民裁起案の勉強 | 今日も花曇り

今日も花曇り

読んだ本や考えたこと、仕事について。

指導裁判官の「導入起案では民裁はしっかり準備しておいたほうがいいよ~」という実感のこもったアドバイスに従い、日程的には刑裁→民裁なのですが、今日は民裁の勉強をしています。事実認定が大きなウェイトを占める刑裁に比べ、民裁はやはり要件事実の整理が重要なので、ある程度の知識があないと現場思考だけではどうにもできない部分があるからです。

民裁起案てどんな問題が出るのかまだよく分らないのですが、事前課題が要件事実の整理だったこともあり、結局類型別の復習をしています。
手続が出るとまずいなあ・・・しょぼん

司法試験とは異なり、起案に使用する六法は判例付でもOKなのは少し意外でしたが、実務家は常に条文と判例を参照しながら仕事をするのですから、当たり前といえばそういう気もします。

ところで、昨日裁判官の執務室で記録を読んでいて、ある事件で適用すべき会社法の条文が修習生の間で議論になりました。私がポロっと「もし司法試験でこういう問題が出たら、思い浮かべるのは〇条かなあ」と言ったら、それを耳にした指導裁判官に「そういう発想はもう卒業だろうが~」と大笑いされてしまいました。

恥ずかしくて思わず「スミマセン・・・」と言ったら、「謝られるとイジれなくなっちゃうでしょ笑」とのこと。とっても明るくて、修習生をリラックスさせようと気をつかって下さる素敵な裁判官です。

では引き続きがんばります!