ＢＭＷ Ｘ１のリヤバンパー修理のご依頼でした。
アウディに続いてＢＭＷが入庫ということで、輸入車を同時にお預かりするのは当店では珍しいことです。(;^_^A
普段は国産車が中心で、地域としてはやっぱり保有台数の多い軽自動車が多いですから。
とは言っても、使用塗料も外資（海外メーカー）の塗料を使うようになりましたし、輸入車の修理にもお応えしていきたいと思ってます。
当店の使用している塗料はフォルクスワーゲン・アウディ・ＢＭＷなど 多くの欧州車メーカーの指定塗料になっています 。
そして、国産車の生産ラインへ塗料を供給している唯一の海外メーカーでもあることからこの塗料を選んで使用している訳なのです。
ただ、一部の国産車や輸入車で使用されているアルミパネルの板金修理についてはまだお応えすることが出来ません。
出来ない事も御座いますので先にお伝えしておきます。
修理の割合を考えるとアルミに対応するには設備投資が掛かり過ぎて先行投資する事が出来ません。
様子を見ながら検討していきます。
それでは修理作業の様子です。
修理箇所はこちらになります。
リヤバンパーを外したところ。
付属品も外して傷の部分を削ります。
深い傷やわずかな歪みをパテで修正。
バンパーの中央部付近にも傷がありましたので、そこも一緒に直します。
下地のサフェーサーを塗装し、研ぎ出して塗装準備。
そしてボディーカラーの塗装です。
後は外した部品を元に戻していき組付け作業なのですが、部品待ちの為予定より少し預かり期間が延びてしまいました。
バンパーはボルトやプラスチックのクリップなどで固定されているのが一般的なのですが、バンパーを取外す為に外したクリップが再使用出来ない物でしたのでその為にお時間を頂く事になってしまいました。(＞_＜)
クリップというよりはリベットなのですが、これです。
留まっているのを裏から見るとこんな感じ。
１度外すと使えません。（Ｔ＿Ｔ）
新品のリベットがこれです。
これを留めるためには新たに工具も必要で、工具も買いました。
これを使って外した箇所を留めていきます。
流行のＳＵＶ系のお車はホイールアーチの部分にモールが付いていますが、バンパーを取外すにはこのアーチ部分のモールを浮かせる又は取外さなければバンパーが外れない造りになっていますので、その為にリベットも取替えなければならなかったのです。
(ﾟ＿ﾟi)
なぜ再使用出来なくなるリベットなの？と思ってしまいますが、そこは仕方ないですね。
留めるとこうなります。
せっかく工具も購入しましたので、このままお蔵入りとならないように輸入車の修理依頼がありますように願っております。(^O^)/
このリベットの取付けの為にお待たせしてしまいましたが、修理完了です。
当店のご利用ありがとうございました。m(_ _ )m
こちらのお車にも勉強させてもらいました。
誰しも経験の無い事はありますので、情報って大事ですよね。
先に知っていればこの部品は確実に取替が必要ですって言えたのに・・・。
ブログやＳＮＳを活用されている同業者さんにはぜひ「この車はこうなってますよ。」的な情報を発信していってもらいたいですものです。
お互いに教えられない、教えたくない事もあるかもしれませんが、
「他人の情報はオレもの。オレ情報はオレもの。」では無くて、共有できれば良いのになって私は考えています。
私がすでに発信されている情報に辿り着けていないだけかもしれませんけど・・・。(＞_＜)
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