に干渉されたのは初めてでした。
過去に遊んだ軌跡シリーズの中で一番衝撃を受けたし、一番楽しめたラスボス戦だったと思います。
まぁ衝撃という意味では、装備変更等の編成不可、全16キャラ強制参戦の空3rdのラスト4連戦の理不尽の方が上かもしれませんが。
逆に言うと、ラスボス戦以外は平凡な戦闘が多くたまーにSクラフトが飛んできて焦る程度なのは毎作通りなので、後で公式のご意見箱に物申しておきます。
悪いけど、僕はコマンドバトルにはうるさいので。
ちなみに本作は最高で10回全滅しました。
クイズ難しすぎるんじゃぁぁぁwwwww
まさか学園祭巡りのアクティビティポイントをクイズで使い切るとは。
どんなボス戦よりも苦戦しました。
カルバード共和国の記念日とか知らんわぼけぇ。
4択問題で10問中8問以上正解する必要があり、まずヤマ勘では突破できません。
問題の種類はある程度限定されており、結局は試行回数過去問覚えゲーで突破しました。
全問正解で特別賞品が出るらしく、一応頑張って全問正解も達成しました。
3.レンの軌跡
個人的な本作最高の魅力、それは・・・
【祝】レンちゃんプレイヤブル
もうこれだけで満足なんじゃ・・・
何が嬉しいって、黎はアクションバトルなので、鎌を振り回すレンちゃんを操作できるということです。
最高すぎやろ。
コマンドバトルでも翼を生やして無双します。
このアークフェザーというシャードスキルは、クオーツ穴のアーツの列で幻属性を多く並べる必要があるのですが、レンちゃんはちょうどアーツの列に幻の属性専用穴があるので、幻属性を並べやすく、アークフェザーをぶっ放すのに最適です。
消費EP400オーバーの最強アーツを使用
→単体相手でも3万オーバーのダメージ、全体攻撃なので集団相手では更に強力
→与えたダメージの一定割合のEPを回復するシャードスキルで使用したEPを回収
という流れを終盤は繰り返しました。
しかも駆動速度アップ&アーツ硬直軽減のクオーツを装備しまくることで、敵の倍速以上でアーツを連発できます。
敵のHPが数十万になろうが、敵の倍速以上で3万オーバーを連発できればバトルは一瞬で終わります。
これぞ殲滅天使。
ストーリーでも大活躍です。
・登場シーン:ピンチに陥り死に戻り定期かと思われたところで登場し、死に戻ることなく状況を打破する
・断章:結社加入以前の過去に関わるシーンが存在
レンメインのシーンがしっかり用意されているので、ファンにとっては見逃せない作品と言えるでしょう。
個人的には黎の軌跡Ⅱの満足度の9割はレンちゃんです。
おわりに
以上、黎の軌跡Ⅱの軽い紹介&感想でした。
総じて、「EXチェインをはじめとして、黎の軌跡に要素を追加し、より楽しく、快適に遊べるようにした作品」だと感じました。
レンちゃんに誤魔化された可能性はありますが、僕は買って大満足です。
最近の新作だとヴァルキリーエリュシオンが十数年ぶりの新作と話題ですが、いわゆる大作ゲーはファンを待たせすぎです。
毎度語っていますが、安定したボリュームとクオリティでほぼ毎年新作が発売されることこそ、軌跡シリーズ最大の強みと言えるでしょう。
日本ファルコム社は軌跡とイースの2本柱でほぼ全てなので、新作が出ないと死活問題なのでしょうが、その分本気度を感じられるのは良いことです。
来年はイースの方が発売される年かな~?アクション音痴の僕でもVIII・IXと連続で楽しめましたし、イースも次回作に期待したい。
軌跡は10作以上の続き物で敷居が高いかもしれませんが、良ければ遊んでみてください!
では(^^)/