ねえねは両方好きだけど、どちらか選べ!と言われたら豚肉です。
ヒンドゥーは牛肉NGだから~というより、こちらの牛肉・・・マズイので
バリ料理の代表、アヤムブトゥトゥとバビグリン。
アヤムブトゥトゥとは鶏肉にさまざまな香辛料で味をつけた蒸し鶏料理。
バビグリンは豚の丸焼き。
この二つの料理、バリ独自のお料理で、
インドネシアの他の地域にはないと思います、おそらく。
バリ料理食べつくしたねえねが、ここが代表的名店ではないか?
と太鼓判を押すお店のご紹介。
まずはアヤムブトゥトゥの名店!ワルン・サトリア
きちんとお掃除が行き届いて安心感があります。
ショーケースにおかずを並べてるのがインドネシアスタイル。
メニューはナシアヤム(鶏肉のナシチャンプル)のみ。
サテは2種類。炭火で焼かれた焼き鳥、香ばしい~。
サテリリッ(ミンチのサテ)は香辛料のいい香りがふわっと広がります。
ゆで卵も味がしみしみ~。
カチャンパンジャン
日本ではささげ豆って名前らしいけど、スーパーで売られてますか?
これで250円です。ここのナシアヤム、本当に美味しいわ~。
サンバルマタ(バリ独自の生サンバル)も絶品。
サトリアという店名ですが、バリの階級からつけてる(はず)。
バリにはカーストがあって(インドのカーストのように差別的な意味はない)
上からブラフマナ、サトリア、ウェシア>この3つが貴族階級。平民がスードラ。
バリ人の9割近くが平民のスードラなので、カーストといっても
単に家柄のようなもので、差別はないんですよ。ちなみにうちもサトリアです。
チャンドラも今まで何回かご紹介しました。値上がりしたけども、美味しいです。
ウブドのイブ●カよりずっと美味しいと思いますねぇ。
あそこはガイドブックで有名になっただけで、
あそこより美味しいバビグリンやはいくらでもあります。
ここのバビグリンはご飯とおかずが別盛りで出てきます。
お肉の量、かなりボリューミー。
豚肉にかかってる香辛料がなんともいえず美味。
サンバル系香辛料は、私はジャワのものより断然バリの方が好きです。
サテは2種類。甘めのタレの炭火焼とサテリリッ。
左はブンタル(バナナの根っことミミガー、ココナツを和えたもの。
右はスープ。手間かけて作ってます。味がきつすぎず、本当に美味しい。
このバビグリン、お値段600円ほど。
ナシアヤムと比べたらお高いんだけど、
最近ちゃんとしたバビグリン屋はどこもこれくらいのお値段します。
チャンドラという店名は、バリの神話に出てくる女神からとってる(はず)。
チャンドラとかキラーナとかいう女神の名前、バリ人の女の子に
多い名前なんだけど、イメージ的にはシンデレラあるいは白雪姫って
感じだと思うんだけど、そんな名前を豚肉飯屋につけるって、
感覚おかしくないですか?鶏飯屋に貴族の名前つけるって
いうのも考えてみればヘンなんだけど。
観光客が行くお店から地元民だけ知る人ぞ知るみたいなお店まで、
ありとあらゆるバリ飯を食べてきたねえねが、
バリ料理の代表としてお勧めしたいのはこの2店です。
ナシアヤムは本当はもっと美味しいところがあるんだけど、
そこはあまりにもディープ過ぎて、日本人には敷居が高いです。
ナシアヤムはサトリア!バビグリンはチャンドラ!
覚えててね。