どうも、カナダ留学中のねへほもんです。

今日から研修開始という訳で・・・

 

【祝】ノートPCゲット!

 

日本のように古臭い紙文化は残さんぞということで、ノートPCをレンタルできました。

ありがてぇ。

とはいえ、日本製のPCではないため、色々とトラブルが。

 

 

うんうん、海外製だし英語表記なのは仕方ない・・・んっ、読めない・・・?

 

スペイン語

 

前の使用者がスペイン語設定のまま返却して、そのまま流れてきたようです。

PC設定はともかく、Gmailのアカウントを残したままなのは危ないと思うぞ。

自分は返却時に垢消しを忘れないでおこうと決心しました。

 

今日は研修初日。本当に色々あって疲れました。

悪く言えばトラブル続き、良く言えばネタの宝庫で、おそらくこの1ヶ月で最もネタに溢れる1日かと思いますので、長くなりますが読んでもらえると嬉しいです。

 

1.登校

 

社会人の僕にとって、久々に出てきた「登校」という単語ですが、ご存知の通り学校に行くという意味です。

簡単そうに思えますよね?

しかし、

 

今日一番キツかったのは登校

 

うん、まぁ信じられないこと続きでねぇ・・・

 

話は昨日に遡ります。

1日違いでホームステイ先に来ており、既に学校の下見を済ませた人に、都市部へ案内してもらう約束をしていました。

 

「明日8時半登校予定だけど、起きられそう?」

「明日は7時20分発のバスに乗るからね!」

 

僕は9時スタートでしたが、学校が違うため、開始時刻が異なるようです。

 

早起きに自信のない僕は、

"I try to get up early."

と返答し、眠りに就きました。

 

ここまで書けばお察しかと思いますが、

 

寝坊しました・・・

 

案内役の方がね!!!

 

ここまで完璧なフラグ回収展開になるとは。

「お前遅れるなよ〜」「言ったお前が遅れてんじゃね〜か!」

こんなやり取り、アニメの世界でしか起こらないと思っていました。

 

 

6時半:食卓に一番乗りし、朝食を食べ始める

7時10分:出発予定時刻。しかし誰も来ない

7時20分:誰も来ない。バス停に瞬間移動できるのかと期待したが、何もなく乗車予定時刻が過ぎる。

7時30分:誰も来ない

7時40分:誰も来ない

7時50分:僕が遅れそうなので、見捨てて1人家を飛び出す

 

事前に聞いていた、バス停の大まかな位置情報を頼りに、まだ見ぬ道を一人歩き進める。不安に包まれながら、人が行列を作る場所に辿り着く。

無事バス停に到着し、最寄り駅へ到着。日本と変わらず満員電車に揺られながら、8時30分、最寄り駅に到着。

 

「事前案内によると、学校は最寄り駅から徒歩1分で着けるらしい。つまり、9時に間に合うかは微妙だな。

 

この世は算数の常識が当てはまるほど単純ではないことを、誰よりも知っていたのだ・・・

 

 

バンクーバー市街地。建物は多いが、レンガ作り(?)というか、歴史を感じさせる佇まいである。

高層ビルが立ち並ぶ東京よりは、観光地に居る気分で、居心地が良かった。

だが、安穏とはしていられない。

 

学校を見つけなければならない

 

地図を見ると、大きな丸で学校はこの辺りだという目印が付けられていた。だが、目印が大きすぎて、どの辺りかは分かっても、正確にどの建物かが分からない。

 

8時40分:学校周辺と思われる道路に到着。彷徨い歩く。

8時45分:彷徨い歩く

8時50分:彷徨い歩く

 

「学校潰れちゃったのかな?ならしょうがない、1ヶ月遊び歩くしかないな〜」

 

割と本気で諦めかけたその時、

 

8時55分:ビルとビルの間に、学校へと続く小さな入り口を発見

 

RPGとかでもありますよね。

洞窟で下に続く階段の場所が分からない。仕掛けを解かないといけないのかと思ったら、単に隅っこで見えづらかっただけという真相。

 

 

2.オリエンテーション

 

見えづらい入口にイラッとしながらも、何とかオリエンテーションに間に合った。

いや、受付で時間を取られたから、教室に入ったのは5分遅れたけど。

いや、オリエンテーション開始は30分遅れだから問題ないけど。

 

オリエンテーションはまず、Readingの事前テストを受け、終わった人からSpeakingテストとして、先生と「あなたの職業は?」みたいな自己紹介トークの受け答えを行いました。

3人一組だったので、クラスメートにも自分の力量を晒されるという辱めを受けました。

TOEICスコアだけで海外に呼ばれた僕は、当然のようにさっぱり喋れません。

しかし隣から、

 

「○✕@#$^&・・・・・・・¥!?」

 

やたらと饒舌に話す人が。

あれっ、事前に質問事項を知っていたのかと思わされるレベルの受け答え。

1を聞かれたら10で返す。

日本語でも無理やろ〜という受け答えに、途中から理解が追いつきません。

 

無力さを味わったテストの後に、「8割出席で卒業認定」「10分以上遅刻したら欠席扱い」「学校内は英語オンリー」とか、校内のルールの説明を受け、昼休みに入りました。

英語オンリーって厳しそうに思えますよね?

でも、

 

クラスメートがブラジル人だらけで、英語しか通じない

 

言われなくても英語しか使いませんよ!えぇ。

 

 

3.昼休み

 

今日最大の難関が登校だとすれば、次の難関が昼休みでした。

先に海外留学を経験していた同僚から、事前のアドバイスを受けていました。

 

「初日で孤立しないように気をつけろ」

 

オリエンテーションの段階から、クラス内で少しづつ話し声が増えるのを感じていました。

一方僕は、誰とも話せていない状況。

そこで訪れた昼休み。

登校やら英語やらでヘトヘトで、普段ならマイペースなお昼を楽しむところでしたが、今日を頑張らずしていつ頑張るのか?

とはいえ、自分からお昼に誘う度胸も、誘って来てもらえる自信もありません。

取るべき作戦は1つでした。

 

作戦名「コバンザメの型」

 

名前から想像できるかと思いますが、「この人おっきくて求心力がありそうだから、この人に付いていこっ!」というノリで、ただ付いていくだけ。

本当に体格の大きい人が多いです。

エレベーターが威圧感で溢れていますw

 

作戦通り、7人グループとクラスの半分が属する派閥に無事入れ、色々と話しかけられながら、少しずつ認知してもらいました。

優柔不断な日本人と違い、外国の人は即決即断だし、サクッとお昼の店を決めてくれるだろうと思っていました。

・・・が、ここから謎の展開へ突入します。

 

何故か誰もエレベーターのボタンを押さないので、学校内の食堂階へ誘導

②食堂のメニューを見回した後、何故か即退散

③外に出て、レストランへ向かうのかと思いきや、何故かデパートに入り電化製品を物色

④デパートの上のフロアへ行き、そこがレストラン街かと思いきや、何故か服を見始める

⑤デパートから出て、一旦喫茶店に入るが、何故か即退散

何故か学校からどんどん遠ざかり、ようやくバーガーショップでお昼を食べる

⑦時間が無い中、真っ直ぐ学校へ帰らず、何故かスーパーに立ち寄り、結果授業に遅刻

 

これは恐ろしい集団心理です。

意味不明な方向に足を進めるも、誰も異を唱えません。

陰キャな僕が、超高速スペードで話すブラジル人達に口を挟める訳もなく、ただ付いていくだけでした。

一見、身勝手に振り回されるだけに見える僕。しかし、ポジティブ思考な僕はこう考えていました。

 

「朝から疲れ果て、店を探す気力も話し掛ける気力も無い僕を導き、ただ相槌を打てば良い状況を作ってくれているんだ・・・」

 

ただただ受け身で良いじゃないか。

陰キャだもの。ねへ

 

 

4.午後の授業

 

午後の授業は、座学でバンクーバーの名所の説明を受けた後、実際にバンクーバーの市街地を歩くという授業から始まりました。非常にノリノリな先生で、名所の説明でマシンガントークが止まりません。

ここでふと、英語の上達と関連しうる真理の片鱗が見えました。

 

「あれっ、この先生の話、中身がほとんど無い・・・」

 

饒舌に話していますが、落ち着いて聞いてみると、5,6個の単語で表現できる内容を何文にもわたって繰り返しているだけです。

「高い吊り橋がある」「めっちゃ揺れる」「高くて渡れなかった」「高いから揺らすと危ない」

途中から、「知ってるよもう!」と言いたくなりましたが、薄い内容を恥ずかしげもなく連発できる図太さこそが、英語上達の秘訣だと感じました。

そーいや、饒舌に話していた外国人留学生も、あまり中身がないのか、先生があまり興味なさそうに聞いていたような気が。

 

そりゃまぁ、初めから的確な内容で、長く話し続けられるのが理想的です。

しかし、初心者のうちから、会話のテンポに合わせて的確な文章を組み立て、話すのは至難の業です。

ついついしょぼい内容になりがちですが、とにかく量で経験を積むのが重要です。

 

よく言われることですが、日本人は失敗を恐れて恥ずかしがり過ぎます。

とにかく言葉を紡ごうとする積極さは見習うべき点だと感じました。

 

気づきを得たところで、バンクーバー市街地を歩き回りました。

当然、クラスメートが隣に来ることもあります。

僕がとった態度は・・・

 

「次の個人レッスンに備え、体力を温存しよ」

 

逃げの一手。

文章量でお分かりのように、朝から密度の濃過ぎる時間を過ごしていました。

多数の陽キャと行動を共にし、陽キャのペースでエネルギーを消費したことで、陰キャの僕の残りHPは僅かでした。

今日は許してくれ・・・(明日からやるとは言わない)

 

 

バンクーバー五輪の聖火台と、奥に映る山をセットで写しました。

週末、英語研修という名目を忘れ、静かに観光を楽しみたいと思うのであった。

 

そして最後の授業。

担当の先生と、1対1の個人レッスンです。

個人レッスンともなると、僕の雑魚さを隠し通すことはできません。

授業中も、こんなレベルの文章でも話せないのかと言葉に詰まってばかり。

しかし、

 

「初めだから仕方ない」

「(一言二言話しただけで)よくできました!」

「(正解すると)完璧!!!」

 

マジ天使だ・・・

 

容赦なく英語の大洪水をもたらすクラスメートとは大違い。褒めて伸ばそうという姿勢が見て取れました。

クソ雑魚スライムな僕にも、居場所はあったようです。

当初、2時間と長すぎぃ!と思われた個人レッスンも、あっという間に終了の時刻になりました。

 

ちなみに授業の題材は、「京都にオープンしたスタバのお店」でした。

「スタバは好きか?」と聞かれた時に、「気取った意識高い系の空気がして嫌」という陰キャ回答をしたところ、「私も好きじゃない」と言ってくれました。

先生も気分を良くしたのか、「京都のお店は良いと思う。スタバ自体は好きじゃないけどね///」と何度も繰り返していました。

 

「会話を弾ませるには、共通の話題を見つけよう」

とよく言われます。

ただ僕は、「共通の話題」という表現では弱いと思います。

 

ネットの世界を見ていれば明らかですが、人は何かを褒めようとする正の感情以上に、何かを貶めようとする負の感情が暴走しがちです。

 

「汎用的な単語+否定系」

 

これこそが、人同士が強く同意し合える最強の話題だと思います。

 

「アンチ巨人」

「仕事ダルい」

「政治家はけしからん」

 

どれもついつい話し込んでしまう話題ではないでしょうか?

 

ちなみに、「わたてん最高!!!」のような、

 

「マイナーな単語+強い肯定系」

 

というパターンも、人同士が強く同意し合える話題ですが、大きな弱点があります。

それは、

 

同意してくれる人が少なく、使いづらい

 

ことです。

適当に身近でないところで共通の敵を作るという手法は、海を越えても有効なのだなと気づいた1日でした。

 

 

(番外編)帰宅後

 

ホームステイ先に帰り、他の宿泊生やホストファミリーと共同の食事の時間。

初日の昨日はさっぱり話せず、今日も全然話せませんでしたが、1つ大きな違いが。

 

「授業ではない気楽な場で話せるって、こんなに快適なんだ・・・」

 

まぁ、英語すら忘れて日本語でブログを書いている今が一番解放感で溢れていますがw

 

解放感に任せて延々と書いてきましたが、いかがでしょうか?

どうせ明日からはネタに詰まるのでご安心くださいw

では!