お仕事でお世話になっている方に
「優秀な息子さんで将来が楽しみですね」と
おっしゃっていただきました
確かに
息子が京大生ということは
誇りに思っています
かれがそれだけ頑張ったということだと思っています
けれど
将来が有望かと言われると
それはわかりません
学力という点でいけば
私が行った４流私立大学よりは
はるか上です
そして
私が出た大学よりは
ずっといろんなものになる可能性は大きいと思います
けれど
その可能性をちゃんとモノにするかどうかは
彼次第です
「実るほど頭をたれる稲穂かな」
彼が
本当に実る人であれば
頭をたれていけるでしょう
今はまだ
青い
稲刈りどころか
田植えをしたばかりの状態
だから
頭をたれるどころか
頭ができてもいない気がします
いかに偏差値の高い大学の大学生といえど
まだ２０歳の若造です
経験値でいけば
たかが２０年です
ちゃんと己の立場をわきまえて
生きていかなければなりません
大学を出ていなくても
立派な方はたくさんいらっしゃいます
どんな人の話にも
耳を傾けるだけの
度量がなくてはいけません
息子は
がんばっています
でも
少し尊大な気がするところがあります
自信をなくす必要はないけれど
尊大であるに足りるほどの人間でもないでしょう
そんなお話をさせていただいて
帰ってきました
こんな話は
人様にするものではなく
自分の息子に聞かせることですね
