![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/09/neene0822/1e/39/j/o0400030014446284891.jpg?caw=800)
これはお皿です。インドネシア語かバリ語かは不明だけど、
バリ人はインコゥと呼んでいます
ワルン(屋台)で、ナシチャンプルというご飯とおかずの一皿盛りを頼むと、
インコゥに盛られて出てきます。
籐のようなもので編んだお皿に油紙を敷いてあります。
食べ終わったら、油紙を捨てるだけ。エコでしょ?
お皿を洗う手間も省けます。
バリのイブイブ達(女性達)は日がな1日、
お喋りをしながらチャナン(お供え)を作っています。
しかし、彼女達の作ってるものはチャナンだけではないのです。
チャナンが一通り作り終わっても、まだ手を動かせています。
イブ達が作ってるのはこれ。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/09/neene0822/74/31/j/o0237031614446284899.jpg?caw=800)
これも食器。チャナンと同じ材料・ジャヌール(若い椰子の葉)
から作られています。
表と裏のアップ
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/09/neene0822/9c/9d/j/o0272020414446284913.jpg?caw=800)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/09/neene0822/6c/36/j/o0272020414446284921.jpg?caw=800)
器用でしょう。繋ぎ合わせるのも、ホッチキスは使っておらず、
ジャヌールの芯です。
チクチクと手でとめていきます。これ凄く難しいんですよ。
ジャヌールの芯は私が扱うと、すぐポキッて折れてしまいます。
このジャヌールの食器はジャジョ(バリ語でお菓子)を入れる為の
ものです。お客さんが来た時、この入れ物にジャジョを入れて
出します。バリの田舎は、しょっちゅう親戚やらご近所さんが
やってきます。なのでこの葉っぱの食器を、切らさないように、
たくさんストックを作っておくんです。
完全使い捨て食器です。衛生的で自然に還る素材でできてるので、
ゴミになりません。バリ人はどこでもポンポンとゴミの
ポイ捨てをします。バリ人は長い間、自然に還る素材のものしか
使ってきてないので、その名残だと思われます。しかし現在は
プラスチック製品がほとんど。それでも習慣でゴミのポイ捨てを
するのでゴミ貯めのようになってるところもあります。
人間は自然に還るものだけを使えれば、それが1番良いんでしょうけど。