マツダ デミオの傷ヘコミの修理です。
ガッツリと凹んでしまっている訳ではないのですが、傷に伴いうっすらと凹んでしまっています。
ホイールアーチ部分はリヤバンパーの取付け部分まで傷が入ってしまっていますが、変形まではいかなかった様です。
リヤバンパーまで少し傷が入ってしまっていますが、お客様と相談してリヤバンパーはコンパウンドで磨いて塗装まではしない事で費用を抑えます。
ついでの様でついでとはいきませんが、フロントドアには別の時期に付いてしまった傷がありましたので今回一緒に修理をします。
ここの分は別料金(追加料金)をお支払い頂いての修理です。
ここを修理するのとしないとでは修理工程が全く違ってきますので、同じ料金で「ついで」とはいかない訳です。
ヘコミのある部分を板金。
少しドアとの隙間がズレていましたが、板金修理で合わせました。
ポリパテで歪みを修正。
下地のサフェーサーです。
この時点ではグレーのサフを使っています。
一度サフェーサーを研ぎ出してから、その後染まりが早まる様にピンク色のサフェーサーを使用。
最初からカラーサフにしようか?迷ったんですが、研いでる時に鋼板が露出してしまったらどの道もう一度塗装しないといけないので・・・。
ボディーカラーはカラークリヤー使用の「41V」なのでここから緊張感が高まります。
まずはカラーベースのメタリックを塗装。
フロントドアの傷があったのでどう塗装していこうか迷ったのですが、ミストでガサガサにならない様にと考えると1回目のカラーベースはこうなりました。
いつもここの状態からボカシ出来るのか?と不安になりますけど、なんとか塗装完了。
途中の写真を撮っている気持ちに余裕がありませんので、途中の画像はございません。
カラークリヤーを塗装する前くらいは撮っておけば良かったかな?とも思いますが、余裕が出来る程まだ慣れていませんので。
塗装が終わるとホッとする瞬間です。
あとは気を抜かないようにして、部品の組付けと磨き作業。
そして修理完了です。
当店をご利用して頂きましてありがとうございました。
余談ですが、先日この「41V」のようにマツダの特殊な塗装方法の講習会がありましたので行ってきました。
講習会では41Vの次に出てきた「46V」と、金属調に塗装された「46G」の塗装方法について学んできましたよ。
でも、私の使っている塗料メーカーではないんですよね・・・。
各塗料メーカーで塗装の方法は若干の違いはあると思いますが、たとえ他のメーカーの事でも知らないよりは知っておいた方が為になるかなっと思って。
46Vがこちら。41Vと比べて赤色が濃い感じです。
カラーベースをボカシたところ。
ボカシはニゴシを使わずに行うみたいです。
たしか当店で使用のRMもマニュアルを見るとニゴシを使う様には書かれていませんでした。
「46G」の方は写真撮ってなかったです。
塗装の方法聞いてたら写真撮るの忘れてた。
こちらも先に塗装の方法を知っておかないと絶対に上手くいきそうにもない色ですね。
困ったな~。補修が難しいボディーカラーが沢山出てきて。
41Vは廃止されたみたいで、現行ではカラークリヤー使用の赤は46Vだけになっているようですね。
41Vよりは濃い色になっているので隣接パネルとの色ズレがわかり難いとの事でボカシ塗装もやり易い?かもしれませんが、
私はまだ実際に経験が無いので何とも言えないかな。
この手の色は申し訳無いですが、他の色に比べて安くは出来ないとだけ言っておきます。
まだカラークリヤー使用の塗装をやった事がない板金工場さんもあると思いますが、経験してみたら私の言っている事がわかると思います。
まあ、でもね。
出来る人がいるのなら、自分が出来ないのは悔しいじゃないですか。
挑戦あるのみ!