どうもです。

今日は9時前仕事終わり10時帰宅という、普段なら記事を書かない状況ではありますが、ネタを思い付くと書きたくなるのがブロガーの性というもの。

 

1.今日の題材

 

今回は、この前ネットニュースで見かけた話題についてコメントします。

正確には覚えていませんが、こういう話でした。

 

社会人の先輩が新人をラーメン屋に連れていった時に、後輩が給水機で自分の分の水だけを入れてきたので、先輩が「こういう時は、自分の分だけではなく、先輩の分も入れてくるべきと覚えておいた方がいいよ。」と言いました。その時に後輩が、「でも、あそこにセルフサービスって書いてありますよ。」と言ったというお話です。

 

僕は一見した時に、オチの付いた面白エピソードだな程度にしか感じませんでしたが、ネット上の反応では、「先輩後輩関係なく、給水機に近い方が取りにいくべき」「後輩だから取りに行くべきというのはパワハラ」といった反応が多くて驚きました。

ただ、社会人の立場としてコメントすると、先輩の発言は正しいと思います。

 

 

2.「正しさ」を押し付けることは「正しい」のか?

 

ネット上の反応を見ていて、「自分の正しさを押し付けようとしている」という印象を持ちました。

僕自身の考えはネット上の反応に近く、先輩後輩関係なく、動きやすい人が行動するのが合理的だとは考えています。

ただ、「正しい」というのは個々の価値判断を伴い、唯一絶対的な尺度ではないことを知っておくべきだと思います。

 

社会に出ると、数年上の先輩だけでなく、何十歳も上の上司とも付き合う必要があります。

歳が離れればその分、価値観も大きく違ってきます。

全員一概には言えませんが、僕の経験上は、上下関係を重視する人が多いという印象を持っています。

 

そういう上司に対して、「その価値観はおかしいですよ。近い人が取りに行くのが合理的ですよ。」と諭すのが、果たして正しいと言えるでしょうか?

おそらく、「合理的かは関係ない。後輩が取りに行くものだ。」と一蹴されることでしょう。

 

ネット上では、「俺はコレが正しいと思う!」と好き勝手に宣言しても別に困らないでしょうが、社会では先輩・上司と付き合っていく必要があり、無闇に関係を悪化させることは賢明ではありません。

時としては、自分の考えに反してでも、相手の意向を汲み取り、穏便に済ませることが合理的な場合があるというのは、社会で生きていく知恵として覚えておいて損はないと思います。

事例の先輩の話に戻ると、「後輩だから取りに行くというのはおかしいと思うかもしれないが、そう思っている上司が多いことは知っておいた方が良い。」ということを親切に教えてくれたのではないでしょうか。

 

この話題を取り上げようと思った時、ふと「キノの旅」のワンフレーズが浮かんできました。

 

「誰だって、悪いことはしない。誰だって、何が悪いかは自分で決めている。」

 

今アニメで絶賛放映中の「ガンゲイル・オンライン」の原作者でもある時雨沢先生の名言だと思います。どうでもいいですが、GGOの第1話は最後にレンが銃をぶっ放すシーンを見てスカッとしました。ティナちゃん、シノンと銃使い好きの僕にとっては続きが楽しみな作品です。

 

自分が「正しい」と思う信条があるのと同様に、相手にも「正しい」という信条を持っている。それは忘れてはならないと思います。

 

 

3.「押し付けない」が「流されない」

 

相手の信条を尊重する、目上の人には気を配るというのは、多くの社会人の方が同意してくれる生き方のコツでしょう。

ただ、それが行き過ぎた結果がパワハラや、働きづらい職場を生んでしまっている側面もあると思います。

 

これは完全に僕の個人的な考えですが、

「仕事を進める上で合理的な場面では気を遣う。それ以上に余計な気は遣わない。」

という基準で動いています。

 

全く気遣いをせず、上司に悪い印象を持たれる、場合によっては注意されて余計な時間を使って気分を害されるおそれのある場合には、気を遣うべきです。上司の水を取ってくる位の手間であれば大したことは無いです。

但し、「毎日上司の飲みに付き合い、愚痴を聞いてあげる」「上司の理解に資するよう、必要以上に資料を作りこみ、入念に準備して説明してあげる」というのはやり過ぎだと思います。

 

そうやって上司のポイントを稼ぎつつ、かつ自分に求められる仕事をしっかりこなせるのが理想ですが、現実はそうはいかないもの。僕もその両立は諦めています。

あくまでも、自分の仕事をこなすことが第一であり、上司との付き合いはその障害にならない程度に済ませるのが、ストレスを溜めずに一定の成果を挙げるコツだと思います。あくまでも仕事上の付き合いなのですから、上司としても、ご機嫌を取るだけで大して仕事の出来ない後輩よりは、付き合いはさほど良くなくても仕事をしっかりこなす後輩の方を評価してくれると思っています。現実には、機嫌取りを重宝する人は居るのでしょうが、そんなクソ上司に評価される必要はないと割り切っています。

 

あくまでも個人的な考えですが、「対上司は減点されない範囲の付き合いで済ませ、加点は狙わない」程度のスタンスで居るのが生きやすいと感じています。

会社の面談で、「折角一定の成果を出せているのだから、上への見せ方にも気を付けた方がいい。」と言われますが、見せ方にこだわる暇があったら、作業を進めた方が合理的というのが僕の信条なので、おそらく上から高い評価を得られることは無いのでしょう・・・

まぁ、マイペースな生き方で、昇進に一切執着しない僕ですから、他者からの評価なんてどうでもいいです。

 

 

僕自身が、自分の信条に正直に生きようとするタイプなので、それだけでは上手くいかないということを知ってもらおうと思ってこの記事を書きました。

信条同士が真っ向からぶつかると折れてしまうので、時には衝突を回避して上手くやり過ごすことが、信条を大切にしつつ生きるコツなのだと思います。

 

何か参考になれば・・・と一方的に書くのは偉そうなので、反論等があればコメントください。→Twitter:@nehehomon

議論しつつ、自分の考えを深めるのも嫌いじゃないので。

それではまた。