1.あなたのクラス、私に下さい
時は令和、ダイバーシティが高らかに叫ばれる時代。
単一民族が至高、などという時代は終わりを迎えた。
「多様性」の波に如何に乗るか?
人権問題、経済成長、果てには国家の存続に至るまで、多様性を活かし、相乗効果を生み出す。これを成し得た者のみが、
ワールドエンダーとなる、資格を持つ・・・!
しかし、複数クラスを揃えるというのは存外大変なことだ。
序盤から安定して複数クラスを揃えるには、相当構築を歪める必要が生じる。
皆が「紅蓮・古代兵器」を持つという裏技で成し遂げたルリグも居たそうだが、ここにもう1人、奇抜な発想で解を見出した者が居た。
謎の女王「クラスが2つ揃わないなら、相手からパクれば良いじゃない」
彼女のクラスは美巧・・・に見えるだろう。
だが、彼女は美巧であって美巧ではない。
相手のあらゆるクラスを奪い取る、「傀儡」というシステムを活用し、ワールドエンダーにのし上がった者が現れた。
その名は、「アルフォウ」。
2.解説
後攻1T:ハインリヒorソウジン+美巧で2クラス達成、ラプンツが絡めば盤面も焼ける
2T:1Tと同じくorアリョーヌ単騎で2クラス達成
3T:同上、2コインはさっさと投げて3面要求
4T以降:セユラギで傀儡を釣るorザロウで達成
では、個別カードの解説へ。
5枚目以降のハインリヒとして採用。
ハインリヒ4枚のみで2クラス揃うかが不安だったため、足らずはバニラで補完しました。
1ターン目は初手依存になりがちで、実戦でも2クラス揃わないことがチラホラあったため、更に枚数を増やすという案はアリだと思います。
その時は、Lv1がバニラ2枚になるという可能性を考え、バニラ同士でクラスを散らすのがポイントです。
黒は幸いルリグが多く、トリック、武勇、龍獣、宇宙、ウェポンと、最大5クラスを採用することが出来ます。
いきなりですがここで問題!
Q.もしバニラを1枚だけ採用するなら、最も強いクラスはな~んだ?
実はソウジンは、僕が持っているから入れただけという妥協の産物。
最適解は別にあります。
考えてみてください!
A.ウェポン
理由:序盤に盤面が並ばない時、アリョーヌでザロウを捨てて回収できるから
例を挙げると、後攻1ターン目にバニラを立て、先2で殴り倒され、後2で3面立たないというケースが考えられます。
美巧は捨てたいシグニが居ないが、ザロウが手札で腐っているという場合なら、グロウコストに1のバニラを支払い、アリョーヌを出してザロウと交換に拾うことが出来ます。
一応ブラックホール・ミミックでも同じことが出来ますが、採用枚数が一番多いのはザロウでしょうから、Lv1のバニラにはザロウをお勧めします。
まぁ、ナナシ登場時、僕は浦島エモ太郎として竜宮城に旅立っていたので、Lv1のウェポンバニラは名前すらも知らないんだけどねwww
イラストからも「単騎」という表現が似合う1枚。
ハインリヒ・プロトの破棄時効果でマイナスが振れ、出現時でラプンツを拾えば更にマイナスを振れるという序盤の火力源。
4枚入れたかった・・・
LB枠キツ過ぎぃぃぃぃぃ!!!
ラプンツ・スユラギと、序盤の打点になるシグニがLB枠を埋め尽くすので、本当に枠がキツイです。
後アリョーヌはLBエナチャージ1で、手札が増えないのも困りもの。
仕方がないので2枚に抑え、代わりにサーチ係を4枚採用。
美巧のLv1シグニの中で、限定が無く、最も汎用性の高い1枚。
1ターン目からサーチして、ライフの中身を知れるって強くないですか???
しかしこのカード、1つだけ、このデッキに刺さる致命的な弱点が・・・
美巧なので、他の美巧シグニとクラスが被る
もはやイチャモンの領域ですが、実際に使うと、美巧じゃなかったらなぁ~と思うことしばしば。
ヘンゼルは終盤でも活躍でき、
ヘンゼルでプロトをサーチ→プロトを出す(1枚山落とし)→プロト起動で傀儡出し(ルリグ自動で3枚山落とし)→ヘンゼル・傀儡でザロウを作る→ザロウでプロトを拾って出す(1枚山落とし)
の計5枚落としで相手を無理矢理リフレッシュに入れるという裏技はちょいちょい使われます。
キーセレでリフレッシュに入れられる機会は少なく油断しがちですが、アルフォウは容赦なく狙ってくるのでご注意を。
新規Lv4美巧。
マジで強いです。
ポン置き1点
この一言で全てが片付きます。
相手のパワー12000以下のシグニの正面に立てれば、隣のシグニゾーン経由ではありますが1点通せます。
隣のシグニゾーンにダウンしたシグニが居るなら、アタック時にトラッシュに落として回収効果を使えば良し。隣のシグニゾーンが除去されて空なら、そのまま殴って復活させるのみで良し。
テキストが長く、隣のシグニゾーンを使って打点を通すという特殊性から、「点数通すの難しいんじゃ・・・?」と思われそうですが、「ポン置き1点コスト不要」の超お手軽点取りシグニです。
アタックが通ればシグニ回収も出来るため、後続の確保にも役立ちます。
LBも盤面埋めで身を守れ、言うこと無しの1枚です。
枚数比が非常に悩ましいですが、今はセユラギ4、センショク3、ザロウ2、ブラックホール1の構成にしています。
蘇生時除去持ちのブラックホールは、蘇生先の選択肢として1枚あれば十分。
ザロウは防御面数不足の時、ザロウ2面+フル素材状態で疑似的に防御面数を増やし、相手の3面要求を妨害できることから最低2枚、
セユラギ&センショクは可能なだけ入れたいが、ザロウの素材調達に役立つセユラギの方が多め。
後はLv4全体でせいぜい10枚が限界と考えると、今の枚数比に行き着きました。
アルフォウのルリグデッキは、チャクラム+ワールドエンド、ストーリーテラーは確定、他2枠が自由という構成です。
防御面数は増やしたい、しかし蘇生系を積み過ぎると、アタックトリガーマシマシに屈する・・・と、悩んだ末に入れたのが、こちらのセット。
アルフォウはセユラギで盤面を2面埋めると、簡単にザロウが出せるため、シグニ回収の機会は多いです。
また、ストーリーテラーでもミミック回収を狙えます。
ミミックは除去能力を持たず、盤面除去が弱くなりそうですが、ここでワールドエンド起動の出番です。
ワールドエンドのコスト1枚を除く、残りコイン4枚の配分は、
Lv3で1,2枚
アルフォウのルリグ起動は使うか使わないか半々程度
残りはLv4のどこかで起動
が大まかな目安です。
実戦感覚としても、2回程度はLv4で起動に回せているため、ミミックで盤面要求が弱くなりそうな時は遠慮なく起動を使いましょう。
埋めるLBはセユラギorセンショクです。基本はセユラギで、ザロウ等、高パワーでケアされそうならセンショクと使い分けます。
ミミックはトリックで、2クラスを達成しやすいという意味でも好相性。
若干流行りに乗った感はありますが、アタックトリガー対策に採用しました。
回収効果を使うと防御面数が減りますが、ここでミミックを回収し、リーサルを3面防御に変えれば防御面数は補えるため、能力消しが腐る場合でも、他の防御手段の補助として、防御面数維持に役立ってはくれます。
相手が盤面空け中心の環境なら、アウェイクなり、グリモワールなり、3枚目の盤面埋めアーツでも良いでしょう。
3.私の弱点・・・?
アルフォウ「鏡よ、鏡、私が一番苦手な対面は、だ~れだ?」
鏡「それはアルフォウ、あなた自身です」
相手が美巧しか出さないミラーマッチには弱い。
そう、鏡だけにね(どやぁ)