『令和』
速報でこの新元号を知った時、直感的に素直に「嬉しい!」
思ったんです。私は無教養な人間なので、万葉集やら漢詩やら、
知りませんが、後から有識者や安倍総理の出演した番組を見て、
私達の持っている日本人のDNAが反応する元号だと感じました。
 
林真理子さんがおっしゃってました。
「天皇陛下がお題を出して、国民が詩を作る。
そんな国がほかにありますか?」と。
ほんとそう。万葉の歌も意味も知らないけども、
細胞レベルで「ただただ美しい」と思いました。
元号を決めるにあたり意見を述べた有識者の皆さんも、
本当に心を込めて考えてるのだなぁというのが、映像から伝わってきました。
 
元号をなくせ論もあるようです。西暦表示だけでいいではないか?
という考え。西暦だけにした方が、いろんな手続きシンプルで、混乱がない、
そのほうが合理的という論者です。私は絶対に元号は必要と考えます。
合理的論者の言う通り、元号などなくても、何も困らないし、
かえって機能的です。それでも元号が大切だというのは、
元号は見えない絆を作るツールなんですね。
今の日本人の30代以上の人は「昭和・平成・令和」と生きるわけですけど、
時代を振り返る時「昭和は電話ボックスがあったよね」
「給食で三角牛乳出てたよね」「平成の初めの携帯電話はデカかったよね」
~などの他愛もない共通認識が、日本人全員にあるんです。
赤の他人であっても、日本人がフィーバーしたこと、
悲しみに暮れたこと、流行や災害や、ありとあらゆることに
国民共通の感情を持てるのは、元号があるからなんですね。
 
令和・・・の波動が美しい。
私は人生の折り返し地点からの大半をこの元号のもとで生きていけることが
嬉しいと素直に思いました。令和は甥っ子姪っ子たちが成人し
結婚するでしょう。母は令和の次の時代は見ないかもしれません。
(でも両陛下よりかなり年下なので次も生きるかも?)
令和に込められた意味通り、日本に生まれたことがただただ嬉しく、
良い時代になるようにと願うのみです。安倍さんが
スマップの世界に一つだけの花を引用していましたが、本当にその通り。
 
令和・・・知識人が資料片手に頭で考えた元号ではなくて、
上から降りてきた元号。私はそんな風に感じました。