らいだぁ杯に行ってきたんだぁ。
どうも、ねへほもんです。
「オールスター、キーセレ、デュエマ」という異色のチーム戦だったらいだぁ杯が無事終了し、カバレージ担当の僕は執筆に追われています。
今日もカバレージを書き起こすべく、21時半に帰宅してから個人ブログで準備体操を開始しています。
我ながら支離滅裂ですね・・・
支離滅裂といえば、僕は経済学部卒だけど君は牛丼が好き?
という訳で、準備体操として今回は以下の支離滅裂な発言を取り上げます。
「牛丼値上げか・・・もっと牛丼を食べよう!」
1.ギッフェンさんは貧しかった?
「物が安くなるといっぱい買いたくなる」
この自然な心理について、経済学では、「代替効果」と「所得効果」という2つの効果に分けて説明されます。
上のグラフで説明すると、
「X財の値下げに伴い、予算制約線がPTからRSに変化する。この時、需要曲線との交点がE1からE2に変化し、X財の消費量が増える。これを代替効果という。更に、X財の値下げに伴い実質所得が上昇し、予算制約線がRSからPQに変化する。すると、予算制約線と交わる需要曲線がU1からU2に上へシフトし、交点がE2からE3に変化し、X財の消費量が減る。これを所得効果という。」
うむ、さっぱり分からん。
・・・となるでしょうから、言葉で説明します。(なら何故グラフを出したし)
(例)牛丼とラーメンが大好きなAさんの話
牛丼とラーメンが大好きなAさんはある日、不幸なニュースを耳にします。
「牛丼値上げ!???」
大好物の牛丼が値上げとなり、ショックを隠せないAさん。
まず頭に浮かんだのは、
「牛丼が高くなるなら、ラーメン屋巡りを増やすかぁ・・・」
という思考。
好物の一方が高くなれば、もう一方を多く消費するのは自然な発想です。これを「代替効果」と呼びます。
その後ラーメン屋に行く頻度を増やしたAさん。ふとある事実に気付きます。
「ラーメンばっかり食べてたら、金がねぇじゃん!!!」
牛丼に比べて相対的に高いラーメンを食べる頻度が増え、しかも牛丼の値上げも財布に響くというダブルパンチ状態。
牛丼が値上げされたことで、外食に使えるお金が減り、所得が減ったのと実質的に同じ状態になる。これを「所得効果」と呼びます。
「外食に使える金が減ったし、安い牛丼を食べるしかねぇな・・・」
こうして、Aさんは値上げ前よりも多く牛丼を食べるようになったのであった。
一見支離滅裂に思えた「牛丼が値上げされたらもっと食べる」が、上の例では成り立ってしまっています。
経済学的に言うと、「代替効果で減った消費量以上に、所得効果で消費量が増えた」ということです。
この例の牛丼のように、代替効果よりも所得効果が大きい財のことを、発見した経済学者の名にちなんで「ギッフェン財」と言います。
ギッフェンさんも貧しかったんだろうなぁ・・・
2.ギッフェン財はやっぱりおかしい!
「値上げされたら消費量が増える・・・?」
狐につままれた気分になった方も居るかと思います。
そこで最後に種明かしとして、「ギッフェン財は現実には稀」ということを説明し、納得できる形で締めたいと思います。
上のAさんの例は極端でした。
Aさんから、「牛丼の値上げで金が無いから、ラーメンを諦めて牛丼を食べるしかない」という話をされたら、こう返したくなりませんか?
「牛丼が値上げされたんなら、他に安いマクドとか丸亀とか行けば良くね?」
Aさんの例は2つの外食店しかない世界を想定していましたが、現実には無数の外食店が存在します。
安いお店もバリエーションに富んでいるのですから、1つが高くなったら諦めて他に行けば済む話です。
先ほどのギッフェン財の例は、「牛丼かラーメンしか食べない!」という超偏食なAさんだからこそ成立した例だと言えます。
後どうでもいいですが、「マクドとか行けば良くね?」の「マクド」は関西の表現、「良くね?」は関東の表現なのでここにも支離滅裂要素を取り入れています(どうでもいい)
・・・とまぁ、準備体操がてら1本記事を書きましたが、「ギッフェン財って面白い発想だなー」と思ってもらえたら幸いです。僕は初めて知った時、「その発想はなかった!」って思いました。
んじゃ、カバレージ書きますかー