眠るときは、音楽を聴きながらが多いです(それでなければ、読んだ本の感想を頭の中でまとめながらが多い)。
聴く曲はYouTube Musicのリストにしているので、いつもだいたい同じです。
そのうちの一曲は、J.S.バッハのコラール前奏曲『イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ』BWV639です。
をアンドレイ・タルコフスキー監督が映画化した際に使われていて知りました。
もとはオルガンのために書かれた曲ですが、私はピアノによるもののほうが好きで、なかでもこの動画のソコロフの演奏が一番好きです。
静かで、三声のうちの内声の旋律が大変美しい曲です。
一定のテンポで静かに進む音楽の様子に、秩序と、バッハの神に対する信頼を感じる気がします。
何も信仰を持たない私までがそんなふうに感じることに、音楽の力と不思議さを思います。
もとになっているコラールの歌詞の意味など踏まえると、もっと別の受け取り方になるのかもしれませんが・・・。
自分でこんなふうにこの曲を弾くことができたらどんなにか慰められるだろうと思います。
バッハが好きになったのは高校生の時でした。その時からすれば、今は音楽の好みも随分変わってしまったのですが、バッハだけは変わらずに今もとても好きです。
