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これはお皿です。インドネシア語かバリ語かは不明だけど、
バリ人はインコゥと呼んでいます
ワルン(屋台)で、ナシチャンプルというご飯とおかずの一皿盛りを頼むと、
インコゥに盛られて出てきます。
籐のようなもので編んだお皿に油紙を敷いてあります。
食べ終わったら、油紙を捨てるだけ。エコでしょ?
お皿を洗う手間も省けます。
 
バリのイブイブ達(女性達)は日がな1日、
お喋りをしながらチャナン(お供え)を作っています。
しかし、彼女達の作ってるものはチャナンだけではないのです。
チャナンが一通り作り終わっても、まだ手を動かせています。
イブ達が作ってるのはこれ。
 
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これも食器。チャナンと同じ材料・ジャヌール(若い椰子の葉)
から作られています。
 
表と裏のアップ
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器用でしょう。繋ぎ合わせるのも、ホッチキスは使っておらず、
ジャヌールの芯です。
チクチクと手でとめていきます。これ凄く難しいんですよ。
ジャヌールの芯は私が扱うと、すぐポキッて折れてしまいます。
 
このジャヌールの食器はジャジョ(バリ語でお菓子)を入れる為の
ものです。お客さんが来た時、この入れ物にジャジョを入れて
出します。バリの田舎は、しょっちゅう親戚やらご近所さんが
やってきます。なのでこの葉っぱの食器を、切らさないように、
たくさんストックを作っておくんです。
 
完全使い捨て食器です。衛生的で自然に還る素材でできてるので、
ゴミになりません。バリ人はどこでもポンポンとゴミの
ポイ捨てをします。バリ人は長い間、自然に還る素材のものしか
使ってきてないので、その名残だと思われます。しかし現在は
プラスチック製品がほとんど。それでも習慣でゴミのポイ捨てを
するのでゴミ貯めのようになってるところもあります。
人間は自然に還るものだけを使えれば、それが1番良いんでしょうけど。