バリの男は闘鶏が大好き!
インドネシアは一応賭け事は禁止されてるのだけど、
バリの闘鶏は暗黙の了解というか公然とされており、お咎めもありません。
闘鶏はお祭り前後のお寺やバンジャール(村の集会)で行われることが多く、
女人禁制(なのかな?)なので、
私も詳しくは知らないのですが、まぁ男達は大盛り上りです。
男たちが集まってきました。
女・子供もチラッと通るくらいはあるのですが、闘鶏はしません。
男のものと決まってるみたいです。
ゴソゴソゴソゴソ、何やら動いてますよ。
コケコッコー、鶏さんです。
このような籠がそこらかしこに。。。
バリの犬は虫けらのような扱いで、可哀想なことこの上ないのですが、
犬を可愛がらないバリ人でも闘鶏の鶏は我が子以上の可愛がりよう。
自分の賭けた鶏の闘いを見守る男たち。あー、やだやだ。
これ何してると思いますか?
赤い←に注目!
ナイフを鶏の足に結びつけています。これでどちらかの鶏が
命絶えるまで、闘い続けます。かなり残酷です。
私の目の前を血まみれになって息絶えた鶏が運ばれていきました。
どれくらいのお金を賭けるか気になるでしょ?
このオジサンは5万ルピア札を2枚手にしています。
闘鶏の格にも色々あり、相撲でいえば
幕下レベルの掛金が最低10万ルピア(1000円弱)。
大トリの目玉試合には10Juta(10万円弱)が賭けられます。
奥さんは何も言わないんでしょうかね。
うちのダーもこういう賭け事は見境がつかなくなり、カーッとなるタイプです。
以前とある手続きに必要なお金を渡して、全部使われました。
私、何も悪いことしてないのに、負けたら機嫌悪い悪い。
なんで私が八つ当たりされなくてはいけないんですかー?
人だかりができてます。輪の中央で闘い中。
ずっとヒンドゥーの音楽が流れています。あー、やだやだ。
はい!見合って見合って~~!
はっけよい、のこった~~!
死闘が繰り広げられます。どちらか一方が死ぬまで、闘いは続けられます。
負けた鶏にはこのように籠がかぶせられます。
こんな感じでお祭り期間中3日間に亘り闘鶏に興じる熱い男たち。
私は5分くらいしか、この場にいなかったのですが、
鶏の羽がそこら辺に舞ってて、鳥インフルエンザになるんじゃないか?
と恐怖を感じました。死んだ鶏とか、直に触って大丈夫なんでしょうかね?
とにかく理解できません。有り金全部使うってどういう神経ですか~?
中にはお金を賭けずに見るだけの賢い人もいるんだけど、
往々にしてバリの男は闘鶏が大好きです。