今月の7日に作曲家・筒美京平氏が亡くなられた。
間違いなく日本最高のヒットメーカーだ。
グループサウンズから歌謡曲、J-POP,アニメソングと幅広く作品提供されている。
代表曲、あるいは最大のヒット曲が筒美作品だという歌手が実に多い。
1960年代からごく最近まで作曲活動をされていたが、メディアで名前を見たりテレビで拝見することはほとんど無かった。
性格的な理由もあったが、根本には楽曲に作者の色がついてはいけないという思いがあったそうだ。
筒美作品の曲はサビだけ覚えていたり、メロディーだけなら口ずさめる曲がいっぱいある。
聞いたことがあるレベルだと数え切れないほどになる。
そんな筒美作品の中でネギちゃんが一番印象に残っているのは 「木綿のハンカチーフ」 だ。
人生で唯一、自分で買ったシングル盤であり、唯一の歌謡曲のレコードだ。
1975年12月発売(シングル・カット)
遠距離恋愛の悲哀がテーマのこの曲は、歌詞もメロディーも今でも色あせない秀作だと思う。
松本隆氏の歌詞がとっても切なく、田舎育ちのネギちゃんの心に沁みる。
まぁ歳を取った今だからそう思うのかもしれない。
当時は、歌っていた太田裕美さんの容姿と歌声にどはまりしたんだと思う。
ただし、この曲以外の歌は「失恋魔術師」くらいしか記憶に無いので、「木綿のハンカチーフ」を歌う太田裕美さんに惚れていたんだろう。あまりに昔のことで忘れてしまっている......(悲)
今月のフォーク村の寄合は、筒美京平氏へ敬意と哀悼の意を込めて、筒美作品を発表する。
リスナーさんからのリクエストだけど、ネギちゃんは「さらば恋人」を歌うことになっている。
1971年5月発売 ザ・スパイダース解散後のソロ・デビューシングル
筒美作品の中では、ふつうに口ずさめて1番の歌詞はほぼほぼ覚えている数少ない曲だ。
知っていても歌えない曲が多い中で、どうしてこの曲を覚えているのかは謎だ。
堺正章さんのソロ・デビュー曲で、当時大ヒットしているので、無意識に刷り込まれたかもしれない。
同時期にこの曲以上に大ヒットした 「わたしの城下町」 はあまり覚えていないけど.....。
兄の影響で 「ザ・フォーク・クルセダーズ」 が好きだったので、作詞が北山修氏ということで意識して覚えたのかも知れない。太田裕美さんの時よりもまだ前の話だ.......。
覚えていたとは言え、口ずさむのとギターで弾き語りするのとでは大違いだ。
「さらば恋人」 は比較的平易な曲ではあるが、ギター歴40年超でもギター保有歴が長いだけで初心者レベルの演奏と歌唱で、どこまでマチャアキに迫れるかな.......。