基準点コード: TR45233570401

基準点名:真加部(まかべ)

所在地:岡山県苫田郡鏡野町真加部字黒山407番1

標高:209.59m

設置日:1957年9月20日

確認日:2024年8月6日

設置個所:鏡野調整池北側 石碑の裏

 

 

遠景。「点の記」ではさらっと書いてありますが、辿り着くのに四苦八苦。

 

三角点への道:

作州街道・瀬戸交差点少し西の十字路を南へ曲がり、1kmほど直進。

左手に調整池への入口があるが、チェーンで塞がれているため徒歩で。

門から先はほぼ薮漕ぎ。かつては道があったらしいが、完全に廃れている。

倒木などが酷くまともに歩けないため自己責任でお願いします。

三角点は平坦になった場所に建立されている記念碑の左斜め後ろ。

 

取り付き口。この有様。道だった痕跡(側溝?)はありましたが...。

 

興亜青年学校跡記念碑。建立年不詳。学校があったとは俄かに信じ難い場所です。

基準点コード: TR45233570301

基準点名:薪森原(たきぎもりばら)

所在地:岡山県苫田郡鏡野町薪森原1048番1地先

標高:128.15m

設置日:1952年9月17日

確認日:2024年6月8日

設置個所:作州街道・新開橋西詰付近 民家の脇

 

 

遠景。民家脇のあぜ道沿い。近くに小さな柿の木が植えられていました。

 

三角点への道:

作州街道が吉井川を渡る地点。新しいローソンがある側。

特に何もない空き地の中に孤立しているため分かりやすい。

基準点コード: TR35233478201

基準点名:城山(じょうやま)

所在地:岡山県苫田郡鏡野町下原字城の西62番2

標高:233.72m

設置日:1892年6月6日

確認日:2024年6月8日

設置個所:目崎城跡付近 山林内

 

 

遠景。三角点は山頂広場からだいぶ離れた所にありました。

 

近くの木に掲げられていた山名看板。

「久米城山」だそうですが、調べてみても出典が明らかでありません。

 

三角点への道:

岡山県道337号線、「下原」の標識が立つあたりから集落内へ入る。

分かりづらいが、グラウンドの近くに「目崎城跡 登山口」の看板がある。

(今回は安全のためここで車を降りた)

林道に近い道だが状態が悪いため徒歩推奨。山頂直下で綺麗な道と出合う。

展望広場に着いたら祠の後ろから山へ。概ね西を目安にして歩く。

山中は倒木や灌木が多く危険を伴う。自己責任でお願いします。

 

まずは竹の葉の絨毯がお出迎え。これはまだ手緩い方。

 

坂がきつくなるにつれ道もガタガタに。これでも地形図では「1車線」です。

 

山頂直下の分岐点。いずこからともなく綺麗な道が来ています。

地形図から推測するに県道340号線と久米工業団地を結んでいるようです。

 

山頂広場。展望台が設けられています。危なそうなので上りませんでした。

 

西方向の眺め。鏡野町中心部(左)と津山市北部(右)の風景。

 

目崎城は築城時期も城主も不明の謎多き城。

かなり巨大な山城だったことだけは確かなようです。

基準点コード: TR45233477401

基準点名:赤岩(あかいわ)

所在地:岡山県苫田郡鏡野町下原字小左ェ門1716番

標高:141.36m

設置日:1954年10月12日

確認日:2024年6月8日

設置個所:津山市・鏡野町境界付近 山林内

 

 

設置個所近辺。「点の記」では墓地でしたが、現在は草ぼうぼうの空き地。

 

三角点への道:

岡山県道337号線の津山市・鏡野町境界の約200メートル北方。

廃工場反対側のY字路付近から鉄塔巡視路が延びている。

(道路と平行に上っていく道は間違い)

山に向かって歩いた先に十字路があるので左に曲がる。

しばらく進むと空き地に行き当たる。三角点は入口右手。

目印が失われているため慎重に探してください。

 

取り付き口。入って早々に中国電力設置の標識が立っています。

 

巡視路と山道の十字路。三角点は左方向。

基準点コード: TR45233477201

基準点名:中北下(なかぎたしも)

所在地:岡山県津山市中北下字行司495番

標高:181.69m

設置日:不明(選点:1965年10月25日)

確認日:2024年6月8日

設置個所:多田集落北方 山林内

 

 

遠景。標石はピークのてっぺんではなく斜面に。

 

三角点への道:

美作千代駅の西側でJR姫新線を渡って中国道をくぐり直進。

水田地帯の十字路を左折し、300メートルほど走ると墓地が見える。

取り付き口は道沿いの墓地正面右手。割合明瞭な小道がある。

途中の分岐は左が正解。あとはひたすら登るのみ。

 

墓地を見上げたところ。登ります。

 

墓地脇の取り付き口。すぐに木が伐採され開けた空間に出ます。

 

分岐点。棘のある低木が立ちはだかっていますが左へ進みます。

 

山頂の大木と祠。詳しいことは分かりませんが、集落の氏神様でしょうか?

 

意外と坂が急で糘山よりも体力を削がれました。

それにしてもこの地域は古い金属標が多いです。何故でしょう?

基準点コード: TR25233475301

基準点名:久米(くめ)

所在地:岡山県津山市久米川南字森谷1111番1

標高:261.48m

設置日:1891年11月19日

確認日:2024年6月8日

設置個所:糘山(すくもやま)山頂

 

 

遠景。広々していますが展望は西方向がわずかに見える程度。

 

地味な山名看板。ヤマザクラの木に括り付けられています。

 

三角点への道:

久米カントリークラブの400メートル北に「遊歩道」の看板が立っている。

ここが登山口。登山道は整備された形跡があるもののやや荒れ気味。

「天下茶屋跡」の案内板が立つ場所の対面が山頂への取り付き。

獣道を少し歩くと山頂に出る。参考タイムは約10分。

あまり気張らなくてもハイキング程度の感覚で登れるかと。

 

登山道入口の看板。発砲注意...イノシシでも現れるんでしょうか。

 

登山道の様子。随所に「遊歩道」の案内があるので迷わないかと。

(帰りにアウトコースしてしまいましたが...)

 

竹林が薙ぎ払われた跡。この先、倒木が待ち受けていました。

 

天下茶屋跡。明治43年(1910年)頃まで峠の茶屋があったそうです。

寂れた山道も三角点設置当時はまだ重要な交通路だった模様。

 

山頂への案内。支柱から落ちて草むらに埋もれていました。

 

山頂の集石遺構。調べたところ糘山一帯に古墳などが分布しているそう。

基準点コード: TR35233465901

基準点名:坪井下(つぼいしも)

所在地:岡山県津山市坪井下字寿城奥547番地59

標高:510.39m

設置日:1892年6月22日

確認日:2024年6月8日

設置個所:幻住寺山山頂

 

 

遠景。測量用のポールが倒れていました。針葉樹林に囲まれ展望なし。

 

三角点への道:

岡山県道341号線の「まきばの森」分岐より400メートル北の丁字路を東へ。

1.8キロくらい走ると道が南に大きくカーブしており、路肩に広い空き地がある。

登山口はこの隅。登山道は車1台分の幅があり、はっきりしていて歩きやすい。

山頂は道から逸れた場所。左手に丘が見えてきた場所で北に向かって進む。

一旦丘を登って下り、また登った場所に三角点が設置されている。

参考タイムは約15分。アップダウンが少なめなので比較的易しい。

 

登山口の様子。広い空き地の片隅から始まっています。

 

登山道を歩く。復路に紛らわしい分岐があるため要注意。

 

登山道から植林の丘を見上げた所。三角点はこれを越えた先。

 

三角点の傍らに落ちていた看板の残骸。「種松山」にあった物と同じです。

 

世にも珍しい「幻」の字を使った地名。

自分が知る限りここ1か所のみ。他にご存じの方がおられましたらご一報ください。

 

山名の由来となった夢中山幻住寺(美咲町)。大同4年(809年)創建。

現在の山号呼称は後醍醐天皇が宿泊された際の逸話に因んでいるそうです。

基準点コード: TR45233464701

基準点名:打木沢(うちきざわ)

所在地:岡山県津山市坪井上字小屋ケ谷1655番14

標高:505.38m

設置日:1975年6月15日

確認日:2024年6月8日

設置個所:ふるさと林道幻住寺線沿い 山林内

 

 

遠景。鬱蒼とした雑木に覆われた小さなピーク。

 

三角点への道:

岡山県道341号線の「まきばの森」分岐交差点を北へ曲がり、

400メートル先の丁字路を右折。さらに400メートルほど直進。

取り付き口の目印はない。平坦な場所から山に分け入る。

あとは稜線を頼りに北西に向かって歩く。樹木が多くやや険しい。

 

取り付き口。よく注意しないと分かりません。

 

稜線に向かう道。獣道とも言い難い状態。GPSを携行しましょう。

 

三角点の所在地は津山市(旧・久米町)ですが、「打木沢」は美咲町の集落名です。

基準点コード: TR35233463801

基準点名:当円畑(とうえんばた)

所在地:岡山県久米郡美咲町北字森上1654-1番地

標高:558.30m

設置日:1988年5月25日移転(旧設置:1892年6月4日)

確認日:2024年6月8日

設置個所:森上山最高地点(?)

 

やけに立派な保護石。標石は移設前の物を使っているようです。

 

遠景。近くにおそらく利用されていないアンテナがあります。

 

三角点への道:

岡山県道341号線より「明日香カントリークラブ(閉鎖)」方面へ。

1キロほど南下し、ロッヂ入口(封鎖)の対面あたりから山に入る。

三角点は道に沿って北に歩いたあたり。小高くなった所にある。

 

明日香カントリー倶楽部の碑。閉鎖してなお撤去されずに残っています。

 

ロッヂ入口。厳重に封鎖されています。

 

取り付き口。だいたいこの側溝に蓋がかかったあたりから山へ。

 

元々は地形図上で「森上山」と書かれたピークに三角点があったようです。

ちなみに山名の読みは「もりあげ」との事。

基準点コード: TR45233465301

基準点名:赤田(あかだ)

所在地:岡山県真庭市中河内字竪畑2113番

標高:165.77m

設置日:1965年11月11日

確認日:2024年6月8日

設置個所:河内小学校北西 農道上(地下埋設)

 

現況調査時は畑地だったようですが、今は...。

 

真新しい道路の一部に。奥の邸宅は無住になって久しい様子。

 

三角点への道:

河内小学校北側から延びる新しく整備された農道の途中。

真っ新な舗装の中に石蓋が埋まっているのですぐ分かるはず。

 

やはり60年の重みか蓋は動かず。うむむ...。