どうも、ねへほもんです。

コロナ騒動でセレモニーが無く、暇している方も多いのではないでしょうか?

家に籠っているだけでは暇だ、でも人混みする場所は避けたい、後計画立てるのダルい・・・

 

非常にわがままな僕の願いを叶えるプランが存在しました。

 

「そうだ、山に登ろう」

 

 

1.大勢がダメなら、1人で登ればいい

 

発端は1月中旬。

会社の上司からの招待メールがきっかけでした。

 

「みんなで山登り、行きませんか?」

 

登山を趣味とする上司から、仕事で絡みのある十数人程度に充てられたメールでした。

そこには山登りの概要ファイルが添付されていました。

場所の行く順番のみならず、分刻みのスケジュール、関連リンクの情報、Wordファイルなのに大量の画像アイコン・・・

徹底的に作り込まれた計画書がそこにありました。

 

僕は登山未経験者。

当然躊躇する一方、興味をそそられる内容でした。

最後の決め手は山の標高でした。

 

標高242m

 

僕が登山に抱いていた、「登山=標高4桁」という固定観念が完全に払拭された瞬間でした。
これなら行けそうです。

 

その後2月中旬になり、事態は急変します。

コロナ騒動が拡大し、わが社でも「大勢が集まる催しは控えるように」とのお達しが。

結果、この登山案件は中止となりました。

 

そして最後、3月に僕自身の決断がありました。

わが社にも在宅勤務の流れが押し寄せ、休日のみならず、平日も自宅に居る日が増えました。

さすがに体が鈍るし、退屈してきました。

何か非日常的で、人混みを避けられ、自分で面倒な計画を立てずに済む過ごし方は無いものか?(注1)

そう思った時、1つの閃きがありました。

 

「人の計画書をパクり、自分1人で登山すればいいんじゃないか・・・?」

 

はい、決断ではないです。

単なる思い付きですが、実行に移すには十分過ぎる位魅力的な案でした。

 

(注1)僕の面倒臭がり屋はギネス級です

 

 

2.かぐや様を納得させたい

 

という訳で本日朝、計画は実行に移されました。

 

 

逗子に到着。

行く前は場所を知りませんでしたが、あろうことか鎌倉の次の駅でした。

5回行っても覚えられないとは何と間抜けな。

逗子駅からバスに乗り、登山口へ移動しました。

 

 

バスの風景。

湘南エリアと言えば海ですね。

ここで「かぐや様は告らせたい」(注2)のある話を思い出しました。

 

海に行くか、山に行くかについて、会長とかぐや様がひたすら論じ合うだけの回。

結局行先が決まらずお流れになりましたが、あの回に、もしこの案があれば結論は違っていたのかもしれません。

 

「逗子なら海と山が両方ある」

 

両方ある場所を挙げれば済む話でもない気もしますが、案として出す価値はあった気がします。

俗に言う「葉山の別荘」というオーシャンビューの地帯を抜け、少し山っぽい風景が広がってきたところで下車。

 

(注2)来月からアニメ2期開始です

 

いよいよ登山開始です。

 

 

ひたすらに続く山道。

勾配がキツく、「自分は何歳だったっけ・・・?」(注3)と疑うレベルで息が上がります。

まぁ、前日10時間以上ゲームするという引き籠りガチ勢だったのでやむなし。

 

会社の人と来なくて良かったと思いました。

体力の無さを露呈し、めっちゃ恥を晒していたことでしょう。

徐々に慣れてきて、「平坦な道で体力をセーブし、勾配が来たら本気を出す」という感覚が掴めてからはスムーズに登れるようになりました。

 

(注3)年々、実年齢(毎年変動)と精神年齢(中2で永久停止)の乖離を嘆いています

 

 

綺麗な花の咲く風景もあり、徐々に登山らしくなってきました。

ただ、慣れるとすぐに山頂が見え、若干呆気なさもありました。

歩行距離は4km程度。標高が低い初心者向けということもあり、1時間足らずで登りきりました。

 

 

山道ではほぼ人に会いませんでしたが、さすがに山頂には人が居ました。

お昼時ということもあり、風景を眺めつつのランチを楽しんでいました。

中にはコッヘル(注4)とガスバーナーを持ち込んで調理するというガチ勢も。

僕はそこまでランチに思い入れが無かったため、小型携帯メシの定番「カロリーメイト」をかじっていました。

 

(注4)アウトドア用の小型調理鍋。インドア派の僕が知っている理由は当然、ゆるキャン△

 

さて、ワイワイと昼食を食べるリア充の脇で、黙々とカロリーメイトをかじるというだけでも中々哀しい光景ですが、更に追い討ちをかける出来事が。

原因はコイツ。

 

 

野鳥の「つばさでうつ」攻撃

 

 

ねへほもんに10のダメージ

さらに、カロリーメイトが半分欠損した

 

一瞬、何が起こったのか分かりませんでした。

突然衝撃を感じたと思えば、食べかけのカロリーメイトが吹っ飛んで、指を見たら血が出ていたので。

周りの人が、鳥が飛来したという話をしていたので、ようやく状況が呑み込めました。

追撃が怖かったのと、人の少ない所で過ごしたかった(注5)ので、景色をある程度堪能したら退散しました。

 

(注5)僕の好きな音:鳥のさえずり、風で木々がそよぐ音/僕の嫌いな音:人の話し声

 

登山自体は一段落ですが、計画書にはまだまだ続きがありました。(注6)

行きと違う登山道を下り、他の観光スポットも回ろうというものでした。

 

(注6)あっさり終わった本編の続きって、大体面倒ですよね。今回も御多聞に漏れず。

 

 

まずは菖蒲園へ。

シーズンオフだったので入場無料の代わり、特に菖蒲は見られませんでした。

まさに、草しか生えない状態w

僕は写真からイメージを受信し、それを菖蒲園全体に拡散してエアー菖蒲園(注7)を堪能しました。

 

(注7)往復の電車内で「アクセル・ワールド」を読んでいました。それに倣い、心意の力で現実をオーバーライドしました。

 

ここからが大変でした。

詳細を書きたくない、ではなく書くとちと問題があるので、割愛させていただきます。

 

 

このトンネル位、闇が深いということで・・・

ヒントを言うと、「勝手にオリジナルチャートを開拓した」とだけ言っておきます。

 

なんやかんやで2時間経過。

続いて衣笠山公園へ。

 

 

「←衣笠山公園 400m」(注8)という看板に釣られて登ったのですが、勾配がキツ過ぎて2回中断の上、登り切った瞬間に座り込む事態に。
人生で一番長い400mでした。

 

(注8)山道の歩行距離が短いのは要注意です。その分勾配がキツイので、足より先に肺が《灰になるほどヒート》(注9)します。

(注9)シータバーンメアの切り札。クリーチャー面も意外と強い。

 

なんか要領を得ない記事になりましたが、めっちゃ歩いた末にここに到着。

 

 

登山の後の温泉最高スギィィィ!!!!!

 

体を洗う→薬湯に浸かる→ジェットバス→露天風呂→水風呂の掛け湯(?)が冷たくて断念→薬湯→サウナ→水風呂やっぱ冷たい→薬湯→体を洗う→露天風呂で足湯モードになり、体を乾かしてから出る

 

という、格ゲーのコマンド入力ぶりの複雑な手順を踏み、リフレッシュしてから帰路に就きました。

その爽快感、映像でお伝えしたいのはやまやまでしたが、諸事情(注10)により断念しました。

 

(注10)裸のおっさんしか映りません

 

以上、人のプランに乗っかっただけ、時々乗ることすら出来ずに脱線した一人旅でした。

最後の温泉(注11)で全てが吹き飛びました。

サイコー!

 

(注11)最後に、僕は人生で1度だけ、スノボに行ったことがありましたが、雪国で温泉に浸かった記憶しかありません