突然ですが皆さん、「ゲートボール」というゲームはご存知でしょうか?

今セレクター界隈で人気のゲームで、ウィクロスの世界大会の会場でも休み時間中に行われていました。

という訳で、本日は「ゲートボール」についてご説明します。

 

(謎の鳥さんですね・・・?)

 

1.どんなゲーム?

 

以下は個人ブログのネタ収集の強い味方ことWikipedia先生にお出まし願いましょう。

(参考)https://ja.wikipedia.org/wiki/ゲートボール

 

1チーム5人のチーム戦で、スティックを用いて1人ずつボールを打ち合っていき、ゲートを通過すれば1点、最後にゴールポールに当てれば2点得られ、30分経過時点での獲得点数が多いチームが勝利します。

ゲートは3つあり、それぞれ第1、第2、第3ゲートと呼ばれます。よって、ゴールポールまで到達できたプレイヤーは1+1+1+2=5点を得ることになります。

 

 

2.「タッチ」と「スパーク」

 

特殊ルールが無ければ、単にゲートに早くボールを通すだけの技術ゲーになるだけですが、「タッチ」「スパーク」というルールが戦略性を与えています。

 

まず「タッチ」とは、自分のボールを敵味方問わず、他のボールに当てることを指します。

その後タッチしたボールを「スパーク」により動かします。

ボールを足で踏んで打っている様子を見たことがあるかもしれませんが、あれがスパークです。

 

 

自分のボールのところにタッチしたボールを持ってきて、自分のボールを足で踏みながら打って衝撃を与え、タッチしたボールを飛ばします。

これにより、相手のボールを好きな方向に動かすことができ、相手のゲート通過を妨害することができます。

 

単純にゴールポールを目指すことが勝利に繋がらない理由がここにあります。

ゴールポールに当てることを「あがり」と言いますが、あがってしまうと2度と打順が回ってこないため、相手の方がプレイ可能な人数が多くなり、妨害合戦の上で不利になります。

例えば3人VS5人という状況になると、単純に数の上で不利になるだけではなく、相手に連続して打順を回す場面があるため、味方のボールが連続してスパークされ、ゲートの遥か遠くまで持って行かれる可能性があります。

全員揃ってあがりを狙うのが基本の方針ですが、妨害合戦となるとなかなか難しいです。

 

 

3.ずっと俺のターン?

 

ゲートボールには「打権」という概念があります。

「交互に打つのだから打権は1人1回だろう」と思われるかもしれませんが、打権はプレイング次第で増やすことができます。

 

  • ゲートを通過させると、1打分の打権が発生する。
  • タッチをしスパーク打撃が完了すると、完了数1つにつき1打分の打権が発生する(スパークは1打とは数えない)。
 
ゲート通過で打権が増えるのは、ゲート通過のご褒美のようなイメージで自然な気がしますが、重要なのは後者です。
ゲートは3つしかないため、ゲート通過での打権追加は計3回のみですが、タッチ&スパークはゲーム中何度でも可能です。
「完了数1つにつき」というのもポイントで、1打で複数ボールにタッチすれば、タッチした回数だけスパークでき、更にスパークした数だけ打権が追加されるため、相当美味しいです。
 
打つ→タッチ→スパーク→追加された打権を行使→再びタッチ→スパーク→更に追加された打権を行使→・・・
 
と進めば、「ずっと俺のターン」状態になります。
一応、「1ターン中に同一ボールにタッチできる回数は1回まで」というルールがあるため、どんなに長いターンでも必ず終わりがきます。
 
打権追加という観点からも、「タッチ」&「スパーク」をいかに戦略的に組み込むことが重要かがお分かりいただけるかと思います。
 
 
いかがでしょうか?
文字情報だけでは分かりづらいため、興味を持った方は動画も観てください。
 
(参考)実戦動画
 
どうでもいいですが、ゲートボールは漢字で「門球」と書きます。
記事のタイトルは「ゲートボール入門」ですが、ここの「入門」には、一般的な入門に加え、ゲート(門)をくぐらせるという意味も込められていたのです!(上手い?)
 
ところで、ゲートボールって屋外競技だよな?
何でウィクロス世界大会の会場で出来るんだ?
謎だなぁ・・・()