どうも、ねへほもんです。

今日は大雪警報が発令されたため、学校は休みでした。

昨日書いた通り、外はこの有様です。

 

 

日本で仕事が休みとなれば、歓喜の舞を踊り、机の角に頭をぶつけそうなものですが、カナダに居るとそう単純でもありませんでした。

 

建前「英語を勉強しに来たのに、休講だなんて勿体無い!」

本音「家に居ても暇なんだよねー」

 

詳細な原因は不明ですが、降雪のせいで家のWifiが止まっており、本当にやることがありませんでした。

寝て、ブラックショールズの微分方程式を解いて、寝て、Pythonの勉強をして、寝る位しかやることがありませんw

今のブログも散々サボってくれたポケットWifiの力を借りて書いています。

 

通信制限があるので、当然ですが、動画なんて観ることはできません。

わたてん最新話の配信が始まっているのに・・・

 

 

まぁ、どうせ観られないんだけどね!!!

 

1.通行料50ドル!?

 

今日は8日目の記事の続きです。

軽くおさらいしておきましょう。

 

Starley Parkを目指し、バスに乗り込んだねへほもん。しかし、立ちはだかるバス停達に翻弄され、やむなく乗り継ぎを繰り返し、目的地を通り越して海を渡ってしまった!

果たして彼の運命は!?

負けるな、ねへほもん!

立ち上がれ、ねへほもん!

次回「ねへほもん、凍死す」

デュエル、スタンバイ!

 

 

思い出せましたかね?

目的地を通り越し、知らぬ間に海を渡っていたというところで前回は終了していました。

その後結局どこに行ったかというと、更に北へ進み、

 

氷結界の山嶺

 

に向かいました。

現実の言葉に訳すと、Grouse Mountainという山へバスで向かいました。

海を渡ったら渡ったで、別の観光スポットがあるのは知っていました。

 

山自体はスキー客ばかりで、普通の観光には適しませんが、山に登る途中で有名なスポットがありました。

その名も、

 

Capilano Suspension Bridge

 

です。

 

 

Suspension Bridge、日本語に訳すと「吊り橋」です。

何故吊り橋が名所なのか?

早速写真を見ていただきましょう。

 

 

とにかく長いです。

長いということはどういうことか?

静止画では伝わらず恐縮ですが、とにかく揺れます。

そして、下の様子は、

 

 

水深が浅いため(関係ない)、落ちたら死にます。

軽くスリルを味わえるスポットということですね。

 

ここが名所だということは知っていましたが、初めは行く気が起こりませんでした。

何故なら、

 

通行料50ドル

 

だからです。

日本円で約4500円。たかが橋を渡るためだけに4500円というのは高すぎます。

登山ついでに橋をわたろーという陽キャからぼったくろうという魂胆しか感じません。

とはいえ、近くまで来ると行ってみたくなるもの。

あまり気は進みませんでしたが、たかが吊り橋を渡るためだけに(バスで)山を登ることにしました。

 

 

2.「生」を感じる

 

到着し、まずは通行料の支払いから。

5ドルの間違いじゃないかと密かに期待していましたが、普通に50ドル徴収され、吊り橋へ。

渡っていると、予想通りの揺れと高さが待っていました。

 

めっちゃ揺れます。

揺れと人の重量で橋が落ちるんじゃないかと思うと、手すりから手が離せません。

渡っていると、通行料が高い理由が分かった気がしました。

 

もしかして、勝手に生命保険に加入させられてる!???

 

そう、本当の通行料は25ドル程度で、残りの半分は生命保険の保険料だったのです!

もし橋が落ちて僕が死んだら、家族に保険金が支払われたのでしょう。

バスを乗り間違えて命を張る羽目になろうとは、恐ろしいものです。

 

現実は、橋が落ちることなく無事に渡り切れました。

安心しながらも、揺れで三半規管がやられたのか、軽く酔っています。

また吊り橋を渡って戻るだけか・・・そう思って辺りを見回すと、ある事実に気づきます。

 

「あれっ、まだ続きがある?」

 

吊り橋自体は終わりましたが、その先の森を探索できるよう、道が整備されていました。

 

 

なんか綺麗にライトアップされています。

結果だけ言うと、3時間半ほど滞在していました。

途中から雪が降ってきて寒かったですが、景色を楽しみながら森林浴ができ、非常に良かったです。

50ドルの価値を感じました。保険料じゃなくて良かったですw

 

自然に帰った気持ちになると、ついつい哲学的な思考に耽ってしまいます。

「この世は醜くとも・・・」

「人生は儚くとも・・・」

 

どんな厨二めいた呟きをしても、周りは外国人ばかりです。

内容がバレることはありません。

まぁ、たまに日本人と会うこともありましたがw

また、偶然で驚きましたが、途中で知り合いの方と出会い、懐かしい気持ちになりました。

 

 

「すらぐさん、お久しぶりです!」

 

森林浴を終え、吊り橋を渡って戻って観光は終了・・・と言いたいところでしたが、まだ続きがありました。

 

 

崖を歩く・・・

どういう意味でしょう?

 

 

吊り橋のようには揺れない代わりに、足場が非常に細いです。

足を踏み外さないようにと、自然に下を向いてしまいますが、すると下がよく見えます。

吊り橋以上に落ちる恐怖感を感じました。

軽く死と隣り合わせになる感覚を味わい、「生」を感じていました。

 

「死を意識して初めて、今自分は生きていると感じられる」

 

今の自分を知るために、敢えて異なる環境に身を置く。

語学留学がまさにその例です。

他国の暮らしを経験し、「日本の暮らしがどんなものか?」を相対的な観点から理解しています。

 

僕が中本などで、辛さに対する自分の限界に挑むのも同じ理由です。

自分の身体を追い込み、限界が見えてきた時に、「辛い、痛いと感じているのは、生きているからなんだ・・・!」とリアルな「生」を感じられるのです。

辛すぎて三途の川が見えたこともありますw

 

吊り橋や崖歩行は、丁度良いスリル感なのかなと思います。

こりゃ人気スポットなわけだ。

 

 

更にスリルを感じられるよう、足下が丸見えの場所も用意されていました。

ここはマジで怖かったです。

リアルな危険が存在していました。

 

油断しているとスマホを落としてしまいます

 

皆さんも行かれる際はくれぐれもご注意を。

自然豊かな環境で、歩いて回る価値は十分ありますので、オススメのスポットですよ!

 

 

3.滞在時間15分

 

目当ての吊り橋は渡り終えましたが、まだ昼過ぎで時間があります。

どうしようかと考えた結果、Grouse Mountainの麓に行くことにしました。

同じエリア内ならバス代はタダですし、山の雰囲気を感じるのも観光の一環と言えましょう。

スキー板を持つガチ勢に囲まれながら、麓へバスで向かいました。

 

 

まさに雪山。

僕が思い描いていたカナダの景色が、そこにはありました。

辺りを見渡すと、

 

・人

・車

・リフト

・雪

・山

 

がありました。

他は何もねぇ!

何を観光すればいいんだ!?

 

滞在時間:15分

 

次のバスでさっさと帰りました。

ここはスキー客専用ですね・・・

何も写真を撮らないのもつまらないので、絵になりそうな像を写真に納めておきました。

 

 

15分すら持て余すレベルで何も無い場所だったので、1人で雪と戯れていました。

どうせ周りは外国人。意味なんて分からんだろうと、僕が一番好きなWinter Songを歌っていました。

「会いたいから〜、恋しくて、あなたを思うほど、WooWoo!」

 

Glay「Winter, Again」

 

年代を感じますが、僕にとって冬の歌といえばGlayです。

中学の時はレミオロメン「粉雪」が流行っていましたが、僕は流行からずれていたようです。

一通り歌い、虚無な気持ちになった辺りでバスが来たので帰りました。

 

(番外編)シーバス

 

行きに何故か海を渡ってしまったので、帰りも海を渡って帰りました。

電車、バスに次ぐ第3の交通手段こと、「シーバス」です!

 

 

これもコンパスカードで乗ることができます。

但し、エリアを跨ぐので追加料金は必要です。

内装はこんな感じです。

市街地の移動で船を使う機会は少ないでしょうから、これも観光の一環として、利用してみてはいかがでしょうか?

 

帰り道、軽く時間を計測しながら帰っていると、Grouse Moutainが行きやすい場所にあることが分かりました。

シーバスで20分、バスで30分、乗り換えを含めて1時間足らずで山と市街地を行き来できます。

東京で言うと、東京からアクアラインに乗って、その後バスで30分ほど行った所の千葉の山奥でスキーができるようなものです。

新潟まで行かずとも、もっと手近なところでスキーができると考えると、カナダ観光で滑るのも悪くなさそうです。

 

明日も休講説があり、ネタが尽きそうな気配漂う留学日記ですが、まぁ何か書くのでお待ちください!