今月観た映画の中で印象に残ったものです。 今月はかなり頻繁に映画館通いしました。 なかでは古典的な恋愛映画「マリアンヌ」が胸にしみる映画でした。
「ドクター・ストレンジ」
アメコミの映画化で確かにVFXはすばらしいが、地球の征服を図る悪との対決という図式にはうんざりします。前半の展開だけでまとめたら素晴らしかったのに。
「恋妻家宮本」
子供が独り立ちした中年夫婦の危機を描いています。原作は重松清の小説らしい。思い当たる節が随所に出てきてコメディなのに笑えないところもありました。
「スノーデン」
アメリカの国家安全保障局(NSA)の職員であったスノーデンが、NSAがテロ対策の名のもとに世界中の一般市民のメールや通話、インターネット情報を盗聴しているという内部告発を2013年にして大きなニュースになりました。 彼はアメリカ政府から追われ現在もロシアにかくまわれています。 彼がなぜ告発に踏み切ったのかをドキュメンタリー風に映画化したものです。アメリカ国防総省の巨大な情報戦略の一端が垣間見れます。監督は反体制映画を撮り続けているオリバーストーンです。
「破門 ふたりのヤクビョウガミ」
関西のやくざ映画です。 主役二人の漫才コンビのような展開を面白く観られました。
「奇跡の人」
午前10時の映画祭で久しぶりにじっくり見ました。 「卒業」や「エデンの東」に出ていたアン・バンクロフトを癖のある役者と思ってましたが、このサリバン先生役をやってた時は、まだ若くて素敵な女優だったんだとはじめて気が付きました。
「ブラック・ファイル 野心の代償」
アンソニー・ホプキンスとアル・パチーノという豪華な配役の犯罪サスペンス映画です。久しぶりに渋いアル・パチーノを見ました。イ・ビョンホンが殺し屋役で出演しているせいかこの映画には不釣合いの沢山のおばさん連中が騒ぎながら見ていました。
「未来を花束にして」
20世紀初め、イギリスでの女性参政権運動を描いています。洗濯工場に働く主人公が、ふとしたことから運動にのめり込んでいく中で夫や子供からも別れざるを得なくなる。それでも信念を曲げず運動を続けていく女性たちの姿は見ているのが辛くなるほどでした。信念に生きる女性活動家の物語です。
「アラバマ物語」
午前10時の映画祭で観ました。久しぶりにグレゴリー・ペックを観ました。物語は1930年代にアメリカ南部で少女時代を過ごした女性の回想である黒人冤罪事件が描かれています。 少女の父親はグレゴリー・ペック演じる弁護士で公平を旨とする良きアメリカ人です。 黒人の無実を証明しようとしますが、当時の裁判環境は陪審員全員白人で裁判には敗れます。まだ公民権運動が本格的に始まる前のアメリカ南部の様子が少女の目を通して描かれていて良い映画でした。
「家族の肖像」
ルキノ・ヴィスコンティー監督没後40年と銘打って岩波ホールで上映されていました。 監督の投影でもある孤独な老教授と老教授の暮らす屋敷へ闖入してくる迷惑な人々と図らずも家族のような関係になっていく様が豪華な貴族屋敷のなかで描かれています。 滅びゆく貴族の映画です。貴族の末裔でもあるヴィスコンティーならではの映画です。
「ナイスガイズ」
アメリカの探偵映画です。最近すっかり太ってしまったラッセル・クロウと今売り出し中のライアン・ゴズリングの凸凹コンビが失踪事件を追って行くうちある巨大な陰謀にたどり着く・・・。 1070年代のロサンゼルスを背景にアメリカンジョークいっぱいで楽しめます。
「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」
不倫再婚した女性と元妻の間の奇妙な友情を描いたアメリカのコメディーです。結婚しないで精子だけ男友達から容器でもらうということが普通に行われているらしいアメリカの今が描かれていて興味深いです(映画だけの話で本当かどうかはわかりませんが)。
「マリアンヌ」
戦時下のモロッコでイギリスの諜報員とフランスの対独レジスタンスの女がある任務で出会い愛し合うようになる。 任務を終えた後二人はイギリスに行き結婚するが女性がドイツのスパイであることが分かり、サスペンスな展開になります。映画「カサブランカ」と同じ時代背景の中でマリオン・コティヤールとブラッド・ピット演じる二人の運命に泣かされました。
「ラ・ラ・ランド」
今旬のエマ・ストーン演じる売れない女優と売れないミュージシャンの恋物語です。音楽も良くところどころに詩のような素敵な場面のあるミュージカルでしたが、アカデミー賞に何部門もノミネートされるほどとは思いませんでした。