アルメニアは世界で最初にキリスト教を国教とした国です。
ローマがキリスト教を国教としたのより早く国教化しました。
古いだけに、アルメニアのキリスト教はローマ・カトリックと別れたギリシャ正教の流れとも違っています。
前にエルサレムやイランに行った時、地区に特別にアルメニア教会があり、不思議に思ったことがありましたが独自の歴史があるのでしょう。
またアルメニア人はイスラエルと同じくディアスポラを経験した民族です。
オスマントルコやロシア帝国に翻弄されたのちソ連の支配を1991年の独立まで受けました。
大国の支配を受けている間に世界中に散ったアルメニア人は800万人に上ります。
アルメニアの教会はこのアルメニア人の精神的支柱になっているといわれています。
アルメニアには世界遺産が3つありますが、3つともアルメニアの教会、または修道院です。
今回3つとも見ることができました。ハフパット修道院とゲガルド修道院、エチミアジン大聖堂です。
いずれも切り妻式の屋根に覆われたドームが特徴の美しいアルメニア建築でした。
ハフパット修道院は、グルジアから国境を越えたアルメニア北部の切り立った崖の上に立っていました。
現在は手入れがあまりされていませんが、10世紀に創設された当時の壮麗さが想像されるきれいな形の修道院です。
ゲガルド修道院はアルメニアの首都エレバンから30キロほど東に行った峡谷の奥にありました。
峡谷沿いに洞窟が掘られ修道士が修行していたそうです。
ここはキリストの脇腹をついたロンギヌスの槍の一部がここで発見されたことからゲガルド(槍)の名がつけられたそうです。
エチミアジン聖堂はエレバンの西20キロほどのところにありアルメニア正教の総本山になっているところです。
ここはアルメニア最古の大聖堂です。
堂内の博物館にはゲガルドで発見されたロンギヌスの槍とノアの方船の木片の一部というのが展示されていました。
信仰心のない者にはにわかには信じかねるものですが、アルメニア教徒には真実なのでしょう。






