行くぜ!広島GW旅行の2日目。今日は広島市内。原爆ドームと平和記念資料館が目的。


もともと今回の旅行は、現在、高1の娘が原爆ドームを見たいと言ったことから始まった。こちらでは小学校の修学旅行に原爆ドームと平和記念資料館は決まって行くのだが、彼女が小6の頃、世はコロナ禍真っ盛り。修学旅行そのものが中止になってしまうという事態に見舞われた。やはり一度は見ておくべき場所だと思うので、家族旅行で行くことにしたのだ。息子は2年前に修学旅行で訪れているので2回目になってしまったのだが。


朝10時、広島駅に到着。まずは重い荷物をコインロッカーに預けようとしたのだが肝心のコインロッカーがまったく空いていない。コインロッカーを求めて家族でウロウロロ。駅員に教えられた手荷物預かり所に行ってみる。しかしそこも長蛇の列。でもここ以外に預ける手段はなさそうだ。30分くらい並んでようやく荷物を預けられた。


路面電車に乗って原爆ドーム前へ向かう。




路面電車に乗るのは初めてはないけれど、車が走っている道路のど真ん中を電車が走っているってのはやはり不思議な光景だ。原爆ドーム前に着いた。



小学校以来に見る原爆ドーム。補修や補強はしてあるものの、まるでそこだけ時間が止まったままのようだった。


まず1番最初に平和記念資料館に向かった。



どれだけ悲惨だったのかを知らなければ、この地に立っている意味がないと思ったからだ。館内は僕が子供の頃に来た時より新しくなっていた。順路に沿って見ていく。僕自身、子供の頃に見た印象と、大人になってからでは受け取り方が全然違っていた。今の僕はどうしても親の目線で見てしまう。原爆でたくさん子供が傷ついている写真や資料をまのあたりするのが辛くて胸がつまった。瞬時に亡くなったのならまだしも、全身にガラスが突き刺さったまま、全身に火傷を負ったまま、放射線で体内に異常をきたしながら生き続ける苦しみ。助けてあげたくても誰もどうにもできなかった無力感、恐怖、悲しみ、そして怒り。涙がボロボロ込み上げてくる。周りは誰も泣いていないのにどうしようかと思った。特に最後の方の佐々木禎子さんの展示物は辛かった。子供の頃、映画も観たこともあるので印象がとても深い。外国人もたくさんいた。この人たちがこれらの展示物をどんな気持ちで見ているのかはわからない。日本人では被爆後の焼け野原の白黒写真をバックにピースサインで記念撮影している家族もいた(まぁピースの意味としては合ってるともいえるけど)。ちょっと信じられない光景に見えた。僕はなんだか外でも家族写真を撮る気になれなかった。資料館を出てから平和記念公園の慰霊碑。家族で祈った。



公園を後にして、とっくに昼を過ぎていたから広島焼を食べにいこうということになった。「みっちゃん 総本家」という店が有名なのらしい。



広島のお好み焼きは、薄い生地の上にキャベツをふんだんに盛って焼く。さっぱりしてて美味しい。一緒に頼んだ牡蠣の鉄板焼きも格別。ビールを2杯も飲んでしまった。


酔うた。腹いっぱい。もう思い残すことはありません。後は新幹線の時間まで夕涼みがてら街をブラブラ。どこへでもどうぞ。なになに、ポケモンセンター、タワレコ、紀伊國屋書店、エディオン・・・大阪にもあるみせばっかりやがな! でもここのエディオンにはビックリした。西館東館に分かれててそれぞれ10階くらいある。デカい。後から知ったのだが、ここがエディオン発祥の地なのらしい。これはこれでなかなかの名所かも。


とてもいい家族旅行だった。