隠居生活を始めて2冊目の本が出た。通算で8冊目の本になる。
今回も原稿を朝倉や丸善といった大手の出版社に持ち込んだが、採算が取れないということで丁重に断られた。確かに出版不況の今日、マイナーな専門書では出版社も二の足を踏むであろう。幸い付き合いのある出版社が引き受けてくれ出版の運びとなった。
出版社から送られてきた贈呈本を手にした時が本を出した喜びを一番感じるときである。新しいインクの香りと紙の手触り感に酔う瞬間である。
この本は地球上での位置決定に焦点をあてて、測地学を紹介したものである。GPSが出てきた以降の宇宙測地学についても説明している。
死ぬまでにあと何冊本がだせるかと想いながらの隠居暮らしである。
初刷の匂と届く些々の幸 広本俊枝
新緑の垣根越しに本届く 西風
