(ご本人のご了承をいただいて掲載させていただいています)
■「本音を出さない」と言われてしまう
(Yさん 20代男性)
職場で上司から「君は本音で話していない」「なにを考えてるかわからない」と言われています。
自分では自己開示しているつもりなのですが。上記のように言われて困ってしまっています。
どう自分の行動を変えていけばいいですか?
◇ ◇ ◇
こんな質問をいただきました。
ご相談いただいたYさん。ありがとうございます。
上司からこのように言われてしまうと、自分が本音で言っているつもりでも「ひょっとしたらこれも本音と思われていないのではないか?」と疑心暗鬼になって、ますます発言できなくなるもの。
相手にウケの良さそうな答えばかりを探して、自分の発言の真意が自分自身でもわからなくなる…。
こんな経験は避けたいところですよね。
少しでも自分らしい意見が言えるようになるといいですね。
ご質問の中で、少し気になったのはYさんの質問の最後の言葉です。
「どう自分の行動を変えていけばいいですか?」という部分です。
実は。この考え方が。
相手に本音が伝わりにくい考え方になってしまっている、ということを。
まずは一緒に考えていけたら、と思っています。
人が2人以上集まると。
その段階で『対人関係』が発生します。
そこでは。「相手の考えていることを察する」という動きが。
多かれ少なかれ発生するものです。
(考えなしに自分のことだけペラペラ話しているように見える人も。返事がまばらで、表面上何を考えてるのかわからないような人であっても、です)
ただ。この「相手を察する」ことが。
100%できれば楽なのかも知れないですけれど(逆に苦しいかも知れないですが(笑))、たいていは。相手のことを100%理解することは不可能です。
その「理解できない部分」が。
対人関係の楽しみでもあり、興味を持ったり愛情を持って理解しようとするところでもあり。逆に不安や恐怖、怒りの感情を生み出す部分でもあるのです。
ひょっとしたらYさんは、相手の『理解できない部分』を『緊張しながらも何とか察しよう』として。精一杯考えた『相手に受け入れられやすそうな回答』をしようとしてるのではないか、と思うのですがいかがでしょう。
つまり
① 相手から話しかけられる
↓
② 相手の受け入れられやすい回答を探して答える
↓
③「本音を出さない」と言われる
という流れになっているのかな、ということです。
もしそうだとしたら。
相手に本音が伝わりにくい考え方になってしまっている、ということを。
まずは一緒に考えていけたら、と思っています。
人が2人以上集まると。
その段階で『対人関係』が発生します。
そこでは。「相手の考えていることを察する」という動きが。
多かれ少なかれ発生するものです。
(考えなしに自分のことだけペラペラ話しているように見える人も。返事がまばらで、表面上何を考えてるのかわからないような人であっても、です)
ただ。この「相手を察する」ことが。
100%できれば楽なのかも知れないですけれど(逆に苦しいかも知れないですが(笑))、たいていは。相手のことを100%理解することは不可能です。
その「理解できない部分」が。
対人関係の楽しみでもあり、興味を持ったり愛情を持って理解しようとするところでもあり。逆に不安や恐怖、怒りの感情を生み出す部分でもあるのです。
ひょっとしたらYさんは、相手の『理解できない部分』を『緊張しながらも何とか察しよう』として。精一杯考えた『相手に受け入れられやすそうな回答』をしようとしてるのではないか、と思うのですがいかがでしょう。
つまり
① 相手から話しかけられる
↓
② 相手の受け入れられやすい回答を探して答える
↓
③「本音を出さない」と言われる
という流れになっているのかな、ということです。
もしそうだとしたら。
「どう自分の行動を変えていけばいいですか?」
というご質問は、②の
「相手の受け入れられやすい回答を探す」ことを。
「もっと上手にやることはできないか?」
という風に考えてらっしゃるのかな、と感じるのです。
普段のやりとりで。上司がYさんに話しかけておられるのは。
「Y君の考えを聞きたい」と思っておられるのであって。
「私の考えを上手に察して、当ててくれたまえ」と言われているのではない、ということ
を一旦受け止めて欲しいのです。
相手のことを100%察して、期待通りの答えを言うことは、突き詰めて考えれば不可能です。
もちろん、ときには『察して欲しい』ときもあるでしょうし『空気を呼んだ発言』を求められるときもあるでしょう。
ただ、このやりとりに関しては
「Yさんの考えを、そのまま素直に言ってみる」ことが求められている、と理解してみてください。
その際、社会人的に「とってもそれっぽい答え方」というのがあるのでお伝えしますね(^^)
「AとB、あとはCという選択肢もあると思いますが、僕はAがいいんじゃないか、と思います」
という回答です。
前半の
「AとB、あとはCという選択肢もあると思いますが」というのが『察した答え』。
そこに後半の
「僕はAがいいんじゃないか、と思います」という『自分の意見』。
この2つを合わせて言うように心がけてみることをオススメします。
会話も姿勢も名刺交換も笑顔にしたって。
すべて練習しながらうまくなっていくものだ、と思っています。
なのでどうか。あきらめずに続けてみてくださいね♪
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