夏前に娘がつかまえてきて飼っていたカマキリが、先日死んでしまいました。
娘が、といっても、私もほぼ共同で世話していたうえ、秋以降はエサを見つけるのが難しくなったためにもっぱら私がエサ担当だったので、半分は私が飼っていたようなものです。
カマキリはどんなに長生きしても12月がほぼ限界なので、寿命ではありました。
娘は昆虫や小動物が好きでよく捕まえてきて飼うといいます。
私自身は特に好きというわけではなかったのですが、娘に付き合って捕まえたり飼ったりしてみると、小さな動物にも個性や表情があり、好きな人がいるのもわかる気がしました(積極的に飼おうとは思いませんが)。
カマキリは春先に生まれ、晩秋には死んでしまいます。
寿命は人間の100分の1くらいでしょうか。
そんなに短い生をいきるというのはどんな気持ちだろうと考えます。
でも思えば、もし寿命が1万年ある生き物がいたとしたら、人間だってそう見えるのでしょう。
人間がやりがいとか自己実現とか思っていることさえ、もっと長い命をもった生命からしたら、大したことのない誤差みたいなものかもしれません。