いろいろな方の相談をお受けしてお話を聞いていると、
大抵はその方の状況や心の状態・問題点・解決案・対策などが
ふっと頭に描かれていきます。

けれど、時にどうしても良く掴めない時があります。

その度にヒントを求めて書籍を読んだりセミナーに出掛けたりして
理解を深めていくのですが、
実は最もヒントをくれるのは、
私の周りにいる困った経験をもつ若者たちです。

不登校児の保護者の方とお話をしていた時にも感じたのですが、
お母さんの中には凄い専門家がいます。
情報量もネットワークも半端ないです。
なにせわが子の将来がかかっているのですから必死です。

過去に困った経験をもつ若者たちもそうです。
自分のことですから、
もがき苦しみながらも理解し前に進もうと必死です。

そんな彼らがくれるヒントに、
時にハッとさせられます。

たくさん勉強して、
大抵のことは分かるようになってきたという実感がありますが、
”分かってないな~”とばかりに指摘されることがあります。

そしてそれは実に的を射ていたりするのです。

どりぃむスイッチに来られる方の経緯やタイプはいろいろです。
けれど根底の部分で似ている方もおられます。
表面にどうみえているかではなく、
もっと根っこの部分です。
本質と言っても良いかもしれません。

何か困ったことや、どうにかしたいことがある時、
それに対して明快なヒントをくれるのは、
そこが似ているタイプの方だったりします。

相談にのったり応援しながらも、
自分が揺るがないところまでいってないとシンドイですが、
脱ひきの実践的専門家になり得るのは、
かつて困ったことのある・・・
けれどそこから脱することができた方なのではないかと思います。

どりぃむスイッチに来られた方から時々、
できれば対人援助職に就きたいという声をお聞きします。

人が人を支える社会にしたい。

私の周りの先生(若者)たちに力を貸してもらいながら、
その想いをカタチにするために頑張ります。