経過をねぎらう。 | ねぎらいの書

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できんかったことをいくら探しても




無意識でいると。油断してると。

ついつい。

「足りないもの」を探したり。

「うまくいかなかったこと」ばかり思い返したりして。


自分のことを。

所属しているチームのことを。

身近な家族やパートナーのことを。

そこそこ過小評価してしまいがち。



もちろん。

「自分はできなかったことをリストアップして、
 どうやったら次できるようになるかを考えるのが
 モチベーションUPにつながってます!」

という人はそれでも構わないのです。


でも。ひとってやっぱり。往々にして。

できなかったことを思うと。

ナーバスになってしまいやすいものだと思うのですね。


結果を重視してもろくなことにはならない


できなかったことをいくら探しても。

できなかったことを見つけて「それならやればいいだろ」って責めてみても。

幸せな気分にはなれません。



別の言い方をすると。

「結果」に意識をフォーカスしてしまうと。

ろくなことにはならない。と言うことなのです。


「できた」「できない」という「結果」に意識をフォーカスすると。

「できた」場合には「もっともっと」となって。

次の成果がさらに大きなものにならないといけなくなるし。


「できない」場合には『自分責め』が始まって。

次のチャンスが来ても。自分責めしてる間にチャンスが次々通り過ぎてしまうもの。



自分自身を認める方法


「結果」ではなく。

「経過」に。意識をフォーカスしてみましょう。


「できた」か「できなかった」かの結果ではなく。

「やろうと思えた」自分の経過を。

まずは認めて欲しいのです。



結果を出せるのって。

ほんの少しです。

そして。その結果ってものは。

いくらでも基準を。高く高く再設定できるものです。


少しできたとしても。

あとからすぐに。

「できたとしても大したことはない」と言って。

自分のできたこと(結果)の合格基準を上げて。

「できなかった」ことにすることなど。

カンタンにできてしまうのですね。


それに対して経過は。

できたできないの結果の前に。

無数に存在するものです。


気付けたこと。思ったこと。着手したこと。トライできたこと。
歯をくいしばったこと。頑張ろうと思えたこと。頑張ったこと。
あきらめなかったこと。くじけそうになったこと。でも踏ん張ったこと。
少しずつ改善を加えたこと。思い切って聞けたこと。調べたこと。
一歩進んだこと。一歩を積み重ねたこと。夢にまで見たこと。
書いてみたこと。夢を語ったこと。失敗してみたこと。


これらすべての「経過」の積み重ねが。

いつか「結果」を生み出すのです。



結果だけをみて。

「それはすごい。よくやった」とか。

「それがどうだというの?大したことないね」とか。

誰かに言われることだけを気にするのではなく。


小さな小さな。でも。ひとつとして欠けてはならない「経過」を。

自分だけは認めて。少しずつでも進むことが。

何より大切なのです。


経過を知っているのは


小さな経過を知っているのは。

あなただけです。


そのあなたが。

経過を無視して。


結果だけを見て。

自分責めしている場合ではありません。


あなたを奮い立たせて。

次の一歩を踏ませることができるのは。

ほかでもない。あなただけ、なのだから。


結果を褒めることだけを考えずに。

経過をねぎらうことに意識を集中させることで。

踏み出せる次の一歩が。数多くなっていくのです。


踏み出せる一歩が多い方が。

成功できる確率が増えるはず。

つまり。経過をねぎらい続けた人は。

どんどん成長していけるのです。




◇ ◇ ◇


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