一昨日、どりぃむスイッチのお花見をしました。
1年半前、何も分からないまま、
理想だけ胸に一人で任意団体をスタートしたのが
ずっと昔のことのような気もします。
試行錯誤しながら運営している内に、
毎日の活動の中で支え合いが生まれてくるのを感じました。
後に”ピアサポート”という言葉を知りましたが、
それが自然発生的に生まれていました。
その頃、漠然と考えたのが、
家から出てどりぃむスイッチに来た人が元気になって、
やりたいことも見えてきた人がリーダーになって、
他の人を引っ張っていってくれたら良いなということです。
リーダーは就職したり、
自分の道を見つけて出て行くだろうけど、
また次のリーダーが現れて・・・
その循環・良いスパイラルが出来てくれれば良いな、
そう何となく思っていました。
今、しっかりとそれが形になってきた気がします。
今日のお花見も、
皆から出た意見をリーダーやスタッフがまとめて、
それぞれ役割分担して開催しました。
スタッフ含め総勢20名という人数で、
結構賑やかになったなと思っています。
二次会は、行きたい人でカラオケに行きました。
最近、遊びというものがどれほど大事かを私は感じています。
遊びの中で人は多くのことを学んでいます。
学校では教えてくれないものです。
そして遊びは人が動くための理由になります。
遊びは、人との距離の取り方、
いろいろな場面での振る舞い方を学ぶ良い機会にもなります。
遊びから新しい感覚を手に入れることもできます。
しんどいことをのり超えるためのご褒美にもなります。
創意工夫することや、失敗から学ぶことを体験する機会になります。
遊びは、懐広く、人の成長を支えてくれます。
ですが、遊びが偏っているのが現代社会です。
本来遊びの中で学ぶべきことが学べていないと感じます。
良く思うのが『遊び直し』も必要だということです。
学び直しも大事なんですが、
遊び直しはそれ以上に大切なんじゃないかと思います。
ITスキルアップとか学習支援より、
もっと根本的な部分で大事だと感じています。
人はやはり何らかの形で、
社会というか、人とつながって生きていくんですよね。
その時に振る舞い方が分からなくて
困っている人に多く出会います。
物事の捉え方が分からなくて困っている人もいます。
頑張ろうとしても頑張れない人もいます。
体が動かないって聞くことも結構あります。
遊びはこれらの問題にアプローチする
良い手段だと思います。
保護者の方の相談をお受けすることが最近多いのですが、
1年とか短いスパンで物を考えておられる気がします。
世の中の流れに少しでも合わせようと
軌道修正しようと焦っておられる感じがします。
そうではないと思うのです。
見つかった問題の背景と向き合うことや、
それを遊び直しの中で解消していくことが
先に必要だったりするのです。
遊びと作業を中心においた、
ピアサポートの場・居場所としての形態が
出来つつあるどりぃむスイッチという場所に、
来てくれた人が変わっていかれるのを感じます。
どんどん積極的になり、
自分の意見を言えるようになっていかれます。
笑顔が見られるようになってきます。
一昨日のお花見もそうです。
沢山の体験や思い出を胸に、
しっかりと自分の道を歩んでいけるようになって欲しいです。
