最近とても悩むことがあって、それは「やりたいことがない」ことです。
仕事に追われているとわからないのですが、休日に静かに座ったりしていると、何も、やりたいことがない。
やるべき雑用や、前からやろうと思っていたことはたくさんあるのに、やろうという気がおきない。
本も読まず、音楽も聴きません。
特にクラシック音楽はあれほど愛好していたのに、全く聴きたいと思わなくなってしまいました。
平日よりも、休日にその傾向が強くなります。
疲れているのだと思って静かに何もしないでいると、あらゆる意欲がいっそう減退して、本当にうつ状態に近くなってしまいます。
悩んでいたら、こんな記事を読みました。
その中で、ああ本当にそうだなあと思った箇所があります。
「休日何もできない」人は、うつの入口にいる
https://toyokeizai.net/articles/-/228981
「うつ状態というのは、悪い意味で退屈しません。何もできていないのに、時間が矢のように過ぎ去っていきます。」
「退屈」というのはエネルギーが余っている状態です。うつ状態の人にはまず生じない状態と言えるでしょう。これが思い出せないなら、あなたには休息が必要です。」
私はもう長いこと「退屈」を感じたことがないなあと。
何もすることがないと、やりたいことがないことで自分を責める一方で、「何もすることがない」こと自体がすごい喜びに感じます。
ただそういうことは多くはなく、たいていは、やりことがあるのにそれをできないことで焦りながら、時間だけが過ぎてしまいます。
もともと私には、どちらかといえばうつ状態になりやすい傾向はありました。
それでも30代までは、何度も大きな進路変更をしたり、弁護士になったあとも毎日の激務をこなす熱量があったのに、今は、ただ大きなトラブルがないことでなんとか生活の形を保っているだけに思えます。
もし今、家族が病気になったり、地震になったりといった大きなトラブルが発生したときは、自分では到底乗り切ることができない気がします。