バリの家
になくてはならないものジナン。
![家](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/091.gif)
ジナンというのはバリ語です。
インドネシアではバレと呼ばれている・・・言うなれば東屋です。
(ガゼボともいいますね。ガゼボは英語かな?フランス語っぽい感じもしますね。)
新興住宅地の核家族の家
では見ることができませんが、
![家](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/091.gif)
田舎のバリ人家屋にはサンガ(家寺)とともに、必ずあります。
これがジナン
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/09/neene0822/29/75/j/o0400030014446282225.jpg?caw=800)
バリ人の家にはお茶の間とダイニングスペースがありません。
食事は各々が好きなときに好きな場所で食べるというスタイル。
ジナンで食事をする場合もあるし、家族が集まる団欒の場所でもあります。
バリ人はとにかく皆で集まってお喋りするのが大好き。
ジナンで座ってると、次から次へ近所の人・親戚・友達がやってきます。
上の写真のようなアランアラン(茅葺)の屋根が一般的ですが、
場所によっても特徴があります。
続いてのジナン
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/09/neene0822/f1/3d/j/o0320024014446282235.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/09/neene0822/1f/de/j/o0320024014446282248.jpg?caw=800)
下は団欒スペースですが、2階が穀物貯蔵庫になっています。
このスタイルはタバナン県でよく見られるジナン。
タバナンはバリ一の大穀倉地帯です。
米がよく採れる地方らしいジナンです。
タバナンのこのようなジナンはルンブンと呼ばれます。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/09/neene0822/9b/f8/j/o0304022814446282267.jpg?caw=800)
これはちょっとみすぼらしいジナン。このジナンは道端にあり、
誰かの持ち物というわけではありません。近所の人達が
ペチャクチャお喋りしたり、昼間っからチェスをしたりしています。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/09/neene0822/a2/3b/j/o0376028214446282282.jpg?caw=800)
瓦屋根のジナン
私はよくブログで「バリ人は噂好きだ」と皮肉っぽく言ってますが、
このようなジナン文化が根付いてるので、当たり前ですね。
一応、一家の長や位の高い人は吉方向(アグン山の方向)に座ることに
なってますが、家族のジナンはそこまで厳密ではないです。
しかしバンジャール(村の集会所)のジナンでは必ず、長老や僧侶は
吉方位に座ります。ジナンの上を歩くことはご法度。
中央に座るというのもいけません。バリ人の家屋は、
台所やトイレよりも、ジナンが大事(本当は長男の方が大事だけど)
ジナンはバリ人の団欒の場です。