憂鬱色のお姫様 | トロイメライ
※人形が会話しているかのような表現があります


明けましておめでとうございます獅子舞
お正月とは全く関係の無い今年一発目の寸劇です好
よろしければお付き合いくださいませハートぃっぱぃ





1

真雪「一緒に帰るの久しぶりだね音符

真緒莉「あ、ああ…」

真雪「今日のおやつ、なんだろうね?あきらさんの作るおやつ美味しいよねキラキラ

真緒莉「うん…」


真雪「…真緒莉ちゃんどうかしたの?お腹痛いの?」

真緒莉「あ、いや……」







2

真緒莉「あ、のさ…真雪……ちょっと小耳に挟んだんだけど…ドキドキ


真雪「なに?」

真緒莉「ま、真雪が……最近毎日男子と二人で帰ってるって……そ、それで…」


真雪「え?」

真緒莉「えっとその……ももも、もしかして彼氏とかだったりするのかなって…↓

真雪「え??」

真緒莉「ももももしそうなら………い、従兄としてしょ、紹介してくれたっていいんじゃ…吐血ゲフッ







3

真雪「何それ?私そんなの知らないよ?人違いじゃない?」







4

真雪「だって私最近静馬先輩と一緒に帰ってるし」

真緒莉「そ、そっか!あ~やっぱ人違いか~(良かった…)」



静馬「(え!?僕男子だけど!?)」




~fin~








もうちっとだけ続くんじゃよ↓



【その後・生徒会室にて】


5

静馬「(僕…もしかして周りから男と認識されてないのかな…学ラン着てるのに…sss)」







6

八雲「静馬くん、今ちょっといいかな?」


静馬「え?な、何?あせあせ







7

八雲「実は…来月の我が校伝統の女装コンテストの件なんだけど、
全校生徒から取った生徒会役員のゲスト参加のアンケート結果、
予想通り君がぶっち切りの一位なんだ」







8

八雲「だから、生徒の要望を叶えるために、是非静馬くんに生徒会代表として参加を…」

静馬「や、やだ!!!」

八雲「(…だよなぁ)」

静馬「僕が女の子扱いされるの嫌だって知ってるよね!?それに別に僕でなくたって…」









八雲「うーん…確かにそうなんだけど…二位の副会長にも『お姉さんにバカにされるから嫌だ!!!』って全身全霊で断られたしなぁ…」

静馬「僕だって、全身全霊で嫌だよ!!!」

八雲「うーん…」







10

八雲「……でも、静馬くん。よく考えてみてよ。
もし仮に、全校生徒の皆が君の事を女の子扱いをしていたとしたならば、
そもそも君に『女装をして欲しい』なんていう声は上がらないと思うんだ」


静馬「え?」


八雲「君に女装をして欲しいと思うということは、彼らは君のことを完全に男であると理解しているということになる」

静馬「う、うん」

八雲「つまり、君は生徒会役員の中で一番全校生徒から男であると思われている、
いや、ともすれば君が一番男らしいということを、このアンケート結果は示しているんだ」








11

静馬「え?ぼ、僕が…全校生徒から…一番…?男らしい…?キラキラ










静馬「…ってそんなわけないでしょ!?騙されないからね!?」


八雲「(うーん…これが副会長ならこのまま言い包められる自信あったんだけど…流石にそこまで単純じゃないかsao☆)」



このまま佐々木先生が女装コンテストに出場してしまうのか!?
続く!かもしれない








 

ミス北中とミスター北中のツーショット。
この二人は校内で密かに人気があるという設定です(注静馬は男子に)
このまま副会長である昴も人気があるという設定になりそうな流れですが、
昴には別にそういう設定はありませんテヘテヘ





変わらず我が子達と、ぐだぐだまったりくだらない寸劇を自由に繰り広げていこうと思いますので、
今年もどうぞよろしくお願いいたします門松
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