アガサ・クリスティの映画てずっと観たかった作品を手に入れた。






『死海殺人事件』


おそらく僕がアガサ・クリスティの作品に触れた最初がこの映画だったと思う。この映画が劇場公開された1988年、たしか当時の新聞にこの映画の広告が出ていたのを覚えている。そこには殺される大富豪の夫人の写真と、その夫人にまつわる10人ほどの登場人物の顔写真とそれぞれの説明。そしてそこにはこんなコピーが。


「この中に真犯人がいる」


それだけでいろんな想像をして楽しめたものだった。


実際にはこの映画を僕は劇場公開では観ずに、レンタルビデオなんかで観た。この間ブログに書いた『ナイル殺人事件』をはじめ、『地中海殺人事件』、『オリエンタル急行殺人事件』、『クリスタル殺人事件』。アガサ・クリスティの作品はどの映画も面白かった。なにより外国の素晴らしいロケーションが魅力的だった。


死海殺人事件は、今観てみるとだいぶ原作から改変されているようだ。えらく話もあっさりしていて見応えという点では少し物足りなさを感じた。俳優は他の映画で見たことある人が多かったが、さすがにスターウォーズのレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーにはびっくりした。お姫様から容疑者まで、すごいよアンタ。