老いのゆくえ | つくば暮らし(隠居日記)

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気が向いたときに更新される日記です。

 

黒井千次の新書「老いのゆくえ」を買った。前に読んだ同じ著者の「老いの味わい」の続編のような本です。著者が読売新聞に書いているエッセイ「時のかくれん坊」を5年ごとぐらいにまとめて本にしたものらしい。

「老いの味わい」は著者が70代後半の頃に感じた老いについて書かれているが、「老いのゆくえ」は現在87歳の著者が80歳代で感じる老いを綴っています。日々の生活の中で感じる老いは、歩行中の転倒であったり、病院に通う機会の増加であったり、物忘れの多発であったりと、「老いのゆくえ」の頃と較べ格段に深刻になっています。 前作で年齢というものは常に初体験であるといくぶん余裕をもって言っていた著者も、静かに老いを見つめ、老いと真剣に向き合っている感じがします。 それゆえ自分らしく老いればいいと気負いなく言っているのが心に残ります。 老いは夕日の中静かに斜面を登るようなものだという言葉に作家の視線を感じます。

 

 

 

 

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