暗雲を散らして

気がつけば5月も終わり。

久しぶりの更新です。

やっと、少しずつ緊急事態宣言が解除されてきたので、この間、天気のよい日に散歩をしました。　

まだまだ安心してそれ以外の場所に行ける感じでもないので、相変わらず引きこもりの日々は続きそうですが、

太陽の光を浴びるとやっぱり元気になりますね。

写真の時は外しましたが、もちろん引き続きミッフィマスクを使ってます。🐇

すこし真面目な話。

今月はなんだかいろんなことがありました。

誰もがそうだろうけど、こんなに人に会わない5月も人生で初めてだし、世の中も日々いろんなニュースが飛び交っていて、立ち止まって考えられる今だからこそ、よくも悪くも普段だったらすっと日常に流してしまえることも、受け流せなくなってぐっと濃く考える人が多いのではないかなと思います。

大きく見ればこの時期は、人類が何かを考えなければいけない時なんだろうなという意味を感じるし、息つく暇もなく歩き続けてきた人たちが、立ち止まって蓄積された疲れを癒したり、ゆっくりと本当に自分がやりたいことや、向かいたい方向を見つめてみたりして、リセットやリスタートができる大事な期間なんだろうなとも思います。

わたしもこのステイホーム期間、ライブやレコーディングができない代わりに、あらためてこれからのことを考えたり、自分の心の中を整理してみたりして、この繋がりに支えられていたんだなあと感謝できる人や場所を再確認できたり、逆にずっと持ってなくちゃいけない気がしていたけど、手放してもよいなと思えたこともあったり、どんどんシンプルになれていることは、よいことだなあと思っています。

一方で、先に書いたように立ち止まっているからこそ、いつもなら人に会ったり話したり、仕事に熱中したりしてるうちに散らせる暗雲のようなものがぐっと心に固まりやすい

気もしていて、特にSNSを見ているとそれを発散するように何かがいつも暗いエネルギーで炎上していたり、人の揚げ足を取る人や、蔑む人の数も心なしか多くなっているような気がします。

花ちゃんの件は、テラスハウスをずっと見ていた自分としてはとても悲しい出来事で、やっぱりすごく考えてしまった。

ほんとうに、安らかに眠れますよう。ご冥福をお祈りします。

まとまらないけど、やっぱりなるべく優しく、大きく生きたいなと思う。

たとえネット上とはいえ、読むのはアンドロイドじゃなく同じ人な訳なんだし、普段の生活で面と向かって言えないことを書いたりぶつけたりするのは、どう考えてもつじつまが合わない。そんないびつなバランスを取り続けていたら、その人自身、心にもっと黒いものが溜まってしまうと思う。

人に裏と表があることを悪いことだとは思わないし、むしろ真っ直ぐに走るために表裏は大事なことだと思うけど、人を無闇に傷つけたり、顔が見えない世界だからといって、実際の本人とあまりにも一貫性がないのは、どうしても違う。

あったかく生きようよ、と素直に思います。

その人がそのままで、その人でいることで、安心したり救われる人も必ずいるのだから。

誰かの存在を否定したり、心の内側をこうだろうと決めつけるなんて、なんてみみっちくて寂しいことだろう。

せっかく心があるんだから、決めつけないで想像して、どんどん世界を広げたほうが絶対いいし、その方が楽しい。

もちろんそういうSNSを見ない自由もあるし、自分なりの暗雲の散らし方や、ノイズの消し方を知って、せめて人に暖かいものを渡せるように、心の充電を切らさないことが一番大事。