フェルメールへの旅➀ | つくば暮らし(隠居日記)

つくば暮らし(隠居日記)

気が向いたときに更新される日記です。

 

先月から上野の森美術館で開かれているフェルメール展は大盛況の様である。 本屋の店頭でもフェルメールを紹介する様々な雑誌、書籍が並べられている。 最近のフェルメール人気には驚きます。自分がフェルメールへ興味を持ったのはいつ頃だったろう。長年勤めた役所を退官して海外旅行に出かけるようになった頃、海外でいろんな美術館に行く機会が増えてきてフェルメールを観る機会が増えたのがきっかけになったのかもしれない。 最初にフェルメールを観たのは1994年ベルリンの絵画館である。

当時まだ現役で、ベルリン郊外のポツダム測地学研究所を仕事で訪れたことがある。このときベルリンの絵画館で初めてフェルメールを観た。若い女性が一人室内で黄金色の光を浴びて立っているという構図の「真珠の首飾りの女」である。後にフェルメールの最高傑作のひとつと知ったが、当時はただの魅力的な絵としか思わなかった。これがフェルメールとの最初の出会いである。

真珠の首飾りの女

 

その後フェルメール関係の本を読んでフェルメールの知識は増えていったがフェルメールの絵を見る機会はなかった。機会が訪れたのは、退官してオランダ旅行に行った10年後である。2004年オランダのライデン、デンハーグ、デルフトに行った。 最初本で知っていたデンハーグのマウリッツハイス美術館で「真珠の耳飾りの少女」と「デルフトの眺望」を観ました。絵はガランとした部屋に置かれておりほとんど見学客もいなかった。写真も自由に撮らしてくれた。贅沢な雰囲気の中でああこれがフェルメールかとはじめてフェルメールを意識的に見た旅行でした。

 

真珠の耳飾りの少女

後にこの絵をヒントにしたフェルメールと女中との恋愛小説が映画化されて観に行きました。 今の世界的なフェルメールブームのきっかけになった小説です。

 

デルフトの眺望

 

その後デルフトに行きました。デルフトはフェルメールの生まれ育った町である。フェルメールの生家跡とかフェルメールの眠る教会等を観た後、「デルフトの眺望」に描かれた街並みを歩きました。「デルフトの眺望」はマルセル・プルーストが世界でもっとも美しい絵といったとか。運河を巡らせたデルフトの街の散策は気持ちいいものでした。

つづく・・・

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 世界遺産へ
にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ つくば情報へ
にほんブログ村